STRIKEWITCHES ZERO THE ORIGIN   作:アレクサンデル・G・ゴリアス上級大将

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STRIKEWITCHES/Zero

「・・・ここは何処だ?」

 

「・・・ララサーバル小佐?」

 

「竹井飛曹長、何故君もここに?私はさっき少将の隣で就寝したはずだ。」

 

「私もさっき寝たはずなんですけど・・・。」

 

「 私が呼んだのだよ。」

 

「「!?」」

 

「 驚くのも無理からぬことだ。元気だったかねアンジェラ、醇子さん?」

 

「・・・元気な訳あるか!心配したんだぞ!」 涙目で抱き付く

 

「すまなかったアンジェラ。だがね、効率良く醇子さんを覚醒させるにはこうするしかなかったのだよ。許してくれ。」 ナデナデ

 

「ところで醇子さん、私が倒れた後の戦闘で君自身に何か変化はあったかね?敵の意思に触れたり、敵の位置が直接見ずとも把握できたりしているはずだが?」

 

「はい。それに敵の攻撃を直感で避けられるようになりました。後、頭の中で種のようなものが弾けたと思ったら、気付いたら周囲の敵がいつの間にか全滅してたりしました。」

 

「 (種割れがもう起きているのか?)よかった。わざわざ痛い思いをしただけのことはあったね。」

 

「では本題に入ろう。私がここに呼んだのは他でもない来月発動する大規模作戦“星一号作戦”の内容についてだ。この地図を見てくれたまえ。」

 

「少将、この赤い点は何だ?雰囲気からして敵の拠点か?かつて少将と私がヒスパニアで倒した要塞みたいな。」

 

「敵の拠点であることは間違いない。だが大きさが違う。ヒスパニアの要塞の10倍以上、今まで我々扶桑皇国が最近交戦したネウロイの生産工場も兼ねていると報告があった。」

 

「じ じゃあこれを倒せば・・・。」

 

「そう、我々の戦争は終わる。だがこれほどの敵は我がK戦隊だけでは対処できない。陸軍の大陸駐留軍、陸海軍の航空隊を総出撃して確実に潰す。具体的な作戦はこうだ。」

 

 

クルーゼが固有魔法《ソーラ・システム》で要塞型ネウロイ(以後“山”と呼称)の周囲の雑魚を焼く。(実際にはクルーゼの寿命を心配したアデスが衛星軌道上に配置したソーラ・システムⅡで攻撃)

陸海軍航空隊がK戦隊の露払いとして強襲。爆撃機隊の魔導爆弾で雑魚じゃない核持ち地上型ネウロイを、戦闘機隊・K戦隊に属さないウィッチ隊の魔導機銃弾で核持ち航空型ネウロイを潰す。

K戦隊突撃。山を破壊する。

 

 

ちなみに固有魔法《ソーラ・システム》とは、フランチェスカ・ルッキーニの固有魔法「光熱」の上位互換である。某海賊漫画の黄色い海軍本部大将の能力に似たもの(ただし体を光に変えられる訳ではなく攻撃能力のみ)だと言えばわかりやすいだろう。なお、クルーゼがこの固有魔法を使っても、そのほとんどの攻撃方法が魔法力が拡散してしまうため、核持ちネウロイに攻撃は効きにくい。

 

 

 

「一見緻密な作戦だが、よーく見るとただの物量押しだな。」

 

「私は犠牲だらけの戦と負け戦はしたくはないからね。」

 

「ですがこの作戦だと、私達に手柄が行っちゃって不満が後で出るかもしれませんよ?」

 

「安心したまえ醇子さん。褒賞は平等に分配してほしいと今君達にやっているのと同じ方法で殿下に既にお願いしておいた。」

 

「それなら心配ありませんね♪」

 

「来週には私の意識は回復する。それまで私の代わりに準備を頼むよアンジェラ。」

 

「了解した。あなたの為に微力を尽くそう。」 敬礼

 

「私も頑張ります!」 敬礼

 

「頑張ってくれたまえ醇子さん。期待してる。今回の作戦、成功に高く貢献した暁には来年の君の誕生日に贈り物をあげよう。」 答礼

 

「・・・私には無いのかそれは?」 ジト目

 

「君には成人したら私自身を与えると事前に言っておいたはずだがね?これ以上求めるのはいささか欲が深いというものではないかね?」

 

「・・・すまない。もう我が儘は言わない。」

 

「あのぉ~?」

 

「何だね醇子さん?」

 

「私もララサーバル小佐と同じくクルーゼ司令官が欲しいです!」 獲物を見る目

 

「(あっ この世界は原作と違って男が貴重なの忘れてた)君までそんなことを言い出すとはね醇子さん。いつものもの静かで可愛い君への私の印象が今音を立てて崩壊したよ。」

 

「駄目ですか?(涙目&上目遣いのダブルパンチ)」

 

「うぅ・・・わかった。君にも私をあげようじゃないか醇子さん。だが私がここまでするのだ、我々に勝利をもたらしてくれたまえ。それが条件だ。」

 

「はい!」

 

「では話はここまで。また会おう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1937年12月22日 扶桑皇国、第一次ネウロイ大戦以来18年ぶりに大本営を設置。

 

1937年12月23日 扶桑皇国大本営、ラウ・ル・クルーゼ技術少将提案(代理提出:アンジェラ・サラス・ララサーバル技術小佐)のネウロイ撃滅の為の作戦案を満場一致で可決。摂政殿下、ラウ・ル・クルーゼ技術少将を自らの名代とし、作戦遂行時の陸海二軍の全指揮権を付与する。作戦名が“星一号作戦”と命名される。

 

1937年12月24日 星一号作戦発動。

 

 

 

 

次回、STRIKEWITCHES THEORIGIN 第9話 「誕生!赤い彗星」 君は刻の涙を見る。

 




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