インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto

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第28話 サポーターと撤退と第2と。

前回の3つの出来事。

1つ、誘拐されたシャルロット・デュノアを追った場所ではコックローチヤミーが増殖。

2つ、アンクの連絡により篠ノ之束が現地に到着する。

そして3つ、束よってもたらされたバースドライバーで、更識 簪はプロトバースに変身する。

 

 

 

 

バックルのガシャ玉が開く。そこからカプセルが肩など目掛けて放出されプロトバースへと変身する。

「これ!バースバスター!」

篠ノ之束がバースバスターをぶん投げる。それを受け取り、コックローチヤミーに向けてセルメダルのエネルギーを打ち出す。

「これなら……さぁ、お仕事開始!」

そう決めている後ろで、束はミルク缶を出す。

「はい、バースにはサポートが居ないとね。んー、そこのボンの子。」

「ほえ〜?わたし〜?」

「うんそうそう。はいこれ、予備のメダルポットとバースバスター(二丁目)。」

「わぁ〜、メダルがたくさ〜ん。」

そうやってる間にも簪はコックローチヤミー相手に奮闘していた。が、

「え?弾切れ?不味い、きゃっ!」

大量のコックローチに囲まれるプロトバース。そこにガタキリバが駆けつける。

「無理しないで。デュノアさん助けたら離脱して。」

「う、うん。」

「と、言ってもそろそろ俺も限界かな。アンク!ブラカワニ!」

メダルを要求され、炎でコックローチを燃やし、【コブラ】【カメ】【ワニ】の3枚を投げる。

『コブラ!カメ!ワニ!ブラカ〜ワニ!』

大幅に減少した体力をブラカワニの固有能力で生成される『ソーマ・ヴェノム』で回復する。

「やっぱり多いな。簪ちゃん、俺が道を開くから、ライドベンダー乗ってデュノアさんを救出。すぐに撤退、いいね?」

「は、はい。」

『スキャニングチャージ!』

スライディングで敵を一掃しつつ、道を切り開く。

そうして開いた道をライドベンダーに乗ったプロトバースが駆け抜け、デュノア氏を回収、撤退した。

 

 

 

人質であるデュノアさんを救出し、全員撤退したのを確認すると、アンクに視線で意思を伝え、メダルを三枚受け取りコンボを変える。

『ライオン!トラ!チーター!ラタ・ラタ・ラトラァータァー!』

ラトラーターへと姿を変える。そして、ライドベンダーにトラカンドロイドを合体、トライドベンダーへと変化させ、ラトラーターで制御する。余剰エネルギーをトライドベンダーで抑えることができる。更に手を地面に突っ込み再びメダガブリューを生成する。

「さぁ、ここから第2ラウンドといこうか!」

「セルメダル、稼がせてもらうぞ!」

第2ラウンド開始!


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