インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto

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今でこそ制御してますが、暴走コンビですね!


第78話 牙と怒りと失神と。

前回の3つの出来事。

1つ、ダブル、オーズ、バースの三ライダーでプテラヤミードーパントに立ち向かう。

2つ、簪と翔太郎が変身解除に追い込まれる。

そして3つ、オーズは気合を入れ直し、ダブルはフィリップが前に出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔太郎の前にフィリップが立つ。

「ここからは、僕がいくよ。翔太郎。」

「あぁ、任せたぜ……相棒。」

「ファング!」

フィリップがその名を叫ぶと、小さい恐竜のようなものが近づいて来る。それは、フィリップの手の上に乗る。

「これは、「ファングメモリ!」え?あ、うん。そう、自律型のガイアメモリだ。」

ファングメモリの登場に、興奮した栄司は、我に帰り、敵に集中し直す。

 

 

『ジョーカー!』

再びガイアウィスパーが鳴る。が、今度は翔太郎のメモリがフィリップ側に転送される。

フィリップは巧みにファングメモリを変形させ、メモリ形態にする。

『ファング!』

「「変身!」」

『ファング!ジョーカー!』

その姿は、白と黒……更に鋭利なイメージを抱かせるものだ。

「再び、お前に問いかけよう。」

「「さぁ、お前の罪を数えろ!」」

そういうと、ダブルはファングメモリのツノを二回叩く。

『ショルダーファング!』

肩にブレードが現れ、それを手で掴みプテラヤミードーパントに向けて、投げ放つ。

それと同時にプテラヤミードーパントは冷気を放つが、オーズも冷気を放ち、それを妨害する。

ショルダーファングは、プテラヤミードーパントの後頭部に直撃、セルメダルを削り取る。

オーズはそのうち4枚をキャッチ、メダガブリューに入れて、粉砕・圧縮する。

そのままバズーカモードへ。

『ガブッ!ゴックンッ!プ・ト・ティラーノ!ヒッサ〜ツ!!』

「俺の怒りを喰らえ!」

プテラヤミードーパントに向けてストレインドゥームが放たれる。

「俺たちも行くぜ!」

「あぁ!」

ファングメモリのツノを三回叩く。

『ファング!マキシマムドライブ!』

「「ファングストライザー!」」

高速回転しながら、その青白い牙がプテラヤミードーパントに剥く。

ストレインドゥーム直撃からのファングストライザーという2連撃をくらい、プテラヤミードーパントのメモリと、スロット処置を受けたセルは砕けた。流石に恐竜グリードが生み出したヤミーなのでセルメダルは出なかった。

こうして、この戦いの幕は降りた。

 

 

 

 

 

戦いが終わり、変身を解除するとすぐに簪の元へ。

「簪ちゃん、大丈夫かい?」

「うん、もう平気。」

「そう、なら良か……った。」

ここで、栄司の意識は途絶えた。




プトティラのコンボ疲労は相当なようです。


もしよろしければ、同時更新のウルトラマンベリアルも
読んでくださいね。
あの、愛と善意の伝道師がなぜか出ます!

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