イナズマイレブン〜骨の力を手に入れた転生者は骨の髄まで頑張る〜   作:Rêve

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本当に本当に申し訳ない。ようやく投稿です。
試合描写本当に難しい…。

模無中フォーメーション

【挿絵表示】



初めての試合!VS模無中学校

「いやー!2年振りの試合だ!」

 

「あんた試合に出ないだろ」

 

試合当日。場所は臨界中学校で行われる。刃と一以外の人間は先にグラウンドに行っていた。

 

「そうなんだけどさ。一昨年のあの試合からずっと試合してなかったから」

 

「…一さん。俺は」

 

「数合わせだろ?その事は監督と俺以外は知らない。けど、俺たちは待ってるからな?」

 

一が部室から出て行く。刃はそれを見ていることしか出来なかった。しばらくして、刃も部室から出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『皆さん!これから臨界中サッカー部初めての試合、臨界中対模無中がまもなく始まります!』

 

『見てる人少ないけどね…あはは…。あ、解説は僕、潺斗真が。実況は隣にいる本庄冬斗がお送りします』

 

グラウンドでは既に練習試合の準備は出来ていた。…しかし、つい最近まで存在を忘れられていたのに実況と解説がいるのはどういうことなのだろうか。

 

「へぇ、もう準備できてんのか」

 

「そうみたいだな。あ、模無中のキャプテンがいる」

 

刃と一の見つめる先には模無中のキャプテン、山田太郎がいた。山田は一たちに気がつくと近づいてきて、手を差し出す。

 

「初めまして。臨界中のキャプテンですね?山田太郎です。本日はよろしくお願いします」

 

「こちらこそよろしく。賽野一です」

 

二人のキャプテンが握手し、その後お互いのチームがポジションにつく。そして、審判のホイッスルが鳴る。臨界中初めての試合の始まりである。

 

『さぁ、臨界中ボールから今キックオフです!』

 

ホイッスルと同時に燐火は桜にパス、そのまま桜がドリブルで突き進んでいく。

 

「ここは通さない!」

 

模無中のMF高橋が前に立ち塞がるが、桜は無理をせずに後ろにいた龍牙にパスをする。

 

「よし!いくぜ俺の初陣だ!」

 

龍牙も経験者の桜にも劣らないドリブルを見せ、あっという間にゴール前に辿り着く。

 

『りゅ…時雨選手何という突破力でしょうか!1年前にサッカーを始めた人物とは思えません!』

 

『時雨選手の突破も見事ですが、無理をせずにパスを出した壬生選手も見事でした』

 

ゴール前に辿り着いた龍牙はシュートするが、これはキーパーの山田に簡単に防がれてしまう。山田がボールを前線に上げ、今度は模無中の攻勢となった。

 

「そんなのありかよ!?クソがっ!」

 

「そんなこと言ってないで早く戻ってください時雨先輩」

 

いとも簡単にカウンターされ困惑する龍牙に桜が冷静に指示を出す。まだまだ経験者には及ばないようだ。

 

『鈴木選手!既に臨界のDF陣に切り込んで行く!』

 

『うーん。やっぱり初心者が多めだからカウンターとかやられますよね…』

 

鈴木はDFの斎を突破しようとする。しかし、一との特訓を繰り返してきた斎にとって鈴木のドリブルは生易しいものだった。

 

「まさか、部長との特訓が役に立つなんて…」

 

鈴木の持っているボールを奪い、すぐさま霊二にパスする。しかし、そのパスは少し逸れてしまい、佐藤にボールが渡ってしまう。

 

「し、しまった!」

 

「ドンマイだ斎!たまにはこういうこともある!」

 

斎のミスを励ます霊二だが、その間に佐藤が鈴木にパス。近くにいた楓花がパスをカットしようとするも失敗してしまう。

 

「あ、あれ?上手く出来ないなぁ…」

 

そのまま鈴木は迅雷を振り切り、遂に剛との一騎討ちになる。

 

「グレネード…ショット!」

 

鈴木の必殺技…ただのシュートのようにも見えるがグレネードショットが放たれる。

 

「カウンタードライブ!…計算通りだ」

 

しかし、剛はすでに必殺技を完成させていた。ボールにアッパーカットを叩き込み、ボールに逆回転を掛けて地面に落とす。ボールはそのまま直進するがゴールギリギリで止まった。

 

『臨界中キーパー山本選手必殺技で見事に止めました!』

 

『今のは止められてよかったですね。けど、パスのミスなど不安が残るプレーが見られたのでちょっと厳しいですね』

 

実況と言う通り、今のはパスミスが招いたシュートチャンスである。これが続いてしまった場合、臨界中は負ける可能性が出てくる。

 

「頼むぞ博麗!」

 

剛がボールを蹴って霊二にパス。今度はパスミスも無く綺麗に渡る。

 

「おう任せろ!」

 

「「そう簡単に通すかよ!」」

 

「悪いけど通させてもらう!」

 

斎藤と田中の二人が霊二を止めようとするが、霊二はいとも簡単に抜いてしまう。流石経験者といったところか。

 

「伊佐奈!頼むぜ!」

 

「任せろ。そう簡単に取られやしない」

 

ボールを伊佐奈に渡す。伊佐奈も霊二との特訓の成果か、模無中選手を寄せ付けない。

 

「狐野…!」

 

「はーい!じゃ行くよ!」

 

燐火がパスを受け取り、ボールに縦回転をかける。ボールは摩擦からか発火する。そしてそのボールを燐火は蹴った。

 

「フリクショナルヒート!」

 

「必殺技!?ムーンサルトスタンプ!」

 

地面を這うように進むボールを山田が必殺技で止めようとするものの、間に合わずそのままゴール。臨界の初得点である。

 

