インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto

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第75話 ヘラクレスと擬似と白服と。

前回の3つの出来事。

1つ、簪がアンクから受け取った三枚のメダルを栄司に渡す。

2つ、簪との映画デートに出かける。

そして3つ、庶民的な料理を目指して、栄司はライドベンダーを走らせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

ライドベンダーをしばらく走らせて行くと、簪が質問して来た。

「栄司、どこに向かってるの?」

「風都だよ。」

「風都!?」

「うん、もう少し待っててね。…うぉっ!」

風都への道のりを走っていると、いきなり目の前に壁が現れた。

「なんだこれ?」

「栄司、多分これ……ヤミーだよ。」

「飛ばすよ!捕まって!」

180°回転し、急速に来た道を戻る。すると、ようやくヤミーの全体を見ることができた。

「うわぁ、これは…」

「推定身長5m。」

「巨大な……ヘラクレス……オオカブト?」

「いや、羽が白い。栄司、これはリッキーブルー。」

「リッキーブルーに対しての欲望が大きすぎたのかな?」

「とにかく、何とかしないと。変身!」

「確かに、変身!」

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』

メダジャリバーを構えるオーズと、バースバスターを構えるバース。

「とりあえず、機動力をそごう。簪ちゃんは足を根本から。俺は羽を切断する。」

「わかった。」

栄司はバッタの力を使う直前に思いとどまり、mode s.i.c で見た目がリアル調になる。そこから、バッタレッグでリッキーブルーヤミーに飛び乗る。

羽の付け根を攻撃し続け、メダルを削ぐ。

バースはカッターウイングですれ違いざまに足の付け根を攻撃、遠くの足にはバースバスターで攻撃する。

が、全然効果が見られない。

その時だった。

「無駄ですよ。」

その聞き覚えのある声がしたのは。

「真木博士……、何故?」

「このヤミー…いえ、擬似グリードとでも言いましょうか。これはは、メダルとメモリを合わせたもの。財団はコアメダルにスロット処置を行い、ドーパントとグリードのキメラを作ったのです。まだ、実験段階ですがね。」

「どうして、そんな情報を?」

「何故か、と聞かれれば何故でしょうね。まぁ、今私のコアは3枚のみですから。君たちが他のコアを集めてくれれば楽なのですよ。」

「俺たちがそれを聞いて、コアメダルを集めるとでも?」

「えぇ、貴方達は集めざるを得なくなるでしょう。何故なら、コアメダルを収集しなくては、財団のグリード軍団に勝てないですから。おっと、喋りすぎました。失礼します。」

それだけ言い残して、真木博士は消えた。

「そろそろ、限界。」

「と、とにかくコイツをなんとかしないと!」

「バース・デイ、発動!」

『クワガタ!カマキリ!バッタ!ガータガタガタキリバ!ガタキリバ!』

バースはバース・デイを、オーズはガタキリバコンボでブレンチシェードを発動。

『スキャニングチャージ!』

50体のガタキリバがリッキーブルーヤミーを襲う。そこから、バースのドリルアーム突進が追撃、セルメダルは溢れ、メモリも消滅した。

 

 

 

 

 

 

「メダルにメモリを使うと消滅と。まぁ、消滅するなら、マスカレイドメモリを使えばいいだけのことですがね。」

白服の男はそれだけ呟いてその場から消えた。

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