インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
前回の3つの出来事。
1つ、風都の仮面ライダーであるダブルとアクセルが参戦した。
2つ、タジャドルコンボを発動。ワスプドーパントを撃破する。
そして3つ、ダブルとアクセルのコンビネーション攻撃でアントドーパントも撃破。ガイアメモリを使った2人を連行した。
オーズが変身解除すると同時にダブルも変身解除する。
「とりあえず、おつかれ。」
「あ、お疲れ様です。」
「メモリブレイク後、使用者へのダメージが少なかった。一体どうやったんだい?」
「えーと、タカアイでメモリの場所を見て、ピンポイントで当てたんです。」
プロミネンスドロップを片足で放った理由はこれだ。両足で放つと、別箇所へもダメージが行く可能性を考慮し、映司がFINALで見せた片足のプロミネンスドロップにしたのだ。
「なるほど。オーズの能力、実に興味深い。」
「さて、この件は終わりって事で。栄司、疲れただろうから、もう戻った方がいい。」
「そうさせてもらいます、それでは。」
栄司はライドベンダーを走らせ、束の研究所へ向かった。
風都でホテルでもよかったのだが、新造メダルが出来そうとの連絡をアンクが受け、束の研究所へ向かう事にした。
「やっほ〜、アンくんにひーくん。」
「お久しぶりです、束さん。」
「それで?何が出来たんだ?」
「あー、メダル自体は出来てないんだよ〜。ただね?更識のとこの情報と似たような情報を持つところを見つけてね?鴻上ファウンデーション?っていうらしいんだけど…。」
「おい!それ、どこの話だ!」
「お〜、アンくん食いつくねぇ。えっとね、確かぁ、………ここだ。」
束は地図を出し指差す。そこは、栄司が転生した直後に降り立った所だ。
翌日。
町からちょっと離れた所にあるとされる鴻上ファウンデーションに向けてライドベンダーで駆ける。
バイクを停め、ヘルメットを脱ぐ。そこには、テレビで見た光景が……鴻上ファウンデーションのビルが存在した。
アンクは躊躇いなくビルへと入り、それを追い栄司も中に入る。
最上階の会長室へ入ると、既にハッピーバースデーの経が聞こえてくる。
「待っていたよ!火乃 栄司君!」
そこに居たのだ、あの人が。欲望への自論を持つ鴻上光生という男が。
「3代目オーズとして頑張っているようだね。」
「えっと、鴻上さんはいつからこの世界に?」
「2年ほど前だよ。突然光に包まれたと思ったら、辺りは見覚えない世界だ。」
「2年前……やっぱり平行世界が融合してるんだ。」
「それで?要件はそれだけじゃないだろう?」
「あ、はい!新造コアメダル……シカ、ガゼル、ウシ、セイウチ、シロクマ、ペンギン、ムカデ、ハチ、アリ、サメ、クジラ、オオカミウオ、エビ、カニ、サソリ、そしてヤドカリ。これらのデータをください。」
「………いいだろう!ただし、条件がある!それは…。」
「それは……?」
「次回のお楽しみだよ!(バン!)」
(バン!)の後は、オーズ最終回の鴻上会長の「ハッピーバースデー!」の直後になる効果音を想像してください。
あと5日。