インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto

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まだ完全には出てこない!

カウント・ザ・メダルズ!現在オーズの使えるメダルは…
【タカ】【クジャク】【コンドル】
【クワガタ】【カマキリ】【バッタ】
【ライオン×2】【トラ×2】【チーター×2】
【サイ】【ゴリラ】【ゾウ】
【シャチ】【ウナギ】【タコ】
【プテラ】【トリケラ×2】【ティラノ×2】



第20話 名前と熱と影と。

前回の3つの出来事。

1つ、IS学園に襲来したグリード『カザリ』と戦闘。

2つ、カザリのコアメダルを奪う事に成功。カザリを撤退させる。

そして3つ、学園側にグリードとヤミーの情報を提供した。

 

 

 

ヤミーに取り憑かれて居た凰と話をするべく、屋上に来て居た。凰は屋上の柵に寄りかかり景色を眺めて居る。

「……ねぇ、凰さんじゃなくて、鈴って呼んでよ。」

栄司が屋上に来て、凰鈴音の第一声がそれだった。

「わかった。じゃあ鈴ちゃん、君の欲望は、“織斑一夏て自分のものにする”だよね?」

「うん。そうだよ……いや、そうだったの方が正しいか。」

その欲望は過去形になっていた。

「アタシ、こっちに来て、学校でいじめられて、アイツが助けてくれて、それで好きになった。でも、それって吊り橋効果みたいな感じだったのかな?って、今回の事で思ったんだ。」

こちらを振り向き少し寂しそうな顔を浮かべた鈴に対して、何と声をかけるべきか悩んだ。

「アタシね、アイツに言ったの。アタシが料理上手くなったら、毎日酢豚食べてくれる?って。そしたら、アイツタダ飯食わしてくれるって勘違いしてた。その後にヤミー?に巻き込まれてさ。なんか冷めちゃったんだ。」

そう言って、(ISの拡張領域に隠していたのだろうか?)酢豚を差し出した。

「あの時、アタシが欲望に飲まれた時、真っ先に手を差し出してくれた。アタシの英雄さん。アタシと付き合ってください。」

「ごめん。」

「……だよね。」

「ちょっと呼んでみないと。」

「え?」

そう言ってタカカンドロイドとバッタカンドロイド×2を取り出しどこかに飛ばした。

 

10分後。

屋上に来たのは、楯無、簪、本音の3人。

「やっぱり忙しいみたいですか?」

「そうなのよねぇ〜。」

「忙しいのは、完全にお姉ちゃんのせい。」

「うぐっ!」

「俺も入りましょうか?生徒会。」

「……うん。おねがぁ〜い。」

「えっと、栄司。この人たちは?」

「俺の彼女達です。」

「え?3人も?」

「いや、5人。」

「フムフム、エイエイと付き合いたいと〜。」

「う、うん。」

「歓迎するわ。ようこそ、こっち側へ。」

「なんか怪しい軍団みたいに言わないでください。」

「えへへ、ついね。」

「ねぇ、5人いるって聞いたけど残りの2人は?」

「1人は仕事中、もう1人は海外。でも、もうすぐ会えるよ。」

「ねぇ、これはアタシもOKってこと?」

「そうだね。」

「なら、末永くよろしく頼むわ、栄司!」

こうして、栄司の彼女が6人に増えた。

 

 

学園付近の空港。

「もうすぐ会えるよ、栄司。えへへ、早く会いたいなぁ。」


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