インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
前回の3つの出来事。
1つ、誘拐されたシャルロット・デュノアを追った場所ではコックローチヤミーが増殖。
2つ、アンクの連絡により篠ノ之束が現地に到着する。
そして3つ、束よってもたらされたバースドライバーで、更識 簪はプロトバースに変身する。
バックルのガシャ玉が開く。そこからカプセルが肩など目掛けて放出されプロトバースへと変身する。
「これ!バースバスター!」
篠ノ之束がバースバスターをぶん投げる。それを受け取り、コックローチヤミーに向けてセルメダルのエネルギーを打ち出す。
「これなら……さぁ、お仕事開始!」
そう決めている後ろで、束はミルク缶を出す。
「はい、バースにはサポートが居ないとね。んー、そこのボンの子。」
「ほえ〜?わたし〜?」
「うんそうそう。はいこれ、予備のメダルポットとバースバスター(二丁目)。」
「わぁ〜、メダルがたくさ〜ん。」
そうやってる間にも簪はコックローチヤミー相手に奮闘していた。が、
「え?弾切れ?不味い、きゃっ!」
大量のコックローチに囲まれるプロトバース。そこにガタキリバが駆けつける。
「無理しないで。デュノアさん助けたら離脱して。」
「う、うん。」
「と、言ってもそろそろ俺も限界かな。アンク!ブラカワニ!」
メダルを要求され、炎でコックローチを燃やし、【コブラ】【カメ】【ワニ】の3枚を投げる。
『コブラ!カメ!ワニ!ブラカ〜ワニ!』
大幅に減少した体力をブラカワニの固有能力で生成される『ソーマ・ヴェノム』で回復する。
「やっぱり多いな。簪ちゃん、俺が道を開くから、ライドベンダー乗ってデュノアさんを救出。すぐに撤退、いいね?」
「は、はい。」
『スキャニングチャージ!』
スライディングで敵を一掃しつつ、道を切り開く。
そうして開いた道をライドベンダーに乗ったプロトバースが駆け抜け、デュノア氏を回収、撤退した。
人質であるデュノアさんを救出し、全員撤退したのを確認すると、アンクに視線で意思を伝え、メダルを三枚受け取りコンボを変える。
『ライオン!トラ!チーター!ラタ・ラタ・ラトラァータァー!』
ラトラーターへと姿を変える。そして、ライドベンダーにトラカンドロイドを合体、トライドベンダーへと変化させ、ラトラーターで制御する。余剰エネルギーをトライドベンダーで抑えることができる。更に手を地面に突っ込み再びメダガブリューを生成する。
「さぁ、ここから第2ラウンドといこうか!」
「セルメダル、稼がせてもらうぞ!」
第2ラウンド開始!