チートなアメリカ合衆国&日本皇国召喚   作:名無之助

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第17話・ムー国技術部使節団、大演習ヲ観閲ス 前編

 中央歴1641年10月 

 ムー国のマイカル港の港湾改良工事が完了した。

 それに合わせ日米ム三ヵ国の企業による建設ラッシュ、さらに日本や米国企業の製品*1流入によりムー国の産業や経済に良い意味でも悪い意味でも影響を与えた。

 

 特にムー国の航空機製造メーカーや自動車メーカー、家電メーカーの打撃は大きく、各産業界はムー国の政府に対し日本や米国との取引に対して規制をするか技術提供をしてもらうよう日米に働きかけてほしい旨をかなり必死に訴えることとなる。

 

 

 そしてムー国政府としても自国の産業を保護するためと、日米との技術格差を少しでも縮め、両国の技術を吸収することで国力の増強を図りたい思惑もあり、日米両政府との外交交渉を進めていくこととなる。

 

 そして交渉を開始して1月ほどで日本皇国からある提案がなされる。

 

 日本皇国でかつて活躍していた戦闘機や兵員輸送に使われた軍用車両とその民生品のライセンス契約と少数ながら現物の提供もしてもよいという提案であった。

 

 戦闘機や車両の名称や性能に関しても具体的な性能を記した書類が送られてきており、ムー国技術部に衝撃を持って迎えられた。

 

 日本皇国から提示された戦闘機は日本皇国ではもはや使われていないレシプロ戦闘機であったが、その形状はムー国の常識の外にあった。

 

 その戦闘機の名は01式局地戦闘機【震電】

  

 日本皇国の暦で皇紀2601年12月に正式化され配備が開始された戦闘機らしく約80年ほど前の機体だという。

 

 それを現在の技術である程度のチューニングを施して提供してくれるというのだ。

 

 性能()内は大戦当時の数値

 名称 01式局地戦闘機【震電】

 乗員1名

 全幅11.118m

 全長10m

 全高3.98m

 全翼面積20.80㎡

 出力2900馬力(2500馬力)

 最高速度900km高度12000m時(815km高度11500m時)

 巡航速度550km(500km)

 航続距離2000から2500km(1800から2200km)

 実用上昇限度16000m(14500m)

 上昇率850m(800m)

 離陸滑走距離630m(640m)

 着陸滑走距離650m(660m)

 武装30ミリ機関砲2機・12.7ミリ機銃4機(30ミリ機関砲2機・20ミリ機関砲4機)

 爆装60kg爆弾4発・30㎏爆弾4発・60kgまたは30㎏ロケット弾各4発(大戦時と変わらず)

 

 車両に関しても50年以上昔の車両とのことだが、愛好家は今でも現役で乗りこなしているという車両で、その車両は四菱自動車製08式四輪自動貨車*2の民生版、どことなく犬を思わせる見た目になったその車両は、ハチ公ジープとの愛称で呼ばれる。

 

 定員は4から5人乗りで最高140キロで走行できる。

 

 そして日本からの提案には続きがあり、現物が動いているところを直接見て性能をムー国の技術者に実感してほしいとの話を振られ、それを耳にし真っ先に「私が行かずに誰が行くのですか⁉」と上司にすさまじい剣幕で詰め寄った技術部のマイラスと日本皇国の戦闘機に興味を示した空軍の戦闘機パイロット数名、他女性含む技師2名、外交官2名が派遣されることとなる。

 

 のちにこの外交団が日本皇国内でやんごとなきお方のいたずら心が発動したせいでちょっとした騒ぎに巻き込まれるのだが、彼らは知る由もない。

 

ーそれから約二ヶ月後ー

 

中央暦1641年12月15日 日本 北海道 矢臼別演習場

 

その日、演習場には日本皇国国防陸軍北部方面軍を構成する北部即応空中機動旅団、第2歩兵師団、第5歩兵師団、第7機甲師団、第11砲兵旅団の各主力部隊、空中機動旅団からは2個戦闘ヘリ中隊とへリボーン部隊である機動歩兵連隊、歩兵師団からは各2個歩兵連隊、機甲師団からは2個戦車連隊と自走砲兵大隊、歩兵1個大隊、砲兵旅団からは自走砲や牽引式野砲、ロケット砲、高射砲などで編成されている1個砲兵連隊が展開していた。

 

更に演習場内に設営された仮説飛行場にはレシプロ戦闘機4機が鎮座しており、その付近には日本皇国国防空軍北部方面防空軍所属の第2航空団の第201飛行大隊から戦闘機1個小隊4機と北部方面第3支援飛行群の大地支援攻撃機からなる第31支援飛行小隊の攻撃機と大型対地攻撃機を運用する第2独立戦略航空隊の大型航空機(日本版AC130)他各隊付属整備補給隊と基地防空隊が展開する。

 

そこに日本皇国の海兵隊の役割を持つ独立機動軍第1機動旅団第3機動強襲連隊が展開していた。

 

日本皇国以外にはアメリカ合衆国海兵隊第31海兵遠征隊と陸軍からもレンジャー1個大隊が展開している。

 

他にクワ・トイネ公国とクイラ王国、アルタラス王国、パーパルディア共和国、フェン王国、ロウリア王国の再編成された陸海空軍から観戦武官や来賓が集まっている。

 

そこに、ムー国技術部使節団も混じる事となる。

 

さて、この演習場で何が行われるのか、事前に何も知らされずにきてしまったムー国使節団だが、午前10時を回った頃に漸くそれを知る事が出来た。

 

アナウンスにより宣言が出される

 

《これより、令和20年度、冬季総合大演習"スノー・フラッグ"*3を開始いたします!》

*1
主に自動車などの製品が流入しムー国の自動車産業に打撃を与えた

*2
和製ジープ

*3
将兵からは、ヘル・クリスマス(地獄のクリスマス)と呼ばれる。公開は初日のみで、日程的には12月26日まで行われる3年に一度行われる大規模な演習。最終日には陛下がご観覧する冬季閲兵式が行われる。

今後登場させたい兵器第一弾 空中戦艦又は空母でどれを登場させれば良いですか?上位2つを登場させたいと思います。

  • ラピュタのゴリアテ
  • エースコンバット重巡航管制機
  • エースコンバットアークバード
  • エースコンバット空中要塞グレイブニル
  • 未来少年コナンのギカント
  • ガンダムからガルダ級大型輸送機
  • ラピュタからタイガーモス号
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