桃鳥姉の生存戦略   作:柚木ニコ

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じゅーに.ピノキオメランコリック

 

 

 

 はずれだった。ちくしょー!

 

 頑張ったのに。ものすごく頑張ってエターナルポース入手してドラム王国まで行ったのに、そこにはコラソンとローの姿どころか噂ひとつ存在しなかった。

 

 ドラム王国は冬島だ。

 見渡す限り銀世界の幻想的で、美しい場所だった。寒冷な気候は天然の滅菌空間。医療器具やウィルスの研究にはうってつけなので、他国に輸出できる事業として医療技術が発達するのも当然といえる。

 

「ひっひ、残念だったね」

 

 幸いだったのは、とっても博識かつファンキーなお婆ちゃんことDr.くれはから話を聞くことができたことだろうか。

 彼女は珀鉛病の研究こそしていなかったが、政府に隠れて研究を続けている医療機関をいくつか教えてくれた。すっっごいお金取られたけど。ほとんどオケラになったが悔いはない。

 たかだか知り合った子供のために、ほぼ全財産を「もってけどろぼー!」とためらいもせずに支払ったミオをDr.くれははわりと気に入ってくれたらしかった。

 

「あの町のことは聞いているよ。まったく、忌々しい話さね」

 

 医療に携わる者として、あの一件は憤懣やるかたないと彼女は静かに語った。

 治療法が発見されていないことを逆手に取った閉鎖政策。いわれのない偏見と情報操作で巻き起こった悲劇の戦争とその顛末は、医療従事者には殊更つよく胸を打つ出来事だった。

 

「生き残りがいたとは、ね。それが医者の息子となれば、なんて、皮肉な……」

 

 そこから先は、言葉にならなかった。

 黙祷にも似た時間が流れ、無言で立ち上がり、頭を下げる。二人がいないとなればこれ以上滞在する理由がない。

 

「見つかるように祈ってやるよ。ハッピーだろ?」

 

 Dr.くれははにんまり笑って見送ってくれた。

 船に戻る途中、医者に追われている医者という不思議以外のなにものでもない人物を匿ってあげたところ、結構なヤブだということが判明した。イモリの黒焼きは普通にだめだろ。

 

 さっきのひとたちに突き出した方がいいかなぁと悩んでいたら、ヒルルクというらしいその初老のヤブ医者はミオに感謝を述べると同時に、ひとつお願いをしてきた。

 

「あんたのその目を、よぉく見せてくれ!」

 

 なんでも彼は『サクラ』の研究をしているそうで、ミオの瞳の色を目に焼き付けたいという。

 とっとと船に戻りたいところだったが、あまりに必死な様子につい少しだけならと頷いてしまった。ほだされたとも言う。

 

 道端で長時間喋っていると普通にしぬ気候なので、知り合いの家でじっくり見たいと言うヒルルクに付いていったらDr.くれはの家にとんぼ返りすることになってしまった。

 

「こんなヤブ医者に捕まってんじゃないよ!」

 

 ヒルルクどころかとばっちりでミオまで物凄い勢いで叱られた。ひどい。

 Dr.くれはからミオの事情を聞いたヒルルクは、自分の心臓を抉り出されたようなひどい顔をして黙り込み、

 

「すまねぇ、だが……じゅう、いや、五分。五分だけでいい。おれの研究にはどうしてもその色が必要なんだ! 頼む!」

 

 地べたに座ってがばりと土下座した。

 そこまで言われて断れるほど非情ではないので、わかりましたと大人しく椅子に座った。ヒルルクはミオの頬を両手で包み込んで試す眇めつ、瞳の色を覗き込んでまなじりを緩めた。

 

 懐かしい、あこがれを見るようなまなざしだった。

 

「ああ、そうだ、この色だ。こんな色がいっぱいに広がって、こんな綺麗なもんが世の中にはあんのかって、魔法みたいだった。懐かしいなぁ……」

 

 その響きを口にするのが、幸せでたまらないとわかる感触の声だった。

 自分の瞳の色を通して思い返しているのは分かったけれど、それでも少しだけ照れて視線を動かそうとしたら「まだまだ」と固定された。

 

 ヒルルクはいつか見た『サクラ』に、命を救われたのだという。

 

 サクラ。桜。

 

 弥生の空は、みわたすかぎり。

 

 そんな光景を、見たのだという。

 

 ミオにとってもそれは故郷を偲ぶものだ。

 みっしりと花を抱えた枝からはらはら、ひらひらと、春に降る雪と見紛う幻想的に舞い散る花弁を思い出す。

 

 あの、風にすら色がついているような──胸の奥があたたかく満ちる景色でどんな病も癒えるというなら、それは世界でいちばんやさしい治療薬だろう。

 

「叶えてくださいね」

「ああ、もちろん!」

 

