STRIKEWITCHES ZERO THE ORIGIN   作:アレクサンデル・G・ゴリアス上級大将

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準備

特務実験航空団が武勲を立て続け、私自身もこの前500機目をクスィフィアス・レール砲で粉々にしたために、少将に昇進の上殿下から部隊の拡張を命じられた。まず艦だが、アークエンジェル(少佐に特進したアンジェラに魔法力を供給するよう命じ重ねて艦長に任じた)を戦力に加えK戦隊(K=クルーゼ)として再編された。部隊の汎用性をあげるようにとも殿下から言われていたので第5方面軍から戦車第十一連隊を引き抜いた。元ネタを知っている方なら想像つくだろうが、彼女ら64人の陸戦ウィッチは全員 MS 適正持ちである。ロトを与えて戦力化した。引き抜きのお願いを第5方面軍司令部にしに行った時司令官たる樋口中将から「貸し一つですよ総帥。(彼女もティターンズである)」とめっちゃいい笑顔で言われた。うわぁ嫌な予感しかしねえ、あの人結構イタズラ好きだから何やらされるやら・・・ちなみにアークエンジェルは殿下から『安芸』の名を賜った。そして・・・

 

 

 

 

 

 

「 各国から観戦武官が?」

 

「 はっ。少将の予知夢の通りリベリオン・カールスラント・スオムス・オストマルク・ブリタニアの5カ国から MS・バイオセンサー・宮藤理論のデータ収集のために1名ないし2名の士官を我が国へ送り込むようです。」

 

「本艦に送り込むの間違いではないかねアンジェラ?」

 

「そうとも言えます。」

 

「で?具体的に誰が来るのかね?」

 

「 リベリオンから第一次ネウロイ大戦時からの勇士として有名なカーラ・A・スパーツ陸軍中佐、カールスラントから同大戦時にエースとして名を馳せたエルネスタ・ウーデット空軍准将と副官として我々も見たことがあるアドルフィーネ・ガーランド空軍大尉、スオムスからエイニ・A・ルーッカネン空軍中尉、オストマルクからアレキサンドラ・レーア空軍少将、ブリタニアからトレイシー・マロニー空軍少将が来るとのことです。スオムスは全てにおいて余裕がないから仕方ありませんが、他の国は佐官・将官を送り込んでくるあたり余程技術が欲しいと見えます。」

 

「 だがそれは私の計画に図らずも協力することを意味する。私のセクシー・アイは程度に多少の差異はあれど伝染し私に協力的になる。他の国は分からんが少なくともカールスラントの支配は確実になったね。」

 

「何故です?」

 

「 ウーデット准将はカールスラント空軍総司令官たるゲーリング元帥の親友だ。そしてゲーリング元帥はカールスラント皇帝フリードリヒ4世陛下の親友だ。ここまで言えばわかるだろう君なら?」

 

「・・・なるほど。」

 

「彼女たちの相手は北郷中佐にやらせよう。私は私で君と醇子さんにやらなければならないことがある。」

 

「?」

 

「 ニュータイプは覚醒しなければ意味がない。覚醒させる方法はいたってシンプルだ。心に強い刺激・・・ストレスを与えれば良い。君はもうすでに覚醒している。」

 

「 ・・・私の場合、親が目の前で吹っ飛んだからその時に・・・というわけか。」

 

「 その通りだが醇子さんにまでそのような思いをさせて覚醒させるわけにはいかない。ディライラ!」

 

「 おう。どうした?」

 

「すまないが醇子さんを連れてきてくれたまえ。」

 

「 分かった。全く人使いが荒いこった。」

 

「・・・君はそもそも人だったかね?」

 

「うるせぇ!」 スッ

 

「・・・何をする気だ少将?」

 

「 血を一切流すことなく醇子さんを覚醒させる。その準備だよ。」

 

「 ・・・でその赤い液体は何だ?」

 

「 私の血液だよ。固有魔法〈血の契約〉を使うためだ。」

 

「血の契約?」

 

「醇子をつれてきたぞ~。」

 

「竹井飛曹長、入ります。」

 

「 ありがとうディライラ。君は戻っていいよ。」

 

「 ほんじゃまたな。何かあったら呼んでくれ。」 スッ

 

