ピーチ脱出からいくらか経った。ピーチ城は目立ったダメージもなく周辺の庭園や街道の整備を行っていた。ピーチはいつものドレスに身を包み自室で公務を行っていた。
「終わったわ、はぁ暇ねぇ」
あの後マリオとルイージに状況を説明しさっさとキノコ王国に帰った。帰還パーティをとりおこなった後デイジーはサラサランドに帰りレサレサは執事と屋敷に帰った。M・キノピオは「もっと鍛えてきます!」となぜか旅にでた。
すっかり平和になったのだが平和すぎてピーチは少し物足りなさを感じていた。
「いや、平和になったのはいいのよ?いいんだけどぉ」
平和になったのはよかったのだが事後処理がなり多く、人員の手配や王国の警備の見直し(毎回やってはいるがなかなか成果がでない)、王国内の被害の確認や隣国への協力要請などなど…その内容も難しいものがほとんどでうんざりしていた。
「あれからずっと働きっぱなし…どこかに旅行に行ってリフレッシュしたいなぁ…」
ピーチの頭にはサラサランドやマシュマロ王国の温泉、カラカラ砂漠の古代遺跡にサイハテ村の巨大大砲、ピカリーヒルズの神殿などなど様々な観光地が浮かんでは消えていった。
などと考えていると部屋のドアがノックされた。返事をするとキノじいが入ってきた。
「お疲れ様ですピーチ姫」
「本当に疲れたわよ~、でもそれ以上にひ・ま・な・の・よ~」
手足をバタバタさせて暇と疲労をアピールするピーチ姫を見てキノじいが「フッフッフ…」と笑った。
「そんな姫にこれを差し上げましょう!」
キノじいの方を見るとその手にはやけにキラキラしたチケットのようなものが握られていた。ピーチはそれを受けとる。
「なあにこれ?」
チケットを見てみるとそれはとある有名なミュージカルのチケットだった。
「あら、これ結構有名な劇場じゃないの、どうしたのこれ?」
「姫がかなり頑張られておいででしたのでご褒美…というと少し恩着せがましいですな。とりあえず少し休まれてくだされ」
「ありがたいけど…仕事はいいの?」
「姫がいなければできない仕事は全て終わりました。あとは我々のみでもなんとかなりますじゃ、ですから何にも気にせずいってらっしゃいませ」
キノじいの言葉にピーチはパッと笑顔を見せた。
「ありがとうキノじい!早速準備するわ!!」
ピーチは意気揚々とピンクのスーツケースを取り出しキノじいも手伝って準備を始めた。
新しい旅に胸を踊らせながらピーチはキノじいからもらった「キラメキ劇場」へのチケットを大切にしまった。
これてこの話はおしまいです。ピーチ姫が苛烈に無双する姿を書いてみたいと思いいたって書き始めて数年かかってやっと書ききれました。
付け焼き刃な表現や設定もありましたが個人的に満足いくものができました。最後に次のゲームに続く風に書いたのはその終わらせ方に少し憧れがあったのでそう書いただけで特に深い意味はありません。
これを書いている途中で「スーパープリンセスピーチショータイム」をプレイしましたが、少し思っていたのと違いましたがピーチ姫は想像以上に可愛く綺麗だったので満足でした。
このお話はこれでおしまいです。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました!!