インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
前回の3つの出来事。
1つ、鈴とボーデヴィッヒが交戦、善戦するもAICに嵌ってしまう。
2つ、鈴に向けてレールカノンが放たれたその瞬間、オーズが到着。着弾を阻止した。
オーズとシュヴァルツェア・レーゲンとの交戦を見てる者がいた。
「あの欲望なら、きっと……。」
その影は怒りを込めた声を発しながら、姿を消した。
オーズがメダジャリバーでプラズマ手刀を抑える。が、肩部のレールカノンがオーズ向けて放たれる。
間一髪、バッタの力を解放してレールカノンから逃げたがジリ貧だった。
「あまり使いたくなかったけど、やるしかない。能力解放!」
能力を解放する。より生々しい姿に変わるオーズ。更に手はトラの手に、足はバッタの足へと変化させる。
『スキャニングチャージ!』
「セイヤー!」
全力ではないが、決めのスキャニングチャージを放つ。だが、
「と、止められた!」
「その程度AICの前では無意味!所詮は偽善者の力だ!無駄無駄無駄ァ!」
「やらない善より、やる偽善だ!それに、ある人が言ってた。男の仕事の8割は決断だってな。だから俺も決断した。」
「何を言っている?どう足掻いてもこのシュヴァルツェア・レーゲンとラウラ・ボーデヴィッヒには敵わんとわからんのか!」
「そして、俺は彼らから諦めない心を学んだ!見ろ、その腕を!」
「腕?………ナニィ!ヒビだと!このシュヴァルツェア・レーゲンにヒビが入っているだとぉ!」
「もう停止結界は使えないな!」
「フ、停止結界はが使えなくとも、我がシュヴァルツェア・レーゲンは負けん!」
AICで止めていたタトバキックを放った姿勢のオーズを弾き飛ばし、レールカノンを乱射する。
それは、アリーナ外壁をぶち壊していた。流石に回避に専念するオーズ。と、そこに現れた人物が全てを止めた。
「全く、騒がしい小娘だ。」
「はっ!お、織斑教官!」
「貴様らやり過ぎだ、後始末も楽ではないのだ。この戦いは学年別トーナメントでつけろ。双方、それでいいな?」
「教官がそうおっしゃるなら。」
「俺もいいです。」
「では、この場は解散せよ!」
こうしてこの戦いは幕を閉じた……ように見えていた。
「ふぅ、ダメか……。」
ボーデヴィッヒは思った、奴は…オーズはまだ本気を出していないと。
(もっと、もっと、もっと!もっと力が欲しい!圧倒的なまでに全てを叩き潰せるだけの力が!)
その思考に気を取られ、背後から近づく何者かに気付かった。
「……その欲望、解放しなよ。」
「うっ!」
そう、背後から近づいてくるカザリに…。
オーズが戦闘している時、織斑はというと。
箒と共にアリーナに訪れたはいいが、そのタイミングで鈴が退場した。それをおいかける。
「お、おい!鈴、大丈夫か?」
「うっさいわね、平気よ。」
「肩貸すぜ、ほら。」
「いい、迎えが来た。」
「……迎え?」
前方から来ていたのは本音だった。
「あ、リンリン〜。ごめんね〜、待たせたぁ〜。」
「大丈夫よ。お願い、肩貸してもらえる?」
「あいあいさ〜!」
この光景を目撃し、再び織斑はアリーナに戻ると、すでに織斑千冬がアリーナに到着。簪がバースに変身しようとしたのを止め、自身がアリーナに入って行った。