インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
前回の3つの出来事。
1つ、篠ノ之の暴走を止めるべく、専用機持ち全員が集結。
2つ、アンクとオーズで翼竜型ヤミーと交戦する。
そして3つ、絶体絶命のピンチの2人に水上バイクで現れた謎の人物がいた。
栄司がアンクのところに向かった直後。
「箒、俺たちがお前を止める!」
「一夏、私はお前のためを思ってやってるんだぞ?お前はあんなどこぞの馬の骨に負けるような奴じゃない。きっと、不正があったんだ!」
「アンタねぇ!黙って聞いていれば!」
「僕らを救ってくれた栄司が君に何をしたっていうのさ!」
「黙れ!あんな奴居なければいいのだ。」
「どうやら、説得は時間の無駄のようだ。実力行使だ。嫁よ、お前の零落白夜があれば勝てるが、使いどころをミスるなよ。」
「あぁ、わかってるさ。」
「フッ、一夏以外は全員雑魚だ。」
箒はそう言い放つと、急速に距離を詰めてくる。そして、ラウラに斬りかかる。
が、それをAICで止める。振り切る前に止められたのでエネルギーの刃が出ることはなかった。
そこから、箒の背後からシャルロットがラビットスイッチを駆使して、大量の弾丸を浴びせる。が、展開装甲に全て弾かれてしまった。さらに、展開装甲で後方へ飛行し、AICから逃れる。
が、それを予想してない専用機持ち組ではない。後方へ飛ぶ事を懸念して、オルコットは狙撃体制に入っていた。
篠ノ之は狙撃を警戒して、両腕をクロスし、展開装甲も動かしガード体制をとる。が、それが間違いだった。背後から撃たれたのだ。潜伏していたBTに、篠ノ之は気付かなかったのだ。スターライトmark-IIIはスコープでタイミングを計っていただけの、ある種の囮だったのだ。
不意に後方から撃たれ、動揺し姿勢が崩れる。
それが狙いだった。幾ら最新式のISを纏っようが、剣道で1番だろうが、不意を突かれたら思考が停止しかける。
その瞬間を逃さずに、瞬間加速で織斑一夏は接近する。そして、放つ。必殺の一閃を!
「零落白夜ァァ!」
光の刃はしっかりと篠ノ之を、紅椿を捉えていた。
零落白夜がきまり、篠ノ之は紅椿から投げ出される。が、しっかりと一夏はその体を掴んだ。
「一夏ぁ、私は……私はお前を…。」
「あぁ、わかってる。でも、罪は罪だ。俺のためとか、そんな言い訳は通用しない。箒、俺も一緒に背負うから。お前の罪を。」
「い、一夏。ごめん……なさい。ごべん……なざぁい!」
こうして篠ノ之の暴走を見事に止めてみせた一夏だった。
視点は変わり絶体絶命のアンクとオーズ。
2人の前に現れた水上バイクに乗っていたのは……。
「お待たせしました、火乃くん。アンクさん。」
「や、山田先生?どうして?」
「えっと……私も戦いに来ました。彼女ですから。………少し、下がっててください。……変身!」
再び水上バイクを走らせる山田先生に変化が起こるのだった。