インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
前回の3つの出来事。
1つ、戦いが終わり、ディケイドがこの世界を旅することを決める。
2つ、織斑先生に報告書を提出する。
そして3つ、栄司と千冬の会話を盗み聞いていた人物がいた。
栄司は寮長室から出て部屋に戻る。
「今日は鈴とデートだな。さて、何処に行こうか……。」
そう考えていると、外から軽くノックされる。
「栄司、起きてる?」
「え?鈴か?」
「う、うん。入ってもいい?」
「あぁ、どうぞ。」
鈴の格好を見ると、起きたばかりなのか寝間着のままだった。
「ねぇ、栄司……。」
「どうしたの?」
「デートは明日にしましょ。」
「え?」
「ごめん、栄司。アタシさ、聞いちゃったんだ。今日の深夜に戦ってたって。そんな、栄司を連れ回してデートするなんて、アタシにはできない。」
「………。」
「だからさ、デートは明日!今日はしっかり休んでよね!」
「ははは、鈴ちゃんには敵わないな。わかった、お言葉に甘えさせてもらうよ。」
鈴から発せられる圧力に耐えられず、デートは翌日になった。
翌日。
(ブラカワニをちょっとだけ使って)回復したので、支度を済ませる。
目的地は、鈴からのリクエストで五反田食堂というところだ。
栄司は鈴を後ろに乗せて、ライドベンダーを走らせる。
「ねぇ、五反田食堂ってどんなところ?」
「うーん、少なくともデートで行く場所じゃないわね。」
「そっか。」
それだけ聞き、栄司は五反田食堂へ急いだ。
五反田食堂に入る。
「いらっしゃいま…せ……、鈴、鈴か!?」
「久しぶりね、弾。」
「そうか、日本に帰ってきてたんだな。まぁ、座れよ。」
「そうする。いこ、栄司。」
「あ、うん。」
「えっと、鈴の……。あれ、お前ってお兄さんいたっけ?」
「失礼ね。栄司は、アタシたちと同い年よ。んで、アタシの彼氏。」
「ど、どーも。」
「……とうとうアイツに愛想尽きたのか。」
「まぁ、そうなるのかな。」
「んで、そちらの……えっと…。」
「あ、火乃です。火乃栄司。」
「あ、えっと火乃…「栄司、でいいよ。」それじゃあ栄司。鈴のことどう思ってる?」
「出会ったばかりだけど、明るくて、周りを元気にする力をもった優しい女の子だと思ってるよ。まだ、本質的なことはわかってないような気がしてるけどね。」
「いえ、そこまで聞ければ。鈴を、俺たちの悪友をよろしくお願いします。」
「お、同い年だからね?敬語はやめようか?」
「というか、弾の分際でアタシをよろしくとかやめなさいよね。」
「フン。ま、愛想尽かされないようにな。」
「はいはい。あ、それより注文いい?」
「あぁ。って、どうせ業火だろ?」
「うん、それ2つね。」
入店10分でようやく注文できた。