STRIKEWITCHES ZERO THE ORIGIN 作:アレクサンデル・G・ゴリアス上級大将
解説
MS-07X グフX
MS-07B3 グフ・カスタムとZGMF-2000 グフイグナイテッドのデータを融合して扶桑海事変直後にクルーゼ・エレクトロニクスで試作された機体。半ばクルーゼの遊びで製作された機体だが、機動性と白兵戦能力の高さが一部ウィッチに買われ少数量産された機体でもある。基本グフ・カスタム(ヒートロッドも)で背中のフライトユニットと剣がグフイグナイテッドの物になっていると思えば良い。武装はガトリングシールドがビーム・ガトリングガンに変更されており、ノリス大佐のグフ・カスタムより高い火力を持っている。
1939年某日 海軍兵学校MS演習場
「今日は護衛を想定した訓練を行う。」
「護衛・・・でありますか?」
「演習場の山頂に敵が要塞を構築して立て籠っている。要塞攻略の為に長距離砲を搭載した九七式重装陸上戦闘脚(D-50Cロト)が陸戦隊本部から3機増援として貴様の下に送られて来た。貴様の小隊はこれを敵から護衛、戦車を有効射程距離まで護衛する・・・というのが貴様の今日の演習内容だ雁淵。」
「尚、演習に際してMSに制限を加える。」
「どのような制限でしょうか?」
「この演習は長距離行軍をしてきた事を想定し、魔法力消費を抑える為、ビーム・ライフルの射撃はともかく、長時間の飛行は禁止。スラスターは緊急回避等の為の数秒吹かすのみ。魔法力の消費をなるべく抑える事に注意を払って演習を行うように。良いか?」
「了解しました。」敬礼
「・・・で孝美、敵役については教官は何にも言ってなかったのか?」
「『MSが一機のみで攻撃してくる』以外何も言ってなかったわ菅野さん。」
「オレ達相手にたった一機とはァ、ナメられたもんだ。」
「雁淵隊長、これからどうします?」
「ひとまず密集体形で私が先行、進路を哨戒します。菅野さん達は進軍しつつ戦車隊を長距離砲の有効射程距離まで護衛します。」
「「了解。」」
「戦車隊の皆さんもよろしいでしょうか?」
「「「はい。」」」
「では進軍開始!」
「まさか・・・気まぐれに作ったこの機体を使う機会が来るとは思わなかった。ノリス大佐にはあらゆる面で及ぶべくも無いが、まあ頑張ってノリス大佐風に無双するとするか。住山さんから声を敵に聞かせる際は変声機を通すよう言われてるからな。私の声で混乱されても困る。任務内容は・・・ロト3機を撃破・・・護衛MSは訓練用ジェガンが3機。これもまんまノリス大佐無双の内容じゃないか。指揮官は・・・雁淵君か。まあなるようになるか。セットアップ!」 MSを展開する
「ラ・・・じゃない兵学校では私は別の名前だな。」
「フル・フロンタル、グフ・カスタム・・・じゃないグフX、出るぞ!」
「面白え程に敵が来ねえな。まさかオレ達に怖気ついて攻撃してこねえのかこりゃ?」
「いや菅野さん、いくら強くても学生に怖気づく教官はいないと思うのだけれど・・・。」
ドガーン
「ビルが爆発した?あれは!?・・・雁淵隊長、青いMSが飛び出してきました。早い!」
ここからの推奨BGM 08MS小隊 より 『Ⅶ(ノリス大佐のテーマ)』
「タンクもどきを散開させたか・・・しかし、私相手にそれは悪手だ。よし、ここから私の声はあちらに聞こえるようにモードを変えておくか。」 カチッ モードを変える
「一機は真下か。」 ヒートロッドを給水塔に引っ掛ける。
「近過ぎて死角だ。」
「私が攻撃します。」 ズキューン
「狙いが甘い。」 避けて降りる
「貰った!」 ガトリングシールドを構える
「吹き抜けに入られたわ。」
「任せろ孝美。」 180ミリキャノンを構える
「落下なら予測できる・・・そこだ!」 ドーン
