イナズマイレブン〜骨の力を手に入れた転生者は骨の髄まで頑張る〜   作:Rêve

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試合ではない。試合は次回です。


練習試合前日

あれから3日たち、各選手たちの体力も向上した。その結果ある程度の連携の練習を行っていた時のこと。

 

「一。こっちに来い」

 

桜花に呼ばれる一。…行くとき思いっきり睨みつけてるが残念ながら自分の髪の毛で目が隠れていて意味がない。

 

「明日の練習試合…」

 

「…あんたマジで言ってんの?」

 

何やら一悶着ありそうなことになっているが、そのまま練習に戻される。各々の練習を見て行こう。

 

「一色先輩。こちらにパスを!」

 

「お願いね壬生ちゃん!」

 

FW女性陣はいい連携を見せており、初心者だった字もそのポテンシャルを少しずつ発揮して来ている。

 

「おい榊!?お前突っ込みすぎだ!こっちパスだ!」

 

「っごめん。頼んだよ」

 

「トラップミスしないでくださいねー!」

 

「任せろ!よっ…と!」

 

一方のFW男性陣は何だかんだ個性の強い影人や玲のプレイが目立つがこにらも良い連携を見せている。

 

「俺を突破してみろ伊佐奈ァ!」

 

「余裕だ」

 

「何だと!?」

 

MF陣、1年間練習してきた龍牙をあっさり抜き去る伊佐奈。龍牙はDFが苦手である。なのでしょうがないと言えよう。強化はしなければならないが。

 

「スピニング…カット!」

 

「…ッ!必殺技はズルいな博麗」

 

「必殺技なしでも必殺技を超えていく奴らだっているぞ?だからもっと基礎を覚えなきゃな」

 

龍牙を抜いたはいいが霊二のスピニングカットでボールを奪われてしまう伊佐奈。それを非難するがある意味正論を言われてしまう。

 

「へっ。まぁ、もっと頑張るんだな」

 

「「「お前も練習するんだよ」」」

 

刃、何と練習をサボってやがる。それを3人に咎められようやく参加するが、いまいちやる気が感じられない。…ここが一番心配である。

 

「通しませんよ賽野先輩!」

 

「そうか。でも、上がお留守だ!」

 

DF陣の恒例となってきた4対1の一戦。みんな初期の一からは取れるようになってきたが、今の一からは全く取れない。

 

「そうは問屋が」

 

「おろさないよォ!」

 

楓と閃里がスライディングで一からボールを奪おうとするがこれも避けられる。

 

「貰った!」

 

斎も着地の隙を狙って一に相対するが、一に軽々と避けられてしまう。

 

「あぁぁぁぁ!また負けたぁぁぁ!」

 

「クソッ!だが諦めなければいつか勝てる!続けるぞ迅雷!」

 

「はい姉御!」

 

楓花と閃里がまた負けたことを悔しがる。…楓花は閃里を姉御と呼んでいるようだ。

 

「しかし、普段はその…お粗末なのに何故サッカーだとこうも上手くなるんだ?」

 

「知らないよ…。ホント部長は何でサッカーはそんなに強いんですか。ポンコツなのに」

 

楓と斎は普段のポンコツな一とは似つかない強さに苦言を呈している。

 

「迅雷と影縫はその域で向かって来てくれ。あと蒼葉と斎。オレはポンコツじゃない!」

 

「「いやそれはない(です)」」

 

「そんなバカな!?」

 

閃里と楓花にもポンコツだと言われ膝から崩れ落ちる一。お前普段の態度を見つめ直せよ。…何だかんだでここが一番仲がいいのかもしれない。

 

「カウンター…ドライブ!」

 

剛が裕輔のシュートを殴りつける。そのままボールは地面に落ち、ゴールに入るか否かという寸前で止まる。

 

「やったな剛!必殺技の完成だ!」

 

「相羽先輩。やりましたよ俺」

 

剛は必殺技を取得するまでに成長していた。初期メンバーの初心者3人組の中では上達は一番早い方である。

 

「俺も負けてられないぜ!…剛?お前何やってるんだ?」

 

「ボールがどの位置に来た時に必殺技を使えばいいか計算してます」

 

「そんなことしなくてもいいんだよ!必殺技ってのは気合でどうにかなるんだから!」

 

しかし、この二人致命的なまでにタイプが違う。サッカー馬鹿である裕輔は気合でどうにかなる理論を進めるが剛は計算して使うというタイプである。…つまり相性は最悪のはずなのである。

 

「…一理ある。では、その気合も計算に入れましょう」

 

「そうそうそれで…って違ぁぁぁぁう!」

 

しかし、凹凸コンビだからかコントのようなやり取りになってしまう。このGK達、いいコンビである。

 

「皆さん、監督が呼んでいます。至急集合してください」

 

近くでそれぞれの練習を見ていた澪が拡声器を使い、全員を呼ぶ。ちなみに日傘を使っているので外にいてもある程度は安心である。

 

「全員来たな?呼んだのは明日の練習試合についてだ」

 

臨界初となる試合の話。全員が固唾を飲んで桜花の話を聞く。

 

「明日の相手は模無中学校だ。言ってしまえば弱小…。だが、お前たちはまだそのレベルにすらいたっていない!」

 

その言葉を聞き、全員が悔しそうに顔を歪める。…何人か睨みつけているが。

 

「悔しいならば勝て!その為に練習をしてきた!明日のフォーメーションはこれだ!」

 

桜花がフォーメーションを書いた紙をみんなに見せる。

 

 

【挿絵表示】

 

 

このフォーメーションを見て刃が一言物申した。

 

「これ霊二と壬生以外経験者いねぇじゃねぇか」

 

「むしろ、経験者を入れただけ感謝して欲しいものだね。経験者に頼ってるだけでは話にならん」

 

「やっぱ、マジでやるのかよ…」

 

一はこの事実を事前に聞かされていたようだ。刃は心無しか喜んでいる(・・・・・)ように見える。

 

(それもあるが一年のと練習のみでやってきた奴らの実力を見たいというのもある)

 

桜花はこれからの為に彼らの実力を改めて把握するためにこのメンバーにしたようだ。お前それを口に出して言え。

 

「まぁ、精々頑張りたまえ。私はたまに指示を出しながら応援することくらいしか出来ないからねぇ?」

 

「私も応援しか出来ませんが皆さん頑張ってください」

 

明日の試合…どうなるか楽しみである。




募集枠後二人残ってるから参加してくれると嬉しいです。
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