イナズマイレブン〜骨の力を手に入れた転生者は骨の髄まで頑張る〜 作:Rêve
部員がいないから勧誘しなきゃ。
そびえ立つ立派な校舎。かなりのお金を使っているのだろう。ここは私立臨界中学校。塵山刃が通う中学校である。
そこにある豪華とは言えないが質素とも言えない小さな部室。それが臨界中学校サッカー部の部室である。
「今年も始まったな新年度」
「今年もってまだ2年生だぞ俺たち?」
「龍牙の言う通りだな。刃、お前は年寄りか何かか?」
「刃が年寄りだったとして、仮面を四六時中付けてるお前は何なんだろうな斎」
その部室の中で何やら作業をしながら会話する4人の学生。話から察するに彼らは全員2年生のようだ。
一人は塵山刃。主人公にして転生者。家出した後は一の家に居候し、この学校に通っている。
刃に突っ込みを入れた血のように黒い赤髪と赤目もつ少年。彼は時雨龍牙。芸術家を目指す少年だが、サッカーに興味が湧きサッカー部に入った。
それに賛同し、もう一人の人物に突っ込みを入れられた少年、巫斎。彼の左目は重瞳と呼ばれる目をしており、それを隠す為に仮面をつけている。…今は外しているが。
最後の一人は黒髪で眼鏡をかけた少年、山本剛だ。この学園一の理系学生でマッドサイエンティストの一人。もう一人は斎である。
そして、この部活の部員最後の一人
「諸君!部活の時間だ!何をやっている!」
臨界中学校サッカー部部長兼キャプテン、賽野一。この部活唯一の三年生である。賭博とサッカーをこよなく愛するが、それ以外がポンコツである。
「新入部員用の練習メニューを考えてます」
「サッカー部の宣伝ポスターを描いています」
「救急箱の中身を確認しています」
「スポーツドリンクを調合しています」
上から刃、龍牙、斎、剛の順である。剛は何か危ないものでも作っているのだろうか。
「よろしい!では、練習「待て、ポンコツ部長」誰がポンコツだ龍牙ァァァ!」
練習に赴こうとしたポンコツを止める龍牙。そこから刃が続ける。
「一さん。部員5名はシャレになりません。監督が何故いるのか疑問なレベルです。さらに言うなら、今回11人揃わなければFFに貴方は出場出来ずに高校に行くことになります」
そもそも、今の2年生が入るまで一1人の部活である。4人も入ったことが奇跡に近い。
「うぐっ…確かに。なら、今年こそFFに出場できるに賭けよう!これなら「だから今すぐ勧誘を始めるんですよ。分かりました?」…はい」
大丈夫なのかこの部長という、不穏な空気が流れる中どうするか会議が始まる。
「まずは前回の反省から入ろうか。何かあるか?」
「「「「部長が勧誘してなかったこと」」」」
綺麗な一致である。部長が働いてないとは部活として大丈夫なのか。
「………その点は深く反省しています。他は?」
「勧誘対象が1年のみだったことだな。上級生も探せば何人か見つかったかもしれない」
「後は他の部活から流れてきた奴を探さなかったこともだ。現に俺は美術部から流れて来たし」
「そもそも、勧誘してたの刃だけじゃん。俺たちは部長と練習してたし」
「ならば、今回は全員でやればいいだろう?」
それも当然だとの事で早速行動に移そうとする5人。その時、部室のドアが叩かれる。
「すみませーん。誰かいませんかー?」
「ありゃ?誰だ?」
「ワオ。まさか来訪者が来るとは」
「斎、仮面…もうしたな」
「狐面で大丈夫かな…」
「待たせるのも悪い開けるぞ。あぁ、今行く!」
剛が部室のドアを開ける。そこには実に可愛らしい少年がいた。
「あ、こんにちは!1年生の狐野燐火です!サッカー部に入部したいんですけど…入部できますか?」
何という奇跡だろうか。勧誘を始めようとしたところで、まさかいきなり入部希望者が来るとは。
「もちろん!サッカー部は部員をいつでも募集してるよ!…まぁ、5人しかいないんだけど」
「それあんたのせいだからな?ポンコツ部長」
一の一言を龍牙が一蹴する。しかし、募集していると聞いた燐火は
「よかった!じゃあ入部届出して来ますね!」
スキップで離れていった。去り際に「あ、僕のポジションはFWです!」と言いながら。
「刃。とりあえず募集要項学校中に貼って来て」
「はい。じゃあ、他の人たちで学校中に知らせて来てください」
こうして彼らのFFへの挑戦が始まろうとしていた。
キャラ募集をします。詳しくは活動報告に書きますので見に来てください。