『ゴォォォォォォォル!狐野選手!必殺技で模無中キーパー山田を破ったァァァァァァ!』

 

「博麗選手から伊佐奈選手。伊佐奈選手から狐野選手という繋ぎはほぼ初心者チームという点からすると、非常にいいものでしたね。後叫び過ぎると喉潰れますよ

 

少ない観客も燐火のシュートによる得点で盛り上がる。

 

「やった!僕が一番最初に得点だ!」

 

「狐野君、はしゃぐのは後にしてください。早くポジションに戻りますよ」

 

「あらあら。いいじゃない。嬉しいのだからはしゃがせてあげても」

 

「一色先輩も狐野君を撫でないでください。余計はしゃぎますよ」

 

シュートを決めてはしゃぐ燐火を諌める桜だが、字が撫でているため更に収拾がつかなくなっている。桜はこのチームで苦労するかもしれない。

 

その後、審判に二人とも注意されて試合再開。鈴木から佐藤。佐藤から田中にボールが渡る。

 

「時雨!そっちに行ったぞ!」

 

「待てよ伊佐奈!俺ディフェンスは苦手…あぁ!?」

 

龍牙、フェイントも無しに田中に軽々しく突破される。霊二も田中を止めようとするが、斎藤にパスを出され止められず。

 

「っし!あたいの出番だなァ!」

 

「う、うわっ!?」

 

しかし、斎藤の前にいた閃里がスライディングをかける。斎藤は何とか回避するが、ボールをキープしきれずこぼしてしまう。

 

「ふむ。いらないならボールは貰っていくぞ」

 

このこぼれ球を楓が取る。そして、前線にいる伊佐奈にパス。伊佐奈もそれを受け取ることが出来た。しかし、敵DFの加藤に阻まれる。

 

「悪いが通させて貰う!」

 

「そうはいくか!クイックドロウ!」

 

「!?しまった!必殺技か!」

 

加藤の必殺技クイックドロウでボールを奪われる伊佐奈。ボールは吉田に渡る。

 

「行かせるか!スピニングカット!」

 

「ッ!!」

 

衝撃波の壁が吉田を弾き飛ばし、霊二がボールを奪う。すぐさまフリーの桜にパスを出す。

 

「しまった!だが通さん!」

 

「甘いですね。そよ風ステップ!」

 

立ち塞がる中村をそよ風ステップで突破してシュートを撃つ。

 

「そう簡単に点はやらない!」

 

しかし、これは山田に取られてしまう。

 

『壬生選手のシュートは惜しくも山田選手にとられてしまいました!これは反撃されてしまうかーッ!?』

 

『臨界中はカウンターをされると崩れる可能性がありますからね。どう対応するのか気になりますね』

 

山田は前線の鈴木に向けてロングスロー。そのボールを奪おうとするも、パスカットの練習をしていないDFたちでは流石に無理があったのか、ボールは鈴木に渡ってしまう。

 

「もう一度…!グレネードショット!」

 

青い弾丸がゴールの隅に向かって進み出す。剛は冷静に再びカウンタードライブで止めようとするが

 

「あびせげり!」

 

近くにいた佐藤のあびせげりでシュートコースを変えられてしまう。

 

「な、なんだと!?クッ!!」

 

突然の出来事に対応できず、シュートはそのままゴールに突き刺さってしまった。

 

『ゴォォォォォォル!!模無中!一点を返しました!!これで同点です!!』

 

『シュートチェインでシュートコースを変えることで、山本選手に必殺技を使わせませんでした。臨界中にとってこの一点がどう響くかわかりませんね』

 

そして、前半終了のホイッスルが鳴り響く。それぞれの選手がベンチに戻って行った。

 

『ここで前半終了です!解説の潺さんここまでの試合はどう思いますか?』

 

『1対1の同点…ですが、臨界有利ですね。主力である賽野選手などの経験者が控えてますからね。一方の模無中は少々不利ですね。グレネードショット以上の必殺技はないでしょうから。さっきの荒技はそうな何度も通用する物でもないですし』

 

『成る程…僕はサッカーのことほぼわからないけど。それでは10分のハーフタイムを挟んで後半戦に期待しましょう!』

 

『…今の小声で色々台無しですよ』

 

試合はまだ始まったばかり。後半どう戦うかでこれからの臨界の未来は決まっていくだろう。

 

「一…?君はパスカットの練習はさせたのかね?」

 

「え、えーと…」

 

「………試合が終わったらグラウンド10周だ」

 

…やはり、前途多難である。臨界の明日はどっちだ。




必殺技(オリジナルのみ抜粋)
・フリクショナルヒート
ボールを地面で縦回転させて摩擦熱を発生させる。その摩擦熱で発火したボールをシュートする。燐火の小学校時代の主力シュート技。

登場人物
本庄 冬斗(ほんじょう ふゆと)
龍牙の幼馴染。龍牙が試合をすると聞いて放送部から機材を借りて、勝手に実況している。銀髪のポニーテールの少女である。サッカーのことはあまり知らない。

潺 斗真(せせらぎ とうま)
剛の友達。冬斗の実況に便乗する形で解説に参加している。緑髪の気弱そうな顔な少年。剛の暴走(実験)を止めるストッパーでもある。

山田 太郎(やまだ たろう)
模無中キャプテンのキーパー。何処にでもいる一般人Aなので、顔が覚えられない。というか模無中はそういった連中の集まりである。なお、ゲーム的要素を加えるとLv55くらいでトリプルディフェンスを覚える模様。

あと、この小説ではUNDERTALE要素はあっても、DELTARUNE要素は多分ないです。作者まだ見てすらないからね。しょうがないね。でも、希望と夢の草原好き。
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