真っ暗な中に火が灯りはじめた
火はやがて広がり世界を照らし出す
その火の中心に人影が一つあった
上級騎士の鎧を身に纏った男がいた。男は黄金色の髪に海の様な青い瞳の一般的に美男子と呼ばれる顔立ちであった
最期になるかも知れないから、全部話しておきたいんだ。
オレが火を継ぐことになったのは、ある日のことだった。
「やべー寝坊したーー!」
オレは家の近くの県立高校に通う三年生だ。普通の生活、変わらない日常のなかを生きている。
そんなオレにも趣味はある
『ダークソウル』
友人に紹介されてたこのゲームに夢中になった。その結果が今の状況である
「くっそー、夜更かしし過ぎたー!」
校門が閉まるまで後5分
朝の通勤で行き交う人を避けながら走っていた
そして、学校が見えてきた
「はぁはぁ、ギリギリ行けるかな。」
学校前の最期の交差点に差し掛かったところで赤信号に引っ掛かった
信号待ちをしていると赤信号で止まるにしてはスピードの速いトラックが走ってきた
いち早く、気がついたオレはトラックの運転席を目を凝らして見てみた
運転手はハンドルに顔を押し付ける体勢だった。居眠り運転である
やべーぞ!
そう思った時には交差点にトラックが侵入していた。
トラックは交差点を走っていた車に次々ぶつかり、衝撃で車が一台こちらに向かってきた
アッ!オレ、オワタ(^3^)/
次の瞬間、オレの意識はブラックアウトした
んっ?何かの足音が聞こえる。
目を開けてみるとそこは石造りの牢屋?の様な場所だった
「ここはどこだ?てゆーかオレ死んだんじゃないのか?」
周りを見渡していると上からボロボロの布切れを着た人?の死体が降ってきた
ドサッ!
「うわっ!」
死体が降ってきたことに疑問を持ったオレは天井を見上げる。
そこには、鎧を着た男?が此方を覗いていた
「はっ?」
オレはあまりの衝撃的なことに声を出した。
その鎧を着た男に見覚えがあったからだ
「上級騎士の鎧!マジか?てゆーことは!」
オレは直ぐ様自分の身体を確認した。
「な、なんじゃこりゃーーー!」
そこにあったのは皮と骨だけで出来た様な自分の身体だった
「ダ、ダークソウル!」
オレはこの時、ようやく此処がダークソウルの世界でありロードランの北の不死院であることに気付いた。
それから、オレはゲームをクリアすれば元の世界に帰ることができると信じ牢屋を出た。
長い道のりだった。
最初の頃は何回死んだことか、ただの高校生に見た目が化け物とはいえ人の形をした亡者を斬るのはメンタル面に大きくダメージを与えた
そのうち斬ることにも慣れ火を継ぐために進んで行った。
いろいろな出会いもあった
そして、薪の王グヴィンを倒すことができた。
「終わったな、これで帰れるのか...」
オレは、自分の身体が燃えていくのを見ながらつぶやいていた。
やがて、意識が消えていった
どうですか?
とりあえずプロロで火を継ぎました。
次回からバランドール逝きます