「菅野君のMSのFCSの補助があるとはいえ固有魔法も使わないでここまでやれる射撃は素晴らしいが・・・私には通じない。」 空中で一旦停止 砲弾が当たらず通過する
「やったか?」
「一つ。」 ズガガガガガ
「キャーッ!・・・此方戦車一号。撃破されました。」
「チッ。オレの偏差射撃を避けるたぁな。」
「煙が邪魔で視界が狭い。護衛対象から離れないで二人とも。」
「「了解!」」
「どこから来る・・・。」
「甘い。」ヒートロッドで孝美のビーム・ライフルを破壊する
「そんな・・・でも!」 バババババ バルカンをバラ撒く
「いない・・・しまった。」
気が付けば敵は戦車を後ろから模擬ビーム・サーベルで破壊していた。
「すみません。此方戦車三号。撃破されちゃいました。」
「チッ。孝美下がれ。鉛玉を食らいやがれ!」
菅野さんが180ミリキャノンで敵を攻撃するも、敵機は飛び上がりビーム・ガトリングガンを菅野さんに乱射、菅野さんは僅かな損害で済んだけど、戦車は撃破され、敵機の離脱を許してしまった。
「一瞬で二機も・・・北郷教官がここに居るはずがねえし・・・坂本少尉や竹井少尉のような手練れは北海道に研修に行ってる・・・でもあの人達に匹敵する腕前・・・コイツは、エースだ!。」
「菅野さん、考え事は後。敵は高速に入ったわ。戦車に攻撃させて!」
「了解した。」
ドスンドスンドスンドスン グフXが激走する
「弾幕を張るならともかく、単射で私には当てられんよ。」
ドシュッ ドシュッ ドシュッ
バゴーン 高速道路が崩壊する。
「さあ来やがれこの野郎!・・・って何だと!?」
バカな。高速の一区画を丸ごと持ち上げやがった!化けもんか奴は!
「怯えろ!竦めぇ!MSの性能を活かせぬまま、死んでゆけぇ!」
「ナメやがってぇ!」 ビーム・サーベル持って突る。
「オラァ!」
「・・・。」避けてヒートロッドを菅野ジェガンの胸部に吸着させる
「何だこりゃ?」
「・・・。」ビビビビビ ヒートロッドを発動させる
「ガァッ。」 電撃が走り菅野ジェガンが停止する
「これで終わりだ!」ズガガガガガ ロトにビーム・ガトリングガンを乱射
「キャーッ! すみませんこちら戦車二号。撃破されました。」
「演習終了!」
「・・・総帥、やり過ぎです。」
「すみません住山さん。反省してます。」
「でもまあこれで総帥の学生生活は終わりですな。はぁ~疲れた。」椅子に深く寄り掛かる
「お疲れ様です。」
「全くですよ。総帥の貞操の心配で胃薬を常用する日々ともやっとおさらばできます。やったー!」
海軍兵学校最後の演習を終え卒業証書を住山さんから貰い、人知れず私は学校を後にしようと思ったが、ふと私が創設させた授業が気になったので脇から覗いてみた。
「これより『新人類学概論』の講義を始める。」
『新人類学』・・・私の指示で兵学校生のエリート意識(から来る下士官・兵に対する差別意識)を軟化させ、また国際情勢にも敏感になってもらい、また課題発見力・解決力を養ってもらう為に創設させた科目である。私の著書たる「ニュータイプ論」を教科書としている。それについて教官から節毎に解説を受けた上で学生間で討論するのが基本的内容である。その上で国際情勢をグループワークで分析し諸外国が抱える問題を発見
、解決案を作成していくのが『新人類学総論』である。海軍兵学校の弊害をW〇kiで知ってた私だからこそできる業である。
あ。あそこに雁淵君がいる。へ~。学生服(セーラー服)の雁淵君も中々良いな・・・いかんいかん。邪念が入った。皆楽しそうにやってて何よりだよ。では私は失礼しよう。彼女らがどう成長するのか楽しみにしつつ・・・
新年初の投稿なのに山も谷もないクソエピソード。読者の皆様、本当にすみませんでした。