ハナトハゲ   作:黄金馬鹿

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はい、今回から本格的にのわゆ本編のスタートとなります。

まだ暫くはちーちゃんが主人公のまま話が進行します。この子がハゲに主人公を返納するのかは不明なままですが。というかここまでちーちゃん主人公で話を進めている辺り、もうタイトル詐欺してるとしか言いようがないような。

と、いう事で、のわゆ本編の時系列的にも四国内での初めての戦闘前に起きた諏訪壊滅に触れていきます。

それでは、どうぞ!


戦いの幕開け

 諏訪との通信は、つい最近から定期連絡として毎日のとある時刻に行うようになっていた。その最近とは言っても、今年が始まってからの事。大体半年前くらいからの事だ。

 

「それじゃあ、私は諏訪との通信に行ってくる」

 

 若葉は強制的に選ばれたリーダーではありながらも、夏休み中だろうとしっかりとその責務を果たしていた。

 諏訪との定期連絡はいつも学校が放課後の時間帯に行っている。歌野側は学校が存在しないレベルで深刻なダメージを受けているのでいつでもいいとの事だった。そのため、こちら側の都合が付きやすい放課後に定期連絡を入れてもらった。

 今日はみんなで千景の部屋に集まってゲームをしていたのだが、若葉はそろそろ千景の部屋を出ないと定期連絡に間に合わないという事で、コントローラーをひなたに渡して立ち上がった。

 

「そう、行ってらっしゃい。また変な戦争を吹っかけないようにね?」

「あっちがそばこそ至高だと言っているんだ。戦争だろうが」

「はいはい。それは後でゆっくりと話し合いましょう。だからとっとと戦争はしないような通信に行ってきなさい」

 

 大抵彼女は諏訪へと四国の勇者を引き連れて戦争へと向かおうとするのだが、今日はそんな事が無ければいいが。

 そう思いながらも五人でゲームをする。

 やっているゲームは人気キャラクターが沢山出てくるパーティーゲームだ。みんなでワイワイとはしゃいでできるゲームなので、こういう時は結構重宝するゲームである。しかし、そんなゲームでも千景は勿論強い。

 巧みにコントローラーを捌き、例え屑運に見舞われようと屑運をはねのける自らの腕で全てをねじ伏せる。

 ゲームである以上は手加減無し。ちょっと高嶋が有利になるようには動くが、その程度。

 

「あっ、手が滑った」

「ぬああああ!!? ちかっ、おまっ!!?」

「ふっ。油断する方が悪いのよ、土居さん。それじゃあ……おっと、手が滑……じゃなかった。死ね!!」

「隠せよ殺意!!」

 

 そして物は次いでだと言わんばかりに球子を集中砲火。勿論殺意はマッシマシ。

 これには流石の球子もどうにもする事ができず、結果はビリ。千景、高嶋、ひなた、球子の順で勝敗が決まった。

 球子はぐぬぬ……と千景を見るが、この陰キャにはゲームの腕では適わない。そう思っているからこそ、ガックシと首を垂れるしか無かった。そして渾身のドヤ顔の千景。思わず球子の中のリアルファイトゲージがモリモリと溜まっていく。

 これは近い内にリアルファイトが開催されるかもしれない。

 そうやって楽しみながらゲームをしていると、丁度若葉が通信から戻ってきた。

 

「あっ、若葉ちゃん。今日はちょっと早いですね?」

 

 ひなたの言葉を聞いてから千景達が時計を見ると、確かにいつもよりも通信から戻るのが早い。

 どうしてだろうかと思いながら若葉を見ると、若葉はかなり暗い表情を浮かべていた。

 うどんVSそば口論でとうとう負けてしまったのだろうか。そう思いながら若葉をとりあえず部屋の中に連れ戻そうとして。

 

「……諏訪が、もう持たないそうだ」

 

 若葉の口から、聞きたくない言葉を聞いた。

 

 

****

 

 

 諏訪は、地獄だった。

 定期連絡の時、歌野は常に大丈夫大丈夫と笑いながら若葉とただバカ騒ぎをしていた。だが、それも終われば歌野はすぐさま戦場へと身をやつした。

 傷つき、倒れそうになっても、それでもと歌野は鞭と銃剣で戦い続けた。幸いにも動けなくなるほどの致命傷を負う事は無かったが、それでも徐々に傷は増えてくるし、夏凜と芽吹が倒した巨大なバーテックスは、いくら銃剣を手にした歌野と言えど簡単に倒せる敵ではない。

