チートなアメリカ合衆国&日本皇国召喚   作:名無之助

20 / 28
第16話・パーバルディア共和国

中央暦1641年2月1日 旧パーパルディア皇国首都エストシラント皇城跡を眺める1人の男がいた。

 

現パーパルディア共和国初代総理大臣カイオスである。

 

彼は未だに瓦礫の撤去が進んでいない城の残骸を見ながらアメリカ軍の攻撃があった日の事を思い出していた。

 

ーー

 

彼はあの日、皇帝ルディアスに降伏をするよう進言する為に城へ向かっていた。

 

彼はそれまでに数回アメリカ合衆国の情報機関と接触を持ち、更にはアメリカ軍が何ら損害を出さずに皇国海軍を殲滅し、工業都市デュロ、と首都から500キロの位置にある都市アルーニを壊滅させた兵器の詳細を伝えられてから幾度となく皇帝へ降伏を進言し、そして先日それまでの役職を解任され、謹慎させられていたのである。

 

だが、そんな彼も動かなければならない事態となる。

 

前々から進めていたクーデター計画すら放り出し彼は駆け出した。

 

理由は、アメリカ合衆国がカイオスを見放したことに起因する。

 

カイオスが駆け出したその日、アメリカ軍の航空機が大陸共通語で書かれたビラをエストシラントにばら撒いたのである。

 

内容は簡単に言うと市民への避難勧告である。

 

エストシラントの皇城に対して特殊弾頭を用いた攻撃を行うから半日以内に都市から離れる様に伝えるものであった。

謹慎中のカイオスにその情報が伝えられたのはその約10時間後、アメリカの情報機関からであった。

 

カイオスは慌てて謹慎場所から飛び出すが、見張りの兵に拘束されてしまう。

 

どうにか抜け出して見張りを振り切った頃には既に手遅れであった。

 

眩い閃光と共に立ち上るキノコ状の爆煙、そして襲いくる爆風により吹き飛ばされたカイオスは、大怪我を負うが、生きていた。

 

そしてどうにかエストシラントの皇城まで辿り着くと、そこにあったのは皇城だったものでしかなかった。

 

暫く周辺を探索すると、人の腕を見つける。

 

その腕には皇帝ルディアスが身につけていた物と同じ装飾品が付いていた。

 

皇帝ルディアスは死んでいた。

 

後にカイオスが知ったのは、あの攻撃に使われたのはアメリカ軍で3番目に強力な兵器だという事である。

 

カイオスはそこまで思い出した所で現実に意識を向ける。

 

カイオスはこれからアメリカ合衆国及び日本皇国の外交担当者との会談のため、仮設の会場へ向かわなければならなかったのだ。

 

ーー

 

会談の会場にカイオスは到着すると胃の痛みを堪えながら席に着く。

 

そして自己紹介が始まる。

 

「私は日本皇国外務省対パーパルディア交渉団全権大使を務めます西沢晃と申します」

 

壮年の男性が名乗ると、次にその隣にいた若い男性が立ち上がり自己紹介をする。

「私は西沢大使の補佐を務めます日本皇国外務省の八木浩二と申します。そしてこちらが今回専門分野における助言や説明、補足などを行う為に同席させていただく日本皇国国防軍統合参謀本部戦略研究課長の柳田中将です」

 

八木という外交官に促され、軍服を着た壮年の男性が立ち上がり口を開く。

 

「柳田十三郎です。今回の会議における専門分野の助言を行います」

 

そして次にアメリカ合衆国の外交官が自己紹介を始める。

 

「私はアメリカ合衆国国務省特命全権大使のスティーブン・シュワルツネッガーです。そしてこちらが補佐官のジョン・ターラー書記官です」

 

初老の紳士然とした男性と少し細めの青年が自己紹介する。

 

そして次にアメリカ合衆国側にいるもう1人の軍人が自己紹介する。

 

「今回私も柳田中将と同じく専門分野の助言を行います。アメリカ合衆国海軍作戦課のクリス・ランドール少将です」

 

そういった自己紹介したのは恰幅の良い壮年の男性軍人である。

 

そしてカイオスと補佐官の自己紹介が行われる。

 

そして本題である。

 

議題は、パーパルディア共和国の復興並びに再軍備及び治安に関してである。

 

復興支援に関しては日本皇国が全面支援する見返りに港湾施設の無期借り上げ(賃料は支払う)と一部地下資源の探索及び採掘権が決定された。

 

また、アメリカ合衆国は港湾施設の新規建設と土地の無償譲渡を要求し、これも決定。

 

更に地下資源の探索及び採掘権などについては日本より多い権利を獲得する。

 

再軍備に関してはアメリカ合衆国主導で日米共同で支援することとなる。

 

この辺に関しては必要な設備などの説明が同席した2人の軍人からより詳しく行われた。

 

次に治安についてである。

 

旧パーパルディア皇国の治安維持方法などについては日米からボロクソに評価され、こちらについては元々進駐していたアメリカ陸軍一個師団に加えて日本皇国国防陸軍から二個旅団、更に日本皇国警察庁警察官教導部から人員を派遣し、更に装備も貸与する型で日本主導の警察組織の育成が行われることとなる。

 

そのほか法制などについては後日日米から専門家が派遣され、パーパルディア共和国の法整備の補助を行うと決定された。

 

日米からしたら、パーパルディア共和国に力をつけさせて面倒臭い国に対しての壁役を押し付ける気満々であったが、カイオスはそれを察してからこの後胃薬を常飲するようになる。

 

そして後に大日本皇国調剤薬局と言う企業の救世主となるが…それはまた別の話?

 

今後登場させたい兵器第一弾 空中戦艦又は空母でどれを登場させれば良いですか?上位2つを登場させたいと思います。

  • ラピュタのゴリアテ
  • エースコンバット重巡航管制機
  • エースコンバットアークバード
  • エースコンバット空中要塞グレイブニル
  • 未来少年コナンのギカント
  • ガンダムからガルダ級大型輸送機
  • ラピュタからタイガーモス号
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。