インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
前回の3つの出来事。
1つ、元代表候補生である山田先生との模擬戦が始まる。
2つ、自社製の解説をさせられるシャルロット。
そして3つ、栄司は苦戦の末、頭部コアを使ったギガスキャンで辛くも勝利を収めた。
「期待通りの戦いだ。これでわかっただろ?火乃も強いが、山田先生も強いと。これからは、尊敬の念を忘れずに、教師に接するように!いいな!」
「「「「はい!」」」」
「うむ。火乃、山田先生。お疲れ様。」
「いえ、こっちとしてもいい戦いができました。まさか、プロミネンスドロップを避けられるなんて。」
「火乃くんこそ。」
「今度は山田先生も専用機を使ってもらいましょうかね。」
「え?それだけは、勘弁してください。」
「ふふ、冗談だ。さぁ、専用機持ちは訓練機を用意し、準備を開始。準備完了したところから、ISでの訓練を開始しろ!」
織斑先生の号令1つでこうまで動くとは。もう、世界纏められるんじゃね?とか思ったりした栄司だった。
他の専用機持ちが、クラスメイトと授業に励んでいるが、栄司は少々ISとは異なるので鈴と一緒にいる。
確かにシャルとは久しぶりに会うが、鈴とはこういう関係になったばっかりだ。ISにのるクラスメイトを見ながら、しっかりとコミニュケーションを取っていこうとしていた。
「ねぇ、鈴ちゃんはいつからISに乗ってるの?」
「うーん。帰国後から勉強しまくって、今この現状ね。」
「やっぱり凄いね、鈴ちゃんは。」
「そ、そう……かな///」
普段の強気な鈴から、乙女な感じに変わる。
「俺なんかとは、大違いだ。」
「え?なんで?栄司はあんなに強いのに。」
「これは借り物に過ぎないんだ。俺の憧れを、夢を、希望を、そして欲望を。あの力は私利私欲に使っちゃいけないんだ。誰かのために。俺のこの手の届く範囲にいる誰かの命が脅かされた時、人々の自由が脅かされた時に使う。そんな力なんだ。だから、その力を使う彼らはこう呼ばれた。『仮面ライダー』ってね。」
「なら、栄司も仮面ライダーじゃない。」
「え?」
「だって、私たちを助けれくれたじゃない。」
「そうかな。」
その言葉に救われた。俺はあの人を汚していないか。あの人の理想を、夢を、欲望を、守れているのか。そう考える栄司は、その言葉を胸にしまい、これからも戦い続けると決めた。
授業も全て終わり、栄司と楯無の部屋……ではなく、生徒会室。
「なるほど、ここまで酷いとは。」
「えぇ、普段お嬢様がサボるせいで。私1人の力ではとても処理しきれない量で。」
「わかりました。
「すみません、栄司さん。」
「いいんですよ、彼女ですから。」
大量の書類と4人目の彼女の前に、栄司は壁(その書類の束)にぶつかっていく。