「・・・ではアンジェラ、醇子さん、今君たちの目の前に置いた私の血を飲んでくれたまえ。」

 

「〈〈はい?〉〉」

 

「 説明している暇はない。もうすぐ戦闘が始まるからね。」

 

ピピピッ ピピピッ ピピピッ ピピピッ ピピピッ

 

「君達の為だ。信じてくれ。」

 

「〈〈・・・了解。〉〉」 ゴクッ

 

「では行こうか?」

 

 

 

 

 

パパパン パン

 

チュイーン チュイーン

 

「 さすがはアンジェラ。プロヴィデンスの性能を限界まで引き出している。あれほどの芸当、中々にできるものではない。」

 

「そう言うおめぇは戦わねぇのか仮面?」

 

「 今回私は戦闘をしてはいけないのだよ若本君。戦いたいのは山々だが、介入してしまうと醇子さんがニュータイプとして覚醒しない。まぁ見ていたまえ。」

 

「?」

 

ジャギン ジャギン

 

「 醇子のやつ相変わらず斬りまくってるがそれがどうかしたのかよ?」

 

「醇子さんの上を見てみたまえ。」

 

「?・・・! 醇子、上だ!」

 

「え?」 バガーン

 

「醇子ーー!」 ヒューン

 

「・・・・・・うん。中々痛いものだねこれは。」

醇子さんは予定通り若本君にキャッチしてもらえたようだ。後は・・・

 

 

 

 

 

「全機帰投しました。」

 

「確認ありがとうアンジェラ。それと醇子さん、無事かね?」 醇子に近づく

 

「はい。被弾したはずなのに何故か無事です。」

 

「そうか・・・良かったよ・・・」

 

グシャッ バタン

 

「「「えっ!?」」」

 

「 少将、おい少将しっかりしろ!まずい心拍数が・・・衛生兵!被弾など一度もしていないのになぜこんなに出血が・・・これは一体どういうことだ・・・まさかあの血は・・・竹井飛曹長、右足の止血を頼む。急げ!このままでは少将が死んでしまう!」

 

 

 

 

 

 

「・・・聞いたか今の音?」

 

「 どうやらアーキテクトのやつ竹井醇子を覚醒させるために一芝居打ったようだが・・・死んだりしないだろうか?」

 

「 問題なかろう。現に我々はまだ生きている。」

 

「 そうだな。ジョンソン、相模と月にいるアデスに打電しろ。《目標発見。134度19分ノース 115度22分イースト》」

 

「もう打った。」

 

「では次の任務に移ろう。“彼女”と接触し、扶桑に護送するぞ。」

 

「「あぁ。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アデス様、 ソーラ・システムの配備が完了致しました。」

 

「ご苦労。下がれ。」

 

「はっ。」

 

「・・・ 全ての準備は整った。後は攻撃命令を待つのみ・・・しかしマスターも無茶をする。付き合わされる我々も骨が折れるよまったく。」

 

 

 

 

 

 

 

「宮藤小佐、少将の容態は?」

 

「 本来こんな状態になっちゃったらたとえウィッチでも即死よ普通?でも何とか生きてる。アンジェラさんの愛がきっとクルーゼさんに届いたのよ。」

 

「!!・・・人をおちょくるのはやめていただきたい! 」

 

「 まあそれはおくとして・・・クルーゼさんは自分で自分を直してるみたいだから私の治癒魔法もあまり意味をなしてないわ。さすがはコーディネイター、あと一週間待てば目を覚ますと思うわ。」

 

 

 

 

 

 

 

全ての準備は整った。私の権力を安定させるためにも、扶桑の大陸領をネウロイ共の好きにさせてはいけない。ならば、原作に出てくる“山”を本格的に動き出す前に撃破すれば良い。アデスもうまくやってくれているし、エージェント達も“山”を見つけてくれた。後は攻撃撃滅するのみ。さあ始めよう。

 

 

 

星一号作戦、開始!

 

 

 

 

 

 

次回、STRIKEWITCHES THEORIGIN 第八話 「STRIKEWITCHES/Zero」 君は刻の涙を見る。

 




戦闘描写皆無でごめんなさい。

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