 別れ際にそう言うとヒルルクはガッツポーズを作って自信まんまんに笑って、風変わりな医者たちとミオはそうやって別れた。

 

 まだまだ時間はかかりそうだけど、きっと、いつか彼は夢を叶えるだろう。根拠はないけれど、そう信じさせるだけの情熱と意気込みがあった。

 

 

 それは誰かの心を救う、とびっきりの万病薬になるに違いない。

 

 

 

×××××

 

 

 

 コラソンがローを連れてドンキホーテ海賊団を抜け出して、五ヶ月が経過した。

 

 その間、コラソンはあらゆる大病院を巡りローの治療法を見つけるために活動していたが、結果ははかばかしいどころかむしろ最悪だった。

 

 国と世界政府が総力を挙げて作り上げた噂と印象操作による偏見は、町の人間どころか医療従事者にまで及び、彼らの心を苦しめた。

 悪質な流言飛語と『伝染病に感染するかもしれない』という恐怖から受ける迫害と罵声は、まるで幼い頃の焼き直しのようで、辛いと泣くローに申し訳なさが募る。

 

 大人たちから受ける差別と偏見の視線、侮蔑の言葉がどれだけ幼い心に傷をつけるのか、コラソンはいちばん知っているはずなのに。

 

 次の町には必ずいい医者がいる、と気休めににもならない言葉ももう何度目だろうか。

 

 それでも、次こそ。今度こそはと願い続けて──五ヶ月。

 

 正直、気が塞いでいた。

 出口のない迷路にいるような漠然とした不安が付きまとっていて、けれどそれをローに悟らせるわけにもいかず、袋小路だった。

 

 その島は夏島で、大きな町も病院もないごく素朴な島だった。

 

 次の島の中継として利用した場所だったので、気晴らしになるだろうかとローを連れて森に行き、自分の能力を披露した。

 

 コラソンの食べた『ナギナギの実』は周囲で発生するあらゆる音を遮断する事ができるため、それを利用して壷を割ったりバズーカをぶっ放したり。最終的には屁までこいた。ローにはブキブキの実の方が恰好良いと不評だった。グサッときた。確かにあれは恰好いいが、なにも正面から言わなくても……。

 

「だが"安眠"において、おれの右に出るものは……」

「どうでもいいよ!」

 

 ローが怒鳴り散らすと、前触れもなくその背後でがさりと音がした。小動物よりもっと重い──人間が枯れ葉を踏む音だ。

 

「ロー!」

 

 咄嗟にコラソンはローを庇って前に出る。ローも無意識にか、コラソンの足にしがみついて警戒も露わに音の発生源を睨み付けた。

 しばらくガサゴソと木立を分けるような音が聞こえ、恨みがましいのに耳に慕わしい、小鈴のような声が響いた。

 

「ああ、いたいた。やぁっと、見つけたぁあ」

「!?」

 

 木の間から出てきたのは、小柄な少女のように見えた。

 頭のかたちに沿うように切られた雪色の髪に、桜色の瞳。全体的にほっそりと華奢なので大人しそうな印象だが、内実が色々と裏切っている残念な子だということをコラソンはよく知っている。夏島なのに袖の長い服を着て、全体的にもっさりした様子であちこちにいくつも葉っぱをくっつけているミオだった。

 予想もしていなかった人物の登場に目を剥く。

 

「ミオ!?」

「お、おまっ、なんで!?」

 

 もしやドフラミンゴの命令で連れ戻しに来たのかと、コラソンに緊張が走る。

 子供を守る親猫みたいに威嚇するコラソンをなんだかぼへっとした顔で見たミオは、癇性に髪をがりがりとかくと、ため息を漏らした。

 

「なんでって、二人が家出したって言うから追いかけてきたんだよ……」

 

 ああくたびれた、とそのままぺたんと腰を下ろして重そうに膨らんだリュックサックを横に置いてそのまま大の字になってしまう。

 屍体でなければゾンビみたいだ。敵意どころかやる気もないその様子に二人からも緊張が抜けていく。

 

「勝手気ままにできるのが、自由業のいいところだよね」

「ドフィの命令じゃ、ないのか……?」

 

 寝そべりながらどや顔するミオにこわごわと近寄り、膝を折ってヤンキー座りで問いかけると、心底不思議そうな顔をされた。

 

「? なんでそこでドフィが出てくんの。僕が勝手に追っかけただけー」

 

 言われてみれば、ミオは『遊びにくる』だけでドンキホーテ海賊団に所属しているわけではない。賞金稼ぎという立場はどちらかというと、海兵の方が近いかもしれない。

 

「そう、なのか」

 

 あっけらかんとした言い方には嘘も虚飾もなくて、それだけでコラソンは安堵できた。

 そこでようやく事態を把握したらしいローは、コラソンの足元から飛び出してミオの頭を覗き込んだ。

 

