Phantasy Star Contractors 作:FatherBear
楽しんでいってください!
※
「気温47度か…。さすがリリーパだ。一番気温の低い坑道でこれとは恐れ入る…。」
「本当ですよ…。まぁ、砂漠よりかはずっといいですけど…。」
現在俺、Elizabethとアッシュは惑星リリーパ地下坑道に『あるもの』を探しにきた。そう、あのクソ爺に強要されてあの『武器の破片』を探して来いと言われてきたのだ。
「それにしても、本当にいるのか?その協力者とやらは?」
「はい。いる…と思うんですけど…。あはは…。」
なんだその曖昧な回答は…?
「…まぁいい。で?そいつの名前は?」
「フーリエさんです。」
フーリエ…あぁ。
「あのオレンジ色の女か?」
「そう…ですね。」
確かにフーリエがリリーパに多く出向いているのは知っている。この間機密デートファイルを覗いていたとき
に偶然見た。1週間の勤務時間中、全てリリーパで過ごしていた。何故そこまで固執する…?
「…とりあえず、フーリエと合流するぞ。落ち合わせの場所は?」
「ここから結構先みたいですね。なんでも、リリーパ族がその辺りに住んでいるから、だとかなんとか。」
「…!そうか、リリーパ族か…。」
フーリエがリリーパに頻繁に赴いて理由が合致した。リリーパ族の生態調査の為だろう。
「…?どうかしましたか?」
「いや、何でもない。気にするな。」
そんな話をしていると…
《キシャアアアアアア!!!!!!!!》
「…ッ機甲種!」
「いやそれだけではない。その奥を見ろ。」
「奥…?……あっ!」
大量の機甲種に囲まれていたのは。噂をすれば何とやらだろうか、3体のリリーパ族だった。
「リッー!リッーリッー!!!」
「リッリッリッ!」
「リッー!」
はっきり言って状況は最悪だった。
「チィッ!」
「ど、どうしたら…!」
「…俺がライフルで牽制する。その隙にお前はアイツらを救出しろ。」
「え…!?でもそれじゃ!?」
「行け!今はそれしかない!」
「…死なないで下さいね!」
俺は腰から特殊改良を施したヴィタライフルを取り出し、機甲種に向かって発砲した。思い通り機甲種は俺にターゲットを変更し、一斉に向かってくる。
「行け!今が好機だ!」
「了解!」
…この数は流石に全部倒すのは無理か…。ならば…!
「これならどうだ…!」
ッタ"ァァァン!!タ"タ"タ"タ"タ"タ"ァァァァン!!
《キィィィ!?》
何をしたかって?脚の付け根を狙撃したのだ。普通ならそんな芸当は出来ないだろう。だが俺の銃は弾も特注品だ。俺のセンサーアイに連動して、弾が誘導される様になっている。まぁズーム倍率を上げている為、まともに移動出来ないが…。
《ギギギギ…》
「次ッ!」
※
「ふぅ…。」
全部倒すのは無理?全部倒したぞオイ…。
「せんぱあああい!」
「…アッシュか。どうだ?リリーパ族の連中は?」
「はい!全員無事です!」
「「「リッー!」」」
「そうか…。」
するとリリーパ族は、ある奇妙な行動をとった。
「リッー!」
「ん?なんだろ?壁?壁に何かあるのかな?」
「…?これは…」
文字だった。それもアークスの言葉ではない。いわゆるリリーパ語…?なのだろうか。
「「「…。」」」
リリーパ族はそれをジっと見つめている。やはり文字なのか…?
「「「リッ!」」」
「あっ!おいちょっと!」
その文字を見た後、3体は顔を見合せ、スクラップの隙間にそそくさと逃げていった。
「逃げられたな…。」
「何かしたのかな…?」
それはないだろう。まぁ恐らく、銃声鳴らしまくった上にこの見た目だ。逃げられても仕方ない。
「さて、そろそろ行くか。後何kmだ?」
「えっと…直線距離で2kmです。」
「了解した。念の為急ぐぞ。先ほどの様に機甲種に囲まれて死なれては困るからな。」
※
お疲れ様でした!