インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
3話書き上げてからにしようと思いましたが、あまりにもお気に入りが早かったので上げます。
前回の三つの出来事!
一つ、オーズ大好きな青年“火乃 栄司”は、コアメダル追いかけて飛び降り、死す。
二つ、その彼は、転生神であう!
そして三つ。彼は今、上空から落下していた。
俺、火乃栄司は今!空中を落下して居ます!
「お、落ちるぅぅ!」
そんな中、上から何かこちらに来るのが見え、必死に手を伸ばす。それを掴むと、ゆっくりと落下して行く。地面に足を付き、落ち着いてからその正体を確認する。すると、どうだろうか。
「………アンク。」
「初めまして…だなぁ、栄司。」
「でも、何で。」
「それについては……アレをどうにかしてから説明する。」
アンクが指差す方を見ると、何やらうさ耳を付けた人が出てきた。なんか、後ろに連れて。
「栄司、とりあえず封印を解け!」
「え?あ、あぁ!」
平成お馴染みの、どこからともなくベルトを取り出すを成功させる。が、まだベルトは石のままだ。それを腰に押し当て封印を解く。
「……フッ。メダルを三枚ここに嵌めろ。力が手に入る。」
と、出してきたのは【タカ】【トラ】【バッタ】の三枚。
「あぁ。いろんな国見てきたけど、楽して助かる命が無いのは、どこもいっしょだなぁ!」
オーズ第1話の映司初変身でのセリフを叫び、オーメダルをオーズドライバーにセットする。バックルを傾け、スキャナーを掴む。そして、メダルをスキャンする。飽きるまでやり続けたこの動きは、メダルを入れるのを滞らせる事が無かった。
「変身。」
オーズに変身できる喜びを噛み締めつつ、穏やかにそれを発した。
『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』
「はぁ!」
オーズの構えを取る。変身したことに驚いたのか、機械のうさ耳こと、大天災篠ノ之束が驚いているのが、タカアイのおかげでわかる。
向こうもこちらを敵性と判断したのか、背後にいるISで攻撃を開始した。
それらを体捌きだけで避け切り、トラクローを展開して、ISを引っ掻くがあまり効果が無い。
「マジか!……アンク、ゴリラ!」
無言で【ゴリラ】のメダルを投げる。それを、【トラ】と入れ変え、スキャナーで再度スキャンする。
『タカ!ゴリラ!バッタ!』
タゴリバとなり、バッタの跳躍力で高く飛び、上からゴリラのパワーで殴る。が、決定打にはならず、下にクレーターを作った。そして、今まで手加減をして居たと言わんばかりに、空へ飛んだ。
「アンク、ガタキリバ!」
「待て!コンボは、ヤバイ!」
「わかってる!でも、ここ乗り切らないとアイスも食べれない!」
「チィ!どうなっても知らないぞ!」
緑のメダルが2枚、栄司向けて投げられる。それをキャッチし、【タカ】と【ゴリラ】を抜き取り、ドライバーに入れる。スキャナーでスキャンする。
「これでガタガタ!ガタキリバ!」
『クワガタ!カマキリ!バッタ!ガータガタガタキリバ!ガタキリバ!』
左手をカマキリのカマのような形にする。
これは、栄司がとあるサイトで読んだ話だ。なんでも、変身する際、フォームに合わせて手の形を変えていたらしい。
ガタキリバに変身し、50体分身を試みる。上手くいったところで、全員が同じタイミングでスキャナーを手にし、ドライバーを再スキャンする。
『『『『『『スキャニングチャージ!』』』』』』
上空にいるIS目掛けて、大量のガタキリバが突き刺さる。これぞ、金食い虫の数の暴力だ。
戦闘していたISは、大破した。そして…
火乃栄司は、気を失った。
そんなわけで、2話でした。
次話は本当に未定です。書きあがり次第あげます。
まぁ、明日あげちゃうかもですがね。