インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
前回の3つの出来事。
1つ、バースエグゼイドに栄司が変身。が、コアメダルの出力に耐えきれず故障。
2つ、オーズ タジャイドに変身。
そして3つ、オーズとエグゼイドの同時必殺技でソルティバグスターを倒した。
鈴のゲーム病は無事治った。が、大事を取って今日は学園に戻ることにした。
学園に戻り、鈴をベットに寝かせる。
「でも、どこでバグスターウイルスに感染したんだろ?それに、ゲーム病が発症するのはストレスが溜まった時だ。」
「そ、それは……。」
「何か、思い当たる節があるの?」
「う、うん。多分、ゲームセンターで感染したんじゃないかな?それ以外には思い当たらないし。それに、ストレスだって…。」
「中国政府になんか言われたの?」
「う、うん。栄司を中国政府に引き込めって。アタシは無理って言ったの。それでも、その…、あの……、えっと…。」
「言いたくないなら、無理に言わなくて大丈夫だよ。」
そう言って、栄司は鈴の頭を撫でる。
「さて、今日はしっかり休んでね。」
栄司は部屋から退室した。
屋上、栄司はクーラーボックスを持ってそこにいた。
「待ってたよ、アンク。」
「ったく。こんな所に呼び出してなんだ?」
「はいこれ、ボーナスアイス。」
栄司が持ってきていたクーラーボックスの中身はオールアイス。
「デート中の襲撃、アンクが来てくれなきゃヤバかったから、そのお礼。」
そう言うと、アンクは少し目を輝かせながら、アイスキャンデーを取り、アイスを食べ始める。
「しっかし、なんであんなタイミングで来れるんだ?」
「お前に何かあると困るからなぁ、常にタカカンドロイドとバッタカンドロイドで見張ってた。」
「なるほどね、そう言うことだったか。」
「それはさておき、まぁトラブルに見舞われることだな。」
「なんでだろうね?転生は前こんなに無かったのに。」
そう言いながら自分用に買っておいたアイスキャンデーを取り出し、栄司も食べ始める。
「なぁ、財団Xに勝てると思うか?」
「さぁな。敵の戦力が把握できない以上、なんとも言えないな。」
「だよなぁ。」
そう言いながら、栄司は青空を見上げた。
「アンク、この世界は守り抜こう。」
「言われなくてもそうするさ。」
栄司とアンクは、決意を固めた。何があってもこの世界だけは守りきると。
「なに?野球大会?」
「えぇ、せっかくの夏休みです。ISを使って、野球大会でもしませんか?」
栄司は寮長室を訪れ、この提案をしていた。
「ISで戦うと言うスポーツではなく、我々の常識にあるスポーツに使ってみようという試みなんです。如何でしょうか?」
「フム、面白い。メンバーは?」
「これから集めます。許可も無しには、何も言えませんから。」
「わかった、私も参加しよう。面白そうだ。」
こうして、IS学園 夏休み野球大会 が開幕が企画された。