バカな学園の傍観者   作:九十九 十次郎

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安里君の点数のバランスは基本的に作者のセンター試験の比率に準拠しております。


団結

pppp pppp

朝のアラームで起きた僕はいつも通り学校へ登校し、まず西村先生の所へ向かった

「西村先生、お話があるのですが。」

「なんだ?安里、用件を言え。」

「先生に負担をかけてしまうのですが、放課後に私達の召喚獣の操作練習のためにフィールドを貼ってくれませんか?」

「よかろう!生徒のためだ、付き合ってやる。」

「ありがとうございます!これであとは参加者を募るだけだ。」

 

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朝礼が終わった後の少しの時間で僕はクラスメイトにそのことを話した

「みんなもう知ってるだろうけど、今日の放課後に召喚獣の操作練習をしようと思います。参加したい人は放課後までクラスに残っていてください。」

「「「「「わかった(りました)」」」」」

「それでは、今日も一日頑張りましょう!」

そして時は過ぎ昼休み

昨日食べたメンツでお弁当を食べていた時に新野さんが話を切り出した

「Fクラス、Dクラスに宣戦布告して勝ったらしいよ。案外安里君が危惧してたことが起きたのかも」

「僕達に出来る対策は大体とっているし、あとは天に任せるしかないよ。」

「もし攻められて勝てなかっても、これだけやってんだ。悔いは残らねえだろ。まあ勝つのは俺たちだけどな」

「黒崎君の言う通りね。」

「疑惑が確信に近くなったんだからもっと召喚獣の強化に力を入れてもいいかもしれないな。」

その時

「ちょっといいかしら。今日の放課後について話があるんだけど。」

このクラスの次席小山優香さんが話しかけてきた

「いいよ、もしお昼食べてないなら一緒にどう?」

「そうね、お言葉にあまえさせてもらおうかしら。」

と言って小山さんは自分の席から弁当箱を持ってきて僕たちと一緒に食べ始めた。

「美味しそうだね、そのお弁当。君のお母さんが作ったの?」

「いいえ、自分で作ったの。意外かしら?」

「家族で暮らしててお弁当自分で作るのは確かに意外だね。でもそんなに美味しそうな料理を作れるならいいお嫁さんになりそうだね。将来君の料理を食べる人が羨ましいよ。」

「お前、言ってて恥ずかしくねえのか?」

「突然何を言い出すのよ!恥ずかしいじゃない!」

「え....あっ!ごめん、そんなつもりじゃなかったんだ。確かに本心を言ったんだけど、言葉選びを間違えた。」

柄にもなく恥ずかしいことを言ってしまい小山さんの目的である放課後については頭から弾け飛んでしまった。

その後恥ずかしさでぼーっとしたまま授業が終わり、放課後

「本日召喚獣操作練習の監督をしに来た西村だ、よろしく頼む。」

気づけば西村先生が来ていて、クラスメイトも全員残っていた。

「「「「「「「「「「「「よろしくお願いします」」」」」」」」」」」」

「ふむ、いい返事だ。」

こうして僕達の特訓が始まった。


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