イナズマイレブン〜骨の力を手に入れた転生者は骨の髄まで頑張る〜   作:Rêve

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Q.過去編はいつ終わるの?

A.この話とあと1話。


まさかの事態

3年後、塵山刃12歳。クラブチームでの最後の全国大会であり、その決勝戦である。刃は今までのどの試合よりも決意に満ちていた。

 

「相手は前回も戦った強豪か腕がなるな刃」

 

「へっ。新田。サッカーなんだからなるのは腕じゃなくて脚じゃないか?」

 

刃が話している少年…新田秀人は刃のある技のパートナーである。しかし、新田の刃を見る表情は暗いものだった。

 

「お前そんな屁理屈言うなよ!」

 

「そんなに怒るなよ。俺の技の骨みたいにカルシウムとれよ。骨だけにな」

 

「ウガァァァァァァァァァ!!!」

 

刃のジョークに叫ぶ新田。3年前から続いている何時ものことである。

 

「お前ら、そろそろ試合だ。行くぞ」

 

「「ハイ!監督!!」

 

この時まではまだよかったのだ。まさか、あんなことになろうとは誰もわからなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試合が始まってから一進一退の攻防が続き、後半ももう終わる頃。1対1の同点で試合は続いていた。

 

「行かせるか!」

 

「塵山!新田!行け!」

 

「何!?」

 

相手の選手が味方の選手からボールを奪おうとするが、それら刃へのパスに繋がり、それは通った。

 

「行くぞ新田!」

 

「おう!」

 

ボールを空中に蹴り上げ、そこからゆっくりと回転を加えながら飛びボールを思いっ切り蹴り抜く。その技の名は

 

「「『ディタミネーション』!!!!!」」

 

刃の持つ最強とも言える必殺技。2年前に開発し、その時から新田と共に放って来た。いつもなら大抵止まられずに決まる。そう、いつもなら。

「塵山と新田の必殺技!これは……あぁっと!これはゴールから逸れてしまったぁぁぁ!!」

 

いつもと違い、ゴールから逸れてしまったのである。

 

「あー外しちまったな。どうす…」

 

「グァァァァァァァァァァァァァァ!!?」

 

「新田!?おい!大丈夫か!?」

 

「おっと?どうやら負傷者が出たようです大丈夫でしょうか」

 

新田が必殺技を撃った後に脚を抱えながら叫び出したのだ。見るだけで怪我をしたのだとわかる。

 

「タイムが取られました。新田選手が運ばれていきます」

 

「…………」

 

刃はそれを呆然と見ることしか出来なかった。

 

その後試合は再開されたが、刃はプレイに身が入らずに2対1で負けてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、監督と共に刃は新田が運ばれた病院に向かった。そこで聞いた新田の症状は…

 

「「粉砕骨折!?」

 

「はい。綺麗に砕けてました。このままサッカーを続けられるかどうか…」

 

その言葉を聞いて刃には今まで感じたことのない罪悪感が溢れ出した。

 

「面会出来ますが…どうなさいますか?」

 

「お願いします。刃、行くぞ」

 

「…はい」

 

医師に案内され、新田の部屋に辿り着く。中に入るとベッドで横たわっている新田がいた。

 

「監督!………刃もか」

 

「新田!大丈夫なのか!?」

 

「粉砕骨折なんだろ……?」

 

「大丈夫なわけないじゃないですか!二度とサッカーが出来ないかもしれないんですよ!?そこにいる奴のせいで!」

 

その言葉は刃に重くのしかかる。罪悪感はさらに湧き上がる。

 

「新田。そういうのはあまりよくないぞ」

 

「監督!俺はこいつの考案した技のせいで怪我したんですよ!?それを糾弾して何が悪いんですか!」

 

新田の言うことは最もである。刃の考案した技を使って怪我をしたのだ。それを糾弾する権利は充分にある。

 

「刃………!この際だから言わせて貰うぞ……俺は3年前からお前のことが大っ嫌いだったよ!」

 

「!!」

 

「3年前に入った時、お前は俺と同じくらいの腕前だった!なのに、お前はドンドン俺より上に上がっていった!その結果!お前が入る前はみんな俺を頼っていたのに、お前を頼るようになった!」

 

新田の言葉は刃に次々と突き刺さる。彼の決意は今やボロボロだ。

 

「挙句の果てに今回の怪我だ!…なぁ、人から立場を奪って活躍するのは楽しいか!?人を怪我させてやるサッカーは楽しいか!?お前なんかサッカーをやる資格なんたなー「新田!それ以上はダメだ!どんな理由があろうとサッカーをやる資格が無いだのと言ってはならん!」…っ!」

 

新田の口撃から刃を庇う監督。しかし、刃は

 

「いいですよ。監督」

 

「何…?」

 

「確かに新田の言う通りですよ…。俺はあいつの立場を奪ってあいつを追い込んだ。そして、今回も俺のせいで怪我をさせた。……こんな俺にサッカーをやる資格なんてないですよ…」

 

「刃…」

 

彼のサッカーをするという決意はほぼ折れていた。あんなにもやる気を出していたサッカーを彼はやめようとしているのだ。

 

「監督…俺はチームをやめます。こんな俺じゃあ…チームの邪魔だから」

 

「おい刃?待て!」

 

彼は病室から走り去った。そんな彼は走っている時、確かに泣いていた。彼はこれからどうなるのだろうか?




Q.何故同じ投稿日なの?

A.一気に書いたから。
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