バカな学園の傍観者   作:九十九 十次郎

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プロローグ

僕は何をしても普通な高校生「安里 誠」

今日は学校の振り分け試験だ。

いつも通り集合10分前に席につき鉛筆、消しゴム、目薬を用意し、先生の話を聞く、普段と何も変わらないがこのテストだけは特別に緊張している。なぜならこの1年のすべてが決まるのだ、このテストの結果がどうなるかで。

僕は際立って頭のいい訳ではないが悪い訳でもない、いつも全国平均のちょっと上、偏差値で言うと60ぐらいの平凡な学生だ。毎日の予習復習は欠かさず行い、課題を出さないなんてとんでもない。

だが、平均的すぎて誰かに印象強く覚えられることもなく、中学の友人からは「影が薄いわけでもないのにいつも忘れる」という手厳しいお言葉を受け取る程だ。僕の人生一語で表すならば「平均」だろう、と考えていたら試験開始の時刻になった。

集中してテストを解こう。

この学校のテストは他の学校のテストとは一味も二味も違う。まず上限がない、普通ならば100点満点のテストだがこの学校は満点という概念すらもなく、解けるだけ解くのが普通。

その上試験中の途中退場は全科目0点扱いと非常に厳しい。

自分でテストのルールを再確認して3教科目の30分ほどたったその時、隣の試験会場(教室)で何やら大声で言い争う声が聞こえてきた。なんだろうと思いながらテストを受け続けたが結局家に帰るまで分からずじまいで、寝たら忘れた。

 

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振り分け試験から時は過ぎ、他の学校が始業式をする日の朝、僕はいつも通りの時間の目覚まし時計で起き、いつも通りのバランスの良い朝食を食べ、いつも通りの時間に家を出た。

僕は基本徒歩でゆっくり景色を見ながら学校へ行くのだが、やはり試験の結果が気になり少々早歩きで学園に来てしまった。

「おはよう、安里。今日も規則正しい生活のようだな、感心するぞ。」

と門をくぐってすぐの所に立っていた筋肉ムキムキ、さながらアスリートの先生、西村先生が声をかけてきた。西村先生は生徒指導の先生で、趣味はトライアスロンであるため鉄人と呼ぶ生徒もチラホラ。

「どうしてこんな所に立っているんですか?まだ遅刻者がでる時間帯でも無いですよね?」

「ああ、それは先日の振り分け試験の結果、及びクラス分けの紙を生徒一人一人に配るためだ。面倒くさい手順だとは思うが、これもこの学校方針らしい。」

ずっと立ってるであろう西村先生に感心しながら

「お疲れ様です、ありがとうございます。」

と言って結果が入った封筒を受け取り、その場をあとにした。

腰掛ける場所を探し、ゆっくりした所で中の紙を見る。そこには大きな文字で

 

『安里誠・・・・・Cクラス代表』

 

自分にしてはとてもいい方かなと思いながら教室へ向かった。てかすごく喜んだ。

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