インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto

98 / 168
第96話 恐怖と物理的と立ちはだかる者と。

前回の3つの出来事。

1つ、IS学園 夏休み 野球大会が開幕する。

2つ、虚、楯無の活躍で、2点先取する。

そして3つ、本音が三振を取られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

本音の次のバッターは戦兎だ。

「天才物理学者の俺がしっかりと、塁に出るから、あと頼んだ。」

そう言って桐生戦兎…仮面ライダービルド ゴリラタンク はバッターボックスに入った。

 

 

対して、ピッチャーの織斑一夏は

(うわぁ、なにあれ。腕、太すぎだろ。いや、デカイのか?変わんないか。)

ゴリラサイドに恐怖していた。

(この一球に全てをかける!)

その思いを込め、織斑一夏の投球は風となった。

 

 

 

 

ビルドはしっかりとボールを見ていた。見ていた上でバットを振らなかった。

「よっしゃ!ワンストライク!」

「ボール!」

「えぇ!?」

篠ノ之束はその球をボールと判定した。

「ありったけの力を込めたのか、ボールが下方向に向かってた。だから、バットを振らなかったのさ。」

「く、今度こそ!」

キャッチャーから戻ってきたボールを握り直し、今度はストライクゾーン目掛けてしっかり投げる。

「引っかかった!」

ど真ん中に投げられたボールは、ビルドが振ったバットにグリーンヒットし、三塁側へ。

「私の出番ですわね!」

オルコットの方に向かったボールは一度バウンドした。下の方でグローブを構えて居るオルコットは、

(取りましたわ!)

そう思った。が、予想外の事態が発生する。

グローブに入るコースだったボールが、変なバウンドをして、グローブから逸れた。オルコットは追いかけてとったが、ビルドは既に一塁に居た。

「天才物理学者は、球のその後の軌道も計算済みなんだよ。」

「く、悔しいですわ!」

いつもの飄々とした言い回しで、オルコットを悔しがらせた。

 

 

ワンアウト、一塁という場面で、出たのはオーズ タゴリーター。

 

織斑一夏はというと、

(またゴリラか……、嫌だなぁ。)

ゴリラに嫌気がさして居た。

(ここは、敬遠しよう。)

そうして、織斑一夏はオーズに対して敬遠することを決めた。

 

 

バッターボックスで構えるオーズは、織斑一夏が多分敬遠してくるだろうと予想して居た。が、そんなのは関係ない。バットが届くのなら、ゴリラの腕力で幾らでもボールを吹き飛ばせる。そう考えて居た。

 

 

織斑一夏がボールを投げる。が、

(そういえば、敬遠ってどうやるんだっけ?適当に投げときゃいいや。)

 

案の定、オーズの射程距離など頭になかった織斑一夏である。

一夏は、ある程度オーズから離れた場所に投げる。が、またしても風が邪魔した。

ボールの軌道はズレ、オーズの方に向かう。ゴリラの腕力でボールをかっ飛ばす。

ど真ん中、ホームランコースだった。

が、そこに立ちはだかるは……世界最強(ブリュンヒルデ)


 ▲ページの一番上に飛ぶ
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。