チートなアメリカ合衆国&日本皇国召喚   作:名無之助

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第4話・ギムの街救援2

中央歴1639年4月21日 クワ・トイネ公国 早朝 マイハーク沖合に19日前に現れた艦隊の他に更に4隻の大型艦が姿を現していた。

 

そして、その艦からは19日前と同じ様な船が出てきて、港へと接岸し、装備などを下ろしていく。

 

しかし、一つ違う点があった。

 

沖合の艦から出てきたのは、船だけではなかったのである。

 

船よりも小さい箱の様な物が、数十もの数でマイハークの今度は港ではなく海岸へと殺到したのである。

 

さらに、何十体もの羽虫の様な飛行物体が大型艦より飛び立って、マイハーク近郊に着陸した。

 

これらの光景を見た住民たちは思考することを諦めただ呆然と眺めるしかなかったのである。

 

この日マイハークに到着したのは、日本皇国第1機動旅団、日本皇国陸、海軍から選抜された兵士らにより編成された、日本皇国軍の誇る精鋭部隊の一つであったのだ。

 

彼らは、到着後すぐにマイハーク郊外に陣地を構築し、午前10時にはいつでも行動できる体制を整えた。

 

更に1時間後、派遣部隊の総司令官を務める大内田陸軍大将は、米軍やクワ・トイネ公国軍司令官たちや第1機動旅団旅団長 近藤 勇介(こんどう ゆうすけ)少将、副旅団長 土方 歳三郎(ひじかた としさぶろう)大佐、更にマイハーク沖合に待機する海軍第二艦隊司令長官を交えた各部隊の指揮官らと共に今後の作戦を決める為の会議を開いていた。

 

「これより、今後の作戦方針を決める為の会議を開催する」

 

総司令官であり、進行役を務める大内田陸軍大将の宣言により会議は開始された。

 

「まず、クワ・トイネ公国軍については、こちらとしては、後方支援をお願いしたい。

我が軍やアメリカ海兵隊の作戦行動に、現状、クワ・トイネ公国軍はついて来れないというのが、我々の見解だが…どうだろうか?」

 

まずは陸軍第七機甲師団隷下の旅団長が口を開く。

 

その旅団長の言葉に、クワ・トイネ側の指揮官は顔をしかめ、反論を口にした。

 

「その意見は聞捨てなりませんな…ここは我々の国、我々自身が前線に立ち守るのが道理だ」

 

「しかし、貴方方では…失礼かも知れんが、貴方方も分かっている筈だ…貴方方ではロウリア軍には勝てないことは、それに、我が軍としては、クワ・トイネ公国軍に後方支援を任せるのも、配慮した結果なのだが…」

 

「……っぬぅ…しかし…これでは我が軍があまりに…」

 

クワ・トイネ公国軍の指揮官は、その後の言葉が続かない…彼は、余りにも惨めだと感じた…それ程までに自軍と日本軍やアメリカ軍とは実力が離れすぎているのは、彼も分かっていたのだ…だが、彼はそれでも自分たちの国は自分たちで守りたいと言う思いから口を出さずにはいられなかったのだが、それが却って彼を惨めにさせた。

 

「…確かに、今のクワ・トイネ公国軍は戦力とするには余りに心許ないが、その心情は察するに余りある…だが、前線を任せるには…残念だが……」

 

大内田陸軍大将が言う…

 

「……分かりました…我が軍は後方支援に当たらせていただきます」

 

「…感謝する…しかし、今後の為に我々の戦術を学んでもらいたいのもある…どうだろう?観戦武官を我が軍とアメリカ海兵隊に派遣していただくと言うのは」

 

その言葉に、クワ・トイネ側はすぐに了承し、すぐに観戦武官の選定を行うことにした。

 

「次に作戦展開に関してだが、意見を出してもらいたい。基本としては、機動力と火力を生かした戦術を取り、敵を撃退後、ロウリア本国への逆侵攻を行うと予定している」

 

アメリカ海兵隊の指揮官が発言する。

 

「それについてですが、現状敵に最初に攻撃されると予想されるギムの街について、明日にはロウリア軍がギムの街へ攻め込むという分析が出ています。 これについての対策を最初に伺いたい」

 

「…それについては、我が日本皇国陸軍の第1機動旅団、第3機動強襲連隊並びに、第七機甲師団第七二自走砲兵連隊と第七一戦車旅団、同第七一機械化歩兵旅団を既にいつでも行動できるよう待機させている。ヘリを用いた機動戦術に特化した第三機動強襲連隊は明日明朝に出動すれば、十分にギムの街救援へは間に合うだろう…また、その他の部隊も、今夜中にギムの街へ移動を開始し、こちらも、ギムの街が陥落する前に到着できる筈だ」

 

海兵隊指揮官はその内容に少なくない衝撃を受ける。

 

なぜなら、この決断はクワ・トイネに展開する日本皇国陸軍主力の大半をギムの街へさし向ける判断であったからだ。

 

「…それは…このクワ・トイネに展開する貴国の戦力の大半をギムに向けると?」

 

「その通りです…ただ、これには続きがありまして……ギムの街を救援し、敵を撃退後、貴国…アメリカ合衆国海兵隊のクワ・トイネ派遣部隊主力が合流予定ですが、その海兵隊主力はロウリア王国首都へ強襲上陸、首都の制圧を測ります。それと同時に我が第三機動強襲連隊を王城へ投入し、国王を拘束すると言う作戦となります」

 

「それは分かりました。しかし、敵航空兵力に付いてはどう対処するのですか?」

 

海兵隊指揮官の質問に、今度は日本海軍第二艦隊司令長官が返答した。

 

「それに付いては、私から話させて頂く。今回の作戦において、航空支援は我が第二艦隊が担当する。具体的には、我が艦隊の第二空母戦隊の空母、蒼龍、飛龍の2隻の空母が航空支援に当たる予定でいるため問題はないと考える、また、ロウリア首都侵攻に関しては、アメリカ合衆国海軍強襲揚陸艦搭載機が航空支援を請け負うことになっているが、必要に応じ、当方も航空支援に参加することになっている」

 

「なるほど…分かりました」

 

「次に…これは凄いな……敵海上兵力に付いての対策だが…まず、敵海上兵力は、約4400隻の大船団だとの情報だ…対処は可能か?」

 

第二艦隊司令長官がハッキリとした言葉で返答する。

 

「可能です…我が艦隊は、第ニ打撃戦隊のみで敵海上兵力を撃退できると断言いたします」

 

その返答に、大内田陸軍大将は第二艦隊司令長官の目を真っ直ぐに見ながら本当に出来るのかと目で問いかける。

 

すると、第二艦隊司令長官は不敵に笑みを浮かべ、こう述べた。

 

「敵船団に、戦艦(海の王者)という物がどんなものか、その身に教えてあげますよ」

 

 

こうして、作戦が決定され、各部隊は行動を開始した。

 

 

ギムの街侵攻まで後1日

 

時を同じくして、ロウリア侵攻作戦のため、アメリカ合衆国海軍第七艦隊が強襲揚陸艦を含む数十隻の揚陸艦や輸送艦を伴い、出撃するのであった…。

 

 

 

 

 

 

今後登場させたい兵器第一弾 空中戦艦又は空母でどれを登場させれば良いですか?上位2つを登場させたいと思います。

  • ラピュタのゴリアテ
  • エースコンバット重巡航管制機
  • エースコンバットアークバード
  • エースコンバット空中要塞グレイブニル
  • 未来少年コナンのギカント
  • ガンダムからガルダ級大型輸送機
  • ラピュタからタイガーモス号
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