楽しんでいただければ幸いです。
あと、少しシリアスなのも書いてみたいな~ってのもあった
それでは本編
余命宣告を受けた
年27にして告げられた真実。私は耳を疑った、聞き間違いだと、勘違いだと、そう思った。
だか、医者は悲しげに私を見つめ言葉を繰り返す。
貴方の余命は後一年です...と。
自分でも何となくだが死期は近いと思っていた。
余命宣告のことは覚悟はしていたが、あまりにも短い余命に私は驚きを隠せなかった。自分に残された時間は後一年たらず...、私の体はもうそこまで限界が来ているのか。
一緒に医務室にいた大淀は、普段からは考えられないほど取り乱していた。
大粒の涙を流し、泣き崩れる大淀はなんで、なんで、と嗚咽混じりに呟く。そんな彼女の震える体を、私はそっと抱き寄せた。
医者の先生も申し訳無さそうに顔を下に向け、君のその病を治せるのなら、治してあげたいと言った。どうやら私の体を蝕む病は治る見込みも、手の施しようもないらしい。
私の落ち度だ。
まだいける、大丈夫と自分に言い聞かせ、無理したのが祟ったみたいだ。よくこんな体で動けたものだと、呆れられた。
ただの風邪だと、すぐ治ると、気のせいだと自分に言い聞かせてきたがもうそれも通じないところまで私の体は限界を迎えていたようだ。
私は体に3つの爆弾を抱え込んでいるらしい。
重くて、大きな爆弾を...。
爆発寸前の爆発を...。
私が持つ爆弾はすべて
癌だそうだ。
まだ体に症状が出ていないのが不思議なくらいだと医者にいわれた。
本当に後一年生きていけるのか不安だな、3つも癌持ちなんていつ死んでも可笑しくないじゃないか。
泣き震える大淀を見て、後一年足らずで私が出来ることを考えた。だか、もちろん今の段階だと思い浮かぶこともなく、ただただ自分の容態に絶望する。
昔から怪我をしたときや、風邪を引いたときはよく我慢していた。
そのせいで何度か救急車のお世話になったこともある。
我慢することになって、自分の中で溜め込んで、自分の体を酷使し、自分を追い込んで、追い込んで、仕舞いには悪化して他人に迷惑をかける。
いつだって私は人に迷惑をかけてばっかりだった、そして今もこうやって人に迷惑をかけている。
一艦隊を率いる長として、艦娘たちの保護者として、軍人として、これほど責任感のない行動はなかっただろう。
後一年後には私はこの鎮守府にはいない、この鎮守府の後継人は?新たな提督と我が艦娘たちは連携がきちんととれるのか?艦隊の士気は維持できるのか?私がこの鎮守府からいなくなれば問題は山積みだ。私がこんなことにならなければ発生しなかった問題だった。
だが今から反省しても、後悔しても、私の余命は後一年。
ならば、ならば前を向いて行こうじゃないか。私の命が燃え尽きるまでやれることをやろうじゃないか。反省しても、後悔しても、もう遅いのだから、残りの余生を己の後悔で過ごすよりよりよく過ごせるように考えて行こうじゃないか。
私は
私は生きよう、精一杯生きよう
これからのことは鎮守府に帰ってから考えよう。
まずはみんなに報告だ、私の体のことと余命の事を、きちんとみんなに知ってもらわないと、その後鎮守府でどれ程の混乱が生じるかはわからないけど、後からばれるよりしっかりと自分の言葉で伝えよう。
私は放送室に入り我が鎮守府に在住する艦娘全員に召集をかける。
私の放送を聞き、グランドに集まったみんなを見て私は一息つき告白する。
「みんな、静粛に。寒いなか集まってくれてありがとう。集まってもらったのはみんなに一つ報告があるんだ。」
「大事なことだからよく聞いてくれ。」
唾をのみ一拍置いて私は言う
「みんな、すまない、今日私は余命宣告を受けた。」
ざわざわざわ
「私は」
「私は後」
「後、一年しか生きられないらしいんだ。」
「嘘だと思うだろうが、事実だ。」
「残りのわずかの余生を私は、みんなと過ごしたい。」
「だから」
最高の笑顔を作って私は続ける
「これから後一年余り、よろしくな。」
余命宣告を受けたこの日
12月14日
実際に余命宣告を受けたらどんな気持ちなのでしょうか。
自分だったら冷静ではいられないのか?はたまた、落ち着いていられるのか?等考えながら書きました。
次回は少し間を開けますが気長に待っててください
それではまた次回