 それと連戦を続けて、もう一週間近くが経った。

 

「なる、ほど……! 本格的に、わたしをキルしようってわけ……!!」

 

 疲労困憊で全身傷だらけ。そんな歌野も一度神社の方へと戻れば何とか休む事ができる。

 夏凜と芽吹が諏訪の窮地をしのいでから暫くは、確かに安全だった。しかし、半年も経てばバーテックスの出現頻度は元に戻り、同時に夏凜と芽吹が倒した棒状の物を生やしたバーテックスや、他にも様々な新種のバーテックスが現れるようになった。

 それを倒して、倒して。何とか休憩して傷を癒して戦って。

 しかし、バーテックスの侵攻頻度はどうにもならなかった。一週間前から続く侵攻の連続は、日に日にその数を増やしながら途切れる事を知らない。

 

「うたのん、傷が……」

「あはは……大丈夫って言いたいけど……もう、本格的にリミット」

 

 無線機の前の椅子に座り込みながら、歌野は大きく息を吐いた。

 歌野は、結構前に水都に対して自分は死ぬと。そう告げた。彼女はそれを受け入れてくれた。

 だから、歌野は思ったことを。この襲撃の中で思わざるを得なかった事を、口にした。

 

「みーちゃん、もう駄目。わたし、そろそろ死ぬわ」

 

 歌野は、自分の死期を悟った。

 恐らく、明日か明後日。もしかしたら明々後日かもしれないが、死ぬ。そんな確信が歌野にはあった。

 少なくとも、来週の今日まで、歌野は生きる事ができない。バーテックスの侵攻はこの調子では確実に止むことは無いし、ペースももしかしたら早くなるかもしれない。今日の内なら、銃剣と鞭を犠牲にする覚悟で戦えば、持つかもしれない。

 だが、明日以降は恐らく、無理だ。

 勝てない。生き残れない。

 

「……うん。うたのんは頑張ったもんね」

「……こういう時くらい、責めてもいいのよ?」

「責めるわけないよ。うたのんは、わたし達のために頑張ってくれたんだから」

 

 水都は、歌野のその言葉を受け入れた。

 水都だって気が付いていた。歌野がもう限界だって事。自分達が終わる時間がすぐそこまで近づいて生きている事。

 四国から援軍は来ない。それは土地神様からずっと言われてきた事だ。だから、外からの援軍はない。そして、諏訪は既に囲まれている。今の状況は、結界を食い破られる前に土地神様がわざと結界に穴を空け、そこからバーテックスを数割程結界内に入れる事により、包囲しているバーテックスの数を何とか減らそうとした結果だった。

 だが、潰したところでどこからか補充されるのがバーテックス。もうすぐ、諏訪は完全に包囲され、バーテックスが四方八方から攻めてくる地獄絵図となる。歌野が休んでいる間に着々とその包囲は完成しつつあるのだ。

 だから、どうしようもない。

 終わりだ。

 

「……最後の四国との通信になるわね」

 

 歌野は荒い息を吐きながら、四国との通信を繋げた。

 

『こち――か葉だ。歌――――だな?』

「えぇ。こちら歌野よ」

 

 表面上は、元気に。

 でも、表情には疲れがにじんでいる。

 もう、この元気を保つ余裕すらない。歌野は、何かを話そうとする若葉の話を無理矢理遮り、自分の言葉を伝える。

 

「乃木さん。もう諏訪は限界みたい。もう一週間も持たないわ」

『なに!? いった――ういうこ――――』

「乃木さん。後はお願いします。わたしは、先にリタイアするわ。どうか、あなた達に輝かしい未来をつかみ取る事を、願っているわ」

 

 そして、通信を切って、同時に通信機を壊した。

 もう、通信をする気はない。する気力もない。通信が来たところで、放置するだけ。電気を余分に使うだけだ。

 なら、無い方がいい。

 歌野は息を吐きながらインカムを外し、机の上に置いた。

 

「……みーちゃん。お告げ、あった?」

「近い内に……ううん、明日までには総攻撃が始まるって。それをしのげれば、数か月は生き延びれるけど……」

「そう。みーちゃんは逃げてもいいのよ?」

「もう遅いよ。外に出てもバーテックスが居るだけなのに」

「それもそうね。なら、地獄の入り口まで、付き合ってちょうだい?」

「勿論だよ、うたのん」

 

