インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
前回の3つの出来事。
1つ、風都へ向かう道中、ヤミーと遭遇。
2つ、Dr.真木が情報を提供する。
そして3つ、謎の白服男が、オーズ達を観察していた。
映司はそのまま風都の鳴海探偵事務所へ向かった。
真木博士の情報の真偽はともかく、今は伝えるべきだと考えたからだ。
「……なるほどな。フィリップ、ちょっと検索頼む。」
「それなら既に検索済みさ、翔太郎。」
「何か、わかったんですか?」
「あぁ、その前に……はい。」
フィリップから手渡されたのは、諭吉さんだった。
「君たち、お昼ご飯はまだだろ?僕……いや、僕らから奢りってことで。」
「いや、そんな…。」
「こんな情報仕入れてくるってことは、戦闘後ってことだろ?これは俺たちからの労いと情報料って事で、行ってこい。」
「すみません、ありがとうございます。」
「あ、ありがとうございます。」
90°の見事な礼をすると、事務所から出て行く。
「しっかし、栄司にあんな可愛い彼女がいたとはな。」
「いや、彼にはまだ6人彼女がいるみたいだ。」
「んな!はぁ〜羨ましいかぎりですな。」
「そういえば、ときめと亜樹ちゃんは?」
「あの2人なら、日用品買いに行ってるよ。」
「そうか、無事だといいけど。」
「ん?」
フィリップの言動に、少し疑問を抱く翔太郎だった
もらったお金で風麺を堪能する。
「ふう〜、これ美味しい。」
「あぁ、風都のソウルフードとも言える食べ物だからね。今度は、またみんなで。」
「そうだね。」
「さて、事務所に戻ろう。」
「うん。」
ベンダーに跨り、再び鳴海探偵事務所へ向かう。が、その道中だった。
「あれ?所長さん!」
「あれ?どっかで……あぁ、確か火乃くん。」
「知り合い?」
「知り合いっていうか、夏休み開始と同時にこの街には来てるんだ。その時にね。」
実際、彼らの関係は探偵事務所の入り口ですれ違い挨拶したくらいだ。が、もちろん栄司側は詳細を知っているし、亜樹子の方も翔太郎達から話は聞いている。
ときめも居るがこちらを警戒しているのか、会釈しかして来ない。
「買い物帰りですか?」
「うん、そうなの。君たちは?」
「これから探偵事務所へ。」
「何か依頼?」
「まぁ、そんなところですかね。世界単位の依頼です。それでは、また後で……『プテラノドン!』!?」
ガイアウィスパーが聞こえる。その音声の方を向くと、居たのは……
「Dr.真木!」
「かつて、T-REXというメモリがありましてね。探してみたら、このメモリがあったもので、少々実験をと。」
そう言う恐竜グリードの隣にはプテラノドンヤミーが居た。
恐竜グリードは真横に来たことを確認すると、プテラノドンヤミーに向けてプテラノドンメモリを投げる。
すると、プテラノドンヤミーの全身にスパークが走り、全長5mほどのプテラノドンになる。
「へぇ、あれが擬似グリードか。」
「しょ、翔太郎さん!…いえ、アレはヤミードーパントって言う方がいいですね。アレは純度100%のセルメダルでできたヤミーですから。」
そこに翔太郎たちがいたことに驚いたが、すぐに冷静さを取り戻す。
「さぁ、行くぜ…
「あぁ、行こう。『サイクロン!』」
『ジョーカー!』
「「変身!」」
フィリップがドライバーに挿したサイクロンメモリが、翔太郎のドライバーに転送され、それを押し込む。ジョーカーメモリを挿しドライバーを左右に展開する。
『サイクロン!ジョーカー!』
フィリップは倒れそうになるところを、亜樹子に支えられる。
「俺たちも行かないと。」
「そうだね。……あ、セルメダルの残りが少ない。けど、やるしかない!」
「「変身!」」
『プテラ!トリケラ!ティラノ!プ・ト・ティラ〜ノ・ザウル〜ス!』
オーズ プトティラコンボとバース、更にダブル CJが戦線に立った。