Phantasy Star Contractors 作:FatherBear
星の契約者達
ーおれは、なにをしているのだろう
市街地が硝煙の匂いで覆われる。
ー俺は、何故ここにいる
市民から阿鼻叫喚が聞こえる
ーあぁ、そうか。俺は…
銃や剣を向けられる。
ー…?なんだ…?何故俺にソレを向ける?
一斉に撃たれる。
ー………
続いて怒涛の斬撃が襲う。
ー…何故、攻撃されている?俺は、正しい事を…
攻撃は止むことはなく、尚も続行される。
1人、男がこう叫ぶ。
「何でっ…!何で攻撃が通らない!!!」
続けて女も叫ぶ
「このっ…!化け物め!」
ー……しゃらくさい…
「右手から産み出した赤い刀」を振りかぶり、男女達を後ろのビルごと凪ぎ払う。
ビルが倒れた衝撃で体勢を崩す。
ピキッ
何かにヒビが入る音がした。なんだ?
ー…これは…?
何かを顔に装着していた。これは…俺の顔の感触…なのか…?
ー…これは、まるで…
ビルに付けられていたガラスだったのだろう。そのガラスには、恐ろしい形相の顔が写されていた。
2本の角が生え、真っ白い牙が剥き出しになっており、横からは青い肌が露出していた。その上にそのまま黒光りする仮面を着けた、そんな形容の顔が目の前にあった。
ーこれが、俺、なのか…
「…!いたぞ!『蒼鬼』だ!」
「よくも仲間を…!覚悟しろ!」
ー『蒼鬼』…か。そのままだな。
「「死ねぇぇぇぇぇッッ!!!」」
【…邪魔だ】
「「!?」」
声が出た。ただしこいつらとは使っている言語が違う様に聞こえた。
…まぁ、どうでもいいがな…
例の刀を横に振った。降った刀の腹の辺りには、先ほどの二人の首が仲良く乗っていた。
さっきまで繋がっていた身体は、大量の血液を吹き出しながらこれもまた仲良く同じタイミングで倒れた。
【アレを…探さねば…】
何故俺が『その場所』を目指すのかはわからない。が、行かねばならない。命を落としてでも。行かねばならない。行かねば…。
※
「やれやれ…随分と暴れてくれたものだ…。事態を収拾するこちらの身にもなってもらいたいよ。」
【若人】と【蒼鬼】に破壊され尽くされた市街地をモニターから眺めながら、細身の男はそう愚痴を溢した。
「お気持ち、お察しします…」
「あぁ…、別に君が気にする事ではないよ。ただ、面倒なだけだからね」
彼の秘書はそう言われると、ホッとしたように顔を綻ばせた。
「ところで、『彼女』はどうなったかな?」
「それが…」
言葉が詰まった。
「『連れ去られました』…」
「…何?」
「謎の鬼の様な形相をした男に…。それと、被験体クランツの擬体がその男に憑依され、そのままどこかに…」
男は頭を抱える。
「全く、これも『シオン』の導き出した解、なのかな。」
※
どうでしたかな?
今回はプロローグという事で短めにしてみたぞ!
そして、来週の日曜日の抽選結果はこの本文中で
発表します!お楽しみに!