チートなアメリカ合衆国&日本皇国召喚   作:名無之助

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第19話・陛下、ムー国訪問へ1

中央暦1642年1月某日

 

冬季総合大演習(スノー・フラッグ)から暫く経ち、皇居の執務室にて、陛下は冬季総合大演習の際に宿泊施設を抜け出し、とあるムー国女性技術者と出会ったあとのことを思い出していた。

 

陛下が洋食屋に入った後の事である。

 

何処からか報告が入ったのか、陛下が店に入って数十分ほどしてムー国技術者のマイラスが外交官と共に慌てた様子で洋食屋に入ってきたのだ。

 

そして、マイラスが目にしたのは…

 

「ねー…聞いてますかぁ?おじさんー…マイラスって言うやつ、私が何度も何度もアピールしてるし、好きなの口に出したこともあるのにぜんっぜん煮え切らない態度というかー…もー男ならはっきりしろって言いたくなりますよー…ヒック」

 

マイラスがよく知る女性技術者が何やら自分のことについて愚痴を言いつつ酒を煽りつつ、

 

「…レディ?少し飲み過ぎではないかな?その、マイラス君も、煮え切らない態度ということは、まだチャンスがあると言うことだ。この国にはね、推して…いや違う、押してダメなら引いてみろ、と言う言葉がある。アピールして変わらないのなら、一旦アピールを止めてみて様子を見るのも一手だよ」

 

何故そこに居る!?と叫びたくなるような、この場でまさか出くわすとは思わないやんごとなきお方に絡み、そのお方もノリノリでそれに対応している現場だった。

 

2人はマイラスがいる事に気付くと、酔っ払った女性技術者にマイラスが捕まり、そしてマイラスはそのまま女性技術者にお持ち帰りされた。

 

そして陛下は…

 

「女性とは、時にはその辺の男以上にはパワフルなものなのだな…」

 

そうしみじみと呟くのだった。

 

背後にいつのまにか現れた、鬼の形相の侍従長の存在から必死で現実逃避するための呟きでもあった…。

 

そこまでを思い出した陛下はあることを思う。

 

「あの2人があの後どうなったのか物凄く気になりますね…ムー国にも行ってみたい…」

 

そう呟いた後、そういえば、異世界に転移してからというもの、外遊を行って居なかったことを思い出した陛下は、侍従長を呼び出した。

 

「陛下、お呼びにより参りました」

 

恭しく陛下に礼をする侍従長に陛下は切り出した。

 

「じいよ、新世界にわが国が来てどれくらい経つだろうか?」

 

「そうですね…3年になるかと…」

 

「そうだ、そして、まだ新世界にて私は外国を見ていない…そろそろ、最近ムー国の使節団もきたのもあるし、私も国外を、特にムー国を視察に行ってみたいのだ、どうにかならないだろうか…」

 

そう言われ、侍従長はしばし考え込む…

 

「政府専用機ですと、まだムー国の空港には着陸する事が難しいと思われます。マイカル港の拡張工事の完了が3月初旬に予定されており、式典もあるので、そちらへの出席という事ならば……予定を組むのは出来るかと、ただ船で行くしかありませんが…」

 

陛下も侍従長の言葉に少し考え込む。

 

「先進12ヵ国会議も今年だったな…護衛艦をつけることを考えると…軍と政府に負担になるか……皇宮親衛艦隊*1だけでは厳しいのか?」

 

「いえ、練度も艦艇の整備状況も維持はされておりますが……儀礼の意味合いが強い艦隊ですので少々不安が…」

 

「それを言うなら、この皇居を警備、守護する皇宮警備隊と私たち皇族を直接警護する皇宮護衛隊も儀礼的意味合いがあるが、過去数度に渡りその力量を示しているではないか…かの東京騒乱*2の時も彼らは力量を示した。親衛艦隊も同様だと私は信じる」

 

「分かりました…陛下が信じるのなら私も信じましょう…内閣へは私から伝えて、日程など、具体的な調整のため政府と協議に入ります」

 

侍従長はそう言い、陛下に礼をした後執務室から退室した。

 

 

その日、内閣府、外務省、国防省、宮内省の一部の官僚の残業が決定した。

 

 

*1
幕府が解体された際に幕府から皇室へ献上された幕府親衛艦隊を祖とする天皇陛下を守護する艦隊。主に船で外遊に向かう際や、観艦式で陛下が座乗される船を警護する役割をもつ

*2
地球にて西暦2000年代に起きた某国との武力衝突の直前に某国工作員により起こされた皇居占領未遂、天皇陛下拉致未遂及び国会議事堂、総理官邸襲撃事件etc…などの一連の出来事の総称




アンケート結果発表

今後登場させる兵器のアンケート第一弾
アークバード
重巡航管制機

に決定致しました。
第二弾はまだ未定です。
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