「おいミオ! お前、知ってたのかよ!」

「なにがぁ」

「コラソン! 喋るの!」

 

 ずびっ、とコラソンを指差して捲し立てた。

 コラソンが喋れることをローが知ったのは、旅立つ本当に直前のことで、記憶している限りではバラす余裕なんてなかったはずだ。

 やきもきするローに対して、ミオは拍子抜けするほどこともなげに答えた。

 

「そんなん、初日から知ってるよ」

「ッ!? ドフラミンゴに言わなかったのか?」

「なんで?」

 

 胡乱な顔をされてローの方が戸惑った。なんで、って。

 その様子を見て、ミオはやれやれどっこいしょとオッサンくさいことをつぶやきながら身体を起こし、その場であぐらをかいて座り込む。

 

「コラソンが知って欲しくないって言ってたから、言わなかった。そんだけ」

「そ、それだけの理由、で?」

「いちばん大事じゃない? 兄弟だって人間だし、隠し事のみっつやよっつくらいしたっていいと思う」

 

 そう言われると困る。

 

「べつに弟たちの邪魔がしたくて会いに行ったわけじゃなし、隠したいことを吹聴して回るほど鬼じゃないよ?」

 

 なんでそんなことを聞かれるのだろう、といわんばかりの態度でようやくローにも理解できた。

 本当に大したことではないのだろう。

 弟が兄に隠し事をしていて、内緒にしてくれと頼まれたから了承した。ただそれだけの、本当に単純な話なのだ。ミオにとっては。

 

「そんなことより、コラソン。ローは治りそう? いい病院は見つかった?」

 

 痛いところを突かれて、コラソンが黙り込み、ローの頬がひきつった。その様子から察したのだろう、ミオは眉をしかめてから軽く手を振った。

 

「ああ、いい、いい。わかった。聞いてごめん。僕の方もね、あんまりちゃんとした実りがなかったから、偉そうなこと言えないし」

「え?」

 

 考えもしなかったことを言われて、動きが止まる。ミオは今、何を言った?

 

「姉様、いや、ミオ?」

 

 コラソンが問い質そうと口を開きかけ、ミオは話を聞いているのかいないのか、傍らに置いてあったリュックを引き寄せるとジッパーを開いていく。はち切れそうなほどいっぱいに詰まっていた紙の束が、何枚かまとまって飛び出した。一枚一枚にびっしりと文字が書き連ねてあり、読むだけでもうんざりしそうだった。

 

「こっちはまず、ドラム王国に行ってみました」

「ドラム王国って、あんな遠い国に!?」

「遠いけど、医療関係はドラムが有名だから。残念ながら、珀鉛病の治療法はわかんなかったけど。ごめん。でも、そこから世界政府に隠れて珀鉛について研究してる機関を教えてもらって、そこを回ってた」

 

 風に浚われそうな紙片をローが咄嗟に押さえると、それは論文のようだった。

 何気なく何行かに目を走らせてぎょっとする。途切れなく詳細に、地層の特質から掘り出す際の注意点から、人体に与える影響について。珀鉛の持つ特色と危険性に関するレポートだった。

 

「まさか、これ、ぜんぶ……?」

「持ち出しは無理って突っぱねられたんだけど、こっちも時間ないしさ、いやコラソンの電伝虫の番号聞くの忘れてた僕も悪いんだけど。しょうがないからこっちの事情話して拷も……必死の話し合いをして資料まるっと平和的にコピーしてもらった」

「いま拷問って言った!」

「いってない。だいじょうぶ、手は出してないからせーふせーふ」

「嘘だー!」

 

 ぜったい嘘だ。ならこの紙のはしっこについている、赤茶けた染みはなんなんだ。

 

「で、研究機関みっつ回って、その間に病院潰してる大男がいるって噂聞いて、それ追いかけて、きたって、わけ」

 

 説明している間にミオの声はだんだん途切れて、間延びしていく。瞳が眠たげに半分伏せられて、うとうとと。

 

「あっこら! 寝るな! 説明しろ!」

 

 肩を掴んでがくがく揺すると、ミオは子供がむずがるみたいにくちびるをへの字にして、なんとか言葉を作り出す。

 

「うえー、えーと、聞き込みしたらあの男の関係者かって、うー、弁償しろ、いわれるし、どくたーにお金はらってすかんぴんで、医者のたいど、むかつくし、それで、だから、ここまで強行軍、で……う、むり。げんかい」

 

 もうむりねむいと両手を上げる。

 後半はもにゃもにゃしていて聞き取りにくく、自分でもなにを言っているのかわかっているのかどうか。

 ごしごし、と目をこすってあくびをもらし、ねむたげな瞳のままミオは肩を掴んでいるローを見た。よくみたら目許にはひどい隈ができている。

 

