インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto

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第46話 全員集合と絶体絶命と水上バイクと。

前回の3つの出来事。

1つ、オーズは体力回復のためにブラカワニで一旦距離を置く。

2つ、オーズに牙を剥く篠ノ之を相手しようとした時、誰かの声が聞こえた。

そして3つ、紫色のグリードが現れ、セルメダルを投入。パイロットは射出され救出できた。

 

 

 

 

 

 

栄司は聞き覚えのある声がした方を見ると、そこには4人が立って…浮いていた。

「待たせたな、栄司。」

「ここからはアタシ達が相手よ。」

「最初に言っておくけど、僕らはか〜な〜り、強いよ!」

「さぁ、踊りなさい。私達が奏でる円舞曲で!」

「我がドイツの科学は世界一ィィ!嫁の零落白夜の出力データを基準にぃ!このシュバルツェア・レーゲンは再調整されているのだぁ!」

残りの専用機持ち達が揃っていた。ん?来てた楯無さんはどこ行ったかって?即日、織斑先生に帰されたよ。

「鈴、シャル……みんな。」

「箒の相手は俺たちに任せろ。」

「……頼んだ!」

栄司はそう言い残し、アンクの方へと飛んだ。

 

 

 

「栄司、不味いことになった。」

「アレは……翼竜!」

栄司が目にしたのは、かなり大きな翼竜だった。

「真木が動き出した!まだその辺にいるかもしれない!気をつけろ。」

「わかった!」

「アレはかなり純粋な、そして強い欲望か

生まれたヤミーだ。気抜くんじゃねぇぞ。」

「あぁ!」

メダガブリューを構えなおし、翼竜型ヤミーに接近する。ISから生まれたから人型じゃないのかもしれない。

 

 

因みにゴスペルは、セルを挿入されて墜落したようだ。

パイロットも簪が旅館に連れて行っている。ついでに軽く修復してくるそうだ。

 

 

現在オーズのコンボはプトティラ。翼竜型とは同族と言える。まぁ、同族にして敵なのだが。

空を飛ぶ翼竜を追うように、氷の恐竜と炎の鳥の王は空を駆る。が、突然急降下を始めた翼竜型に反応しきれず、2人とも海へと落ちる。

 

「アンク、セル足りてる?」

「あぁ、まだ大丈夫だ。」

「こっちは、コントロールできてるとはいえ、そろそろキツイな。」

「っても、俺らがやらなきゃ全員死ぬぞ。」

「わかってる。アンク、サゴーゾ。」

「攻撃には当たるんじゃねぇぞ。」

「あぁ、わかってる!」

『サイ!ゴリラ!ゾウ!サ・ゴーゾ!サ・ゴーゾォッ!スキャニングチャージ!』

重力操作で翼竜を地に落とす。そのまま、こちら側に引き寄せ、腕力と頭部の角で攻撃を仕掛けるが、片側の翼を削るだけで終わった。そして……、

「くぅっ、……し、しまった!」

限界が来たのか強制的に変身が解けてしまった。

「チィ!絶体絶命か!」

そう諦めかけたその時だった。凄い勢いで迫ってくる水上バイクがあるのだった。


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