インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
前回の3つの出来事。
1つ、彼女6人が臨海学校に集結した。
2つ、山田先生が彼女になった。
そして3つ、主のcsmが28日に届く……のは関係なく!新たな事件が起こる気配がしていた。
砂浜で暇を持て余していると、専用機持ちの所に篠ノ之がいるのが目に付いた。
「織斑先生、何故篠ノ之さんがここに?」
「奴が来る。」
「わかりました。」
この会話の直後、山田先生が砂浜の織斑先生向けて駆けてくる。途中こけそうになるのがなんか可愛い。耳打ちすると、織斑先生の表情が険しくなる。
「全員、片付けをし撤収!専用機持ち以外は、自室待機!」
この号令1つで、生徒全員の動きがクロックアップする。
撤収作業が完了し、砂浜に人影が無くなったころ。1つの人参が降りて来る。
「やっほー!ちー……ちゃん?」
兎は降りて来るタイミングが遅かったのだった。
何やら広間のような場所に集められた専用機持ちは、和室とは思えないモニターの画面を見せられていた。
「先程連絡が入った。アメリカとイスラエルが共同開発していた
「詳細なスペックデータを閲覧することは可能ですか?「いや、君たちが出ることはないよ。」火乃さん、それはどう言う事でして?」
「俺たちが出る。こいつはそこらの専用機が、戦って勝てる相手じゃないって事だ。栄司、簪、準備しろ。」
「あぁ!」「うん!」
無言だが手を震わせている。が、我慢の限界を突破したらしく、
「納得いきませんわ!私たちが実力不足だとおっしゃいますの?」
と、言い放つ。それを止めたのはシャル達だった。
「僕らは足手まといにしかならないよね。」
「アタシ達は億が一に備えて、救助準備しときましょ。」
「あなた達!悔しくはないのですか?代表候補生として、プライドはないのですか!」
「「栄司は、僕らは(アタシら)を実戦に出したくないのよ。傷ついて欲しくないから。」」
「そんな憶測で!」
「「僕(アタシ)が、同じ立場なら同じことをする。」」
「それにさ〜。」
と、今まで黙っていた本音が口を開いた。
「多分エイエイは、パイロットが居ることを想定してるんだよ。」
「え?ですが織斑先生は無人だと…。」
「そういう報告なんだよ〜、きっと。」
「アタシ達が万が一失敗したら、アンタがさっき言った国家代表候補生としての看板に傷が付く。」
「そう心配してくれてるんだよ。」
「わかりましたわ。……ところで、なぜ専用機を持たない本音さんと箒さんがいらして?」
「私はね〜、かんちゃんのサポーターだからねぇ。」
「私も、来いと言われたらから来ただけだ。」
「やっはろ〜、たっばねさんだよ〜。」
「姉さん。」
「ささ、さっさと乗ってね。緊急事態だから。200秒以内にフィッティングとフォーマットを済ませるよ。」
「おい、ウサギ!まさか、こいつ出すんじゃないだろうな!」
「出すよ。手は出させないから。ただ…。」
「ただ?」
「力を持つということはこういう事だと見てほしいから。」
「ハッ!勝手にしろ!行くぞ!」
「あぁ、変身!」『タ〜ジャ〜ドルゥ〜!』
「変身!」『カッターウイング!』
オーズは飛行可能なタジャドル、バースもカッターウイングを展開し、戦場へ向かうのだった。
暑い日が続いておりますが、
皆さま熱中症にはご注意ください