「これ、たいへんだけど、読んでおいて。ろーならわかること、あるかも」

 

 ローに負けず劣らずの青ざめた顔色で帽子越しに頭を撫でながら、ふわりと微笑んだ。

 

 小さな白い、花みたいに。

 

「ぼく、ばかだから、これくらいしかできなくて、ごめんね」

 

 ふわふわと、おぼつかない口調で紡がれる陳謝の言葉。意識が曖昧なせいかまとまっていなくて、だからこそ本音だと知れた。

 

「ロー、コラソン、いっしょにいさせてね。……おいて、いかないで」

 

 それきり、とうとう限界がきたのかそのままかくんと俯いて動かなくなる。細い寝息が聞こえて、眠ってしまったのだとわかった。

 コラソンは置いてあったコートを取ってきてミオをそっと倒して、かけてやった。

 

「……しばらく寝かせておいてやろう」

 

 ローはなにも言わずに頷いて、紙を無理やりリュックに詰めてジッパーを閉めた。持ち上げようとしたら、子供の体重ではひっくり返りそうなくらい重かった。

 

 もう治らないと、死ぬのだと諦めきっているローに諦めるなとのたまう馬鹿が二人もいる。

 

 言葉だけではなく行動でそれを示してくる。

 コラソンとは別のアプローチで、けれど同じだけの時間をローのために使って駆けずり回っているひとがいた。

 

 それが分かってしまったから、どうしようもなかった。

 

 目の奥が熱くて、喉の奥がひきつる。涙にも温度があるのだと知った。瞼が熱い。たまらずしゃがみこむと視界がゆらゆらと揺れて、地面にいくつも染みができた。コラソンの(はな)を啜る音が聞こえる。

 なんでそっちが泣くんだよと言いたかったが、嗚咽が混じってしまうのが分かっていたので言えなかった。

 

 それからしばらく、泥のように眠りこける少女の横で男二人がべそをかくという、とても人には見せられない光景が展開された。

 

 ミオは本当に疲れきっていたらしく、夕日が落ちる頃になっても起きなかったので、コラソンがおんぶしてひとまずはと自分たちの船に戻ると、その横にしれっと彼女の船が係留されていた。

 船室で寝かせてやろうと船に乗り移ろうとしたら、シュタッと音を立ててローと同じくらいのサイズの黒い蜘蛛が現れてとっさに後じさる。

 

「うおおお!?」

「でっけ、蜘蛛!?」

 

 蜘蛛は声こそ出さないがキチキチと歯を鳴らして警戒しているので、ローとコラソンは迂闊に動くことができず顔を見合わせる。

 すると、その振動と声でミオが目を覚ましてしまった。

 

「あー……船まで運んでくれたんだ。ありがと」

「そんなことより蜘蛛! 蜘蛛が!」

 

 わたわたするコラソンの背中を「まぁまぁ」とミオはなだめるようにぺしぺし叩く。

 

「留守番しててもらったの、僕の相棒なんだ。ただいま軍曹。コラソンとローだよ、よろしくね」

 

 そう言いながら手を振ると軍曹と呼ばれた蜘蛛は、警戒をやめてしばらく二人を見つめるような仕草をしてから、よろしくという感じで片脚を上げた。

 意思疎通ができるのが驚きだが、フクラシグモと聞いてもっと驚いた。

 海王類も捕縛する強靱な糸と、それらを捕食できるだけの強さで知られる蜘蛛だ。

 

「ローはこっちの船おいでよ。夏島でも子供を野外で寝かせるのは、ちょっと」

「ああ」

「おれは!?」

 

 ガビーンとショックを受けるコラソンにミオはちょっとイヤそうな顔をした。

 

「子供連れでその船使い続けたっていうの、ぶっちゃけ引く……」

「引くな! すまん! 時間がなかったんだ!」

「ごめんごめん、冗談。二人でおいで」

 

 けらりと笑ってコラソンの背中から降りたミオはリュックサックを受け取り、そのまま手招きしてくる。コラソンが使ってきた船は、ロープと軍曹の糸でミオの船に繋いでもらった。

 よく見るとこの船はどことなく、くじらに似ている。

 

「この船、名前あるのか?」

 

 ローは以前とはまったく違う気持ちで船に足を踏み入れて、すでに勝手知ったるこの船のことを何も知らないことを思い出した。

 ミオはなぜだかえへへと照れくさそうにはにかみながら答えた。

 

「あるよ、モビーっていうんだ。モビー・ジュニア」

「ふーん?」

 

 ローに続いて船内に入るコラソンがそれを聞いて苦笑していた。

 

「いい名前だな」

 

 そうつぶやいているのが、なぜだか印象に残った。

 

 

 


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