インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto
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第88話 聞き耳と食堂と悪友と。

前回の3つの出来事。

1つ、戦いが終わり、ディケイドがこの世界を旅することを決める。

2つ、織斑先生に報告書を提出する。

そして3つ、栄司と千冬の会話を盗み聞いていた人物がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

栄司は寮長室から出て部屋に戻る。

「今日は鈴とデートだな。さて、何処に行こうか……。」

そう考えていると、外から軽くノックされる。

「栄司、起きてる?」

「え?鈴か?」

「う、うん。入ってもいい?」

「あぁ、どうぞ。」

鈴の格好を見ると、起きたばかりなのか寝間着のままだった。

「ねぇ、栄司……。」

「どうしたの?」

「デートは明日にしましょ。」

「え?」

「ごめん、栄司。アタシさ、聞いちゃったんだ。今日の深夜に戦ってたって。そんな、栄司を連れ回してデートするなんて、アタシにはできない。」

「………。」

「だからさ、デートは明日!今日はしっかり休んでよね!」

「ははは、鈴ちゃんには敵わないな。わかった、お言葉に甘えさせてもらうよ。」

鈴から発せられる圧力に耐えられず、デートは翌日になった。

 

 

 

 

 

翌日。

(ブラカワニをちょっとだけ使って)回復したので、支度を済ませる。

目的地は、鈴からのリクエストで五反田食堂というところだ。

栄司は鈴を後ろに乗せて、ライドベンダーを走らせる。

「ねぇ、五反田食堂ってどんなところ?」

「うーん、少なくともデートで行く場所じゃないわね。」

「そっか。」

それだけ聞き、栄司は五反田食堂へ急いだ。

 

 

 

五反田食堂に入る。

「いらっしゃいま…せ……、鈴、鈴か!?」

「久しぶりね、弾。」

「そうか、日本に帰ってきてたんだな。まぁ、座れよ。」

「そうする。いこ、栄司。」

「あ、うん。」

「えっと、鈴の……。あれ、お前ってお兄さんいたっけ?」

「失礼ね。栄司は、アタシたちと同い年よ。んで、アタシの彼氏。」

「ど、どーも。」

「……とうとうアイツに愛想尽きたのか。」

「まぁ、そうなるのかな。」

「んで、そちらの……えっと…。」

「あ、火乃です。火乃栄司。」

「あ、えっと火乃…「栄司、でいいよ。」それじゃあ栄司。鈴のことどう思ってる?」

「出会ったばかりだけど、明るくて、周りを元気にする力をもった優しい女の子だと思ってるよ。まだ、本質的なことはわかってないような気がしてるけどね。」

「いえ、そこまで聞ければ。鈴を、俺たちの悪友をよろしくお願いします。」

「お、同い年だからね?敬語はやめようか?」

「というか、弾の分際でアタシをよろしくとかやめなさいよね。」

「フン。ま、愛想尽かされないようにな。」

「はいはい。あ、それより注文いい?」

「あぁ。って、どうせ業火だろ?」

「うん、それ2つね。」

入店10分でようやく注文できた。



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