インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto

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10月になりました。それど、夏休みが続く。


第95話 正反対と自信と三振

前回の3つの出来事。

1つ、チーム白式にグリード達が参入。

2つ、アンクが解説役を務める。桐生戦兎がチームオーズに、織斑千冬がチーム白式に助っ人として参加。

そして3つ。主審篠ノ之束のプレイボールコールが会場に響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さぁ、始まりました。第1回IS学園 真夏の野球大会!実況は私 黛薫子。解説はアンクさんで行なっていきます。』

『まず、一回表だ。攻撃側はチームオーズ。守備側がチーム白式だ。』

『先発投手は、織斑一夏くんです。』

 

 

 

マウンドに上がった織斑一夏。

(ふぅ、放送席がうるさいけど、集中しなきゃ。千冬姉に恥は欠かせれねぇ!)

炎の如く燃える織斑一夏。それに対するは…

 

 

『バッターは、3年の虚さんですね。纏っているISはフランスのラファールですね。』

『まぁ、打鉄だとスピードがラファールに劣っているからな。当然の判断だ。』

 

 

バッターボックスに入った虚。

(栄司さんのためにも、ここは塁に出なくては!……放送席の方が少々うるさいですが、冷静にいきましょう。)

水のような穏やかさを保つ虚。

 

 

この正反対な2人が向かい合う。

 

「頼むぜ、白式!」

『さぁ、織斑選手の第一球!投げました!』

白式から投げられた球は、まっすぐキャッチャーミットに向かう。

球をしっかり見据えている虚は、その球めがけて、バットを………

 

 

 

 

叩きつけた。

 

予想外だったのか、守備陣の行動が遅れた。捕手が、前に転がったボールを取った頃には、塁にかなり近づいていた。が、捕手…ウヴァは諦めなかった。全力でボールをぶん投げた。一塁の篠ノ之はその球を取ったはいいものの、塁に乗せていた足が離れてしまう。

その瞬間、虚が塁を踏んだ。

『さぁ、チームオーズは早速塁に出ました。』

『まさか、初っ端から叩きつけてくるなんて思いもしなかったんだろうなぁ。』

『さぁ、次のバッターは……お、学園最強の更識楯無選手です!』

「フフン♪おねーさんに、任せなさい!」

そう言うと、バットの先端をピッチャーに向ける。

 

その行動に少々ビクついた一夏。だが、すぐに戦意を取り戻す。

 

再び全力投球で、キャッチーミットめがけて投げる。

 

楯無は再び叩きつけ打ちをしようとした。だが、失敗した。

「よっしゃ!ストライクだ!」

「フフ、まだよ!」

楯無の機体が急に加速して、一回転。そのまま、球を打った。

「な、何!?」

ボールは場外に向かって飛距離を伸ばしている。が、それに飛びつこうとしている影が1つ。篠ノ之箒だ。

「うぉぉぉ、絶対に取るぞ!」

まるでトラの如くボールを追いかけ、グローブを伸ばす。が、風によって向きが逸れ、ボールはスタンドに入った。

『おぉっとぉ!チームオーズ、はやくも2点先取!』

 

が、次の本音が三振したのだった。




ISで野球やると、ホームランが出づらい!

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