インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto

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第30話 自己紹改と特訓と乱入と。

前回の3つの出来事。

1つ、ラトラーターとトライドベンダーでコックローチヤミーと戦う。

2つ、タカ・イマジン・ショッカーのメダルでタマシーコンボに変身。タマシーボンバーでコックローチヤミーを完全に倒す。

そして3つ、正式に生徒会役員になる事を虚に告げた。

 

 

 

 

仕事を終え、虚を連れ部屋へと戻る。

もちろん、楯無の他に簪、本音、シャル、鈴も揃っている。

「全員揃ったところで……改めて自己紹介しましょうね。じゃ、まず私から……この学園の生徒会長にして、ロシア国家代表の更識楯無よ。よろしくね。」

「じゃあ、次私。更識簪、そこの生徒会長の妹。ついでにバース装着者……よろしく。」

「じゃあじゃあ次わたし〜。私は布仏本音!のほほんさんとか呼んでいいからねぇ〜。」

「では、次は私が。布仏 虚です。本音の姉です。生徒会に所属してます。あ、あと3年生ですので。」

「では、次は僕が。シャルロット・デュノアです。フランスから来ました。えっと、以上です?」

「じゃあ次はアタシね。凰鈴音、中国代表候補生よ。中華料理、酢豚が得意料理よ。よろしくね。」

「アンクだ。好きなものはアイス。嫌いなことは面倒なことだ。」

「最後は俺だな。俺は火乃栄司。まぁ、うん。よろしく。」

まともに自己紹介したのはアンクだけだった。

 

 

この日は軽く会談して終わった。生徒会権限で部屋をなんとかしようと企んでいた楯無以外は普通に世間話やら何やらして楽しんでいたのだった(本音とシャルは化かし合いだった気もするが)。

 

 

 

 

翌日の放課後のことだ。

ラクロス部に所属している鈴は部活がないという事でアリーナに来て居た。そして、セシリア・オルコットも今度の月末の学年別トーナメントに向けて特訓しようと、同じアリーナに来て居た。

「あら、確か2組の。」

「そっちこそ、1組の。どうしたのこんな所で。」

「今度の月末学年別トーナメントに向けての特訓ですわ。」

「同じじゃない。ま、アタシは部活無いからだけど。」

そんな他愛もない会話をして、ISを纏っていると…。

「ほぉ。イギリスと中国の機体が。データの方が強そうだ。」

突如現れたボーデヴィッヒが彼女たちの期待を侮辱する。

「「なんですって!」」

「あんな馬鹿夏に尻尾振ってるんだから、そんな風にしか見えないな。」

「一夏さんを侮辱することは許しませんわ!」

「あ、ならアタシは違うわね。」

「フン。お前だって変わらんだろ。あんな偽善者に守ってもらわないといけない程度の女は。」

「そう、栄司を偽善者扱い…。いいわ、アンタはこの凰鈴音が直々にブチのめす!」

「そのセリフゥ!そっくりそのまま返してやろう!我がISシュヴァルツェア・レーゲンの前にひれ伏せぇ!」

「あの…私は?」

地味に置いてきぼりになって居たオルコットだった。


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