 諏訪の崩壊まで、既に一日を切っていた。

 歌野はそんな地獄の中、水都と抱き合い、ただただ滅びの時を待つ。そんな時間を、選択した。

 

 

****

 

 

 場所は戻り、四国。

 若葉は、沈んだ表情で諏訪の事を告げた。ノイズ交じりの通信の中、歌野から告げられた言葉。それは、もう諏訪は持たないという事。

 自分達に、全てを託すという言葉。

 それを聞いた若葉は、何度も通信をかけなおしたが、失敗。あちら側が通信する術をもう持たないのだと知り、暫く呆然とした。

 一週間も持たないと歌野は言った。恐らく、言葉の通りなのだろう。諏訪はあと一週間も経たないうちに滅びてしまう。

 

「……そういう事だ。諏訪は、もしかしたら今この時には、もう……!」

 

 ずっとこの時が続くと思っていた。

 なんやかんやでバーテックスは来ず、歌野も上手い具合に立ち回って。気が付けば自分達の世代が交代するくらいまで今のまま何も無く、時代は進むんじゃないかと。

 だが、違った。

 現実は、もっと残酷だった。

 若葉は、遠い地でできた友人を亡くすと知りながらも、何もできない。

 

「……それで、乃木さんはどうしたいの」

 

 そうやって俯く若葉に、千景が声をかけた。

 どうしたいか? そう言われても、分からない。顔を上げたが、すぐに俯いた。だが、すぐに千景が若葉の胸倉を掴んで無理矢理顔を上げさせた。

 

「あなたは! どうしたいのかと聞いているのよ!!」

「ぐ、ぐんちゃん! ちょっと落ち着いて……」

「高嶋さん、止めないで! 私は今、この落ち武者に聞いてるのよ!」

 

 だが、若葉は答えない。

 どうしたいかなんて言われても分からないのだ。諏訪になんていけない。この場で指を噛んで諏訪壊滅の報告を聞くしかない。

 だから、どうしたらいいかなんて。

 

「勇者部六箇条、一つ! 悩んだら相談!!」

 

 分からないから、千景から逃げるために目を逸らそうとして、千景の方から無理矢理顔を近づけてきた。

 

「ゆ、勇者部……?」

「私がかつて所属してた部活、その約束事よ。でも、今はそんな事どうでもいいのよ! さぁ、言いなさい! あなたは何に悩んでいるのかを、今、ここで!」

 

 胸倉を掴んで、目を真っ直ぐと見て。

 なんともまぁ、アグレッシブな事で。だが、同時にそんな千景の気迫に若葉も押されて、今考えていることを、悩みを、千景にぶちまける。

 

「……私は、どこか平和ボケしていた。諏訪が襲われているのに、こっちは呑気にして。その結果がこれだ。できる事なら、諏訪を、歌野を助けたい。だが、私には、どうにもできないんだ……!!」

 

 歌野を助けたい。

 それが、若葉の悩みだ。

 だったら。

 

「勇者部六箇条、一つ。なるべく諦めない! そしてもう一つ、成せば大抵何とかなる!」

「なるべくとか、大抵って……だが、私は四国から出る事なんて……!」

「あなたはどうしてそこまで言って諦めるの!? どうして、あなたは誰かに頼むって事が、今、ここでできないのよ!! やらずに諦めてるんじゃないわよ!!」

 

 そう、若葉はここから動けない。

 勇者達のリーダーなのだから、いざという時に四国に居ないのはダメだ。それに、自分達は四国の勇者なのだから、四国から動く事なんてできない。

 そんな事をしたら問題になる。一人いないだけでも相当な問題に。

 勇者五人を連れて行けない。若葉だけでも行けやしない。もうどうしようもできない。それがこの現状で。

 

「あなたがどうしても行けないって言うのなら、私に頼めって言ってるのよ!!」

 

 そう思い込んでいたら、そんな事を言われた。

 若葉が無理なら、千景に。その言葉を聞いて、ようやく若葉は自分から千景と目を合わせた。

 千景の目は、何一つとして諦めていない。先ほどの言葉を体現したかのような目をしている。なるべくとか、大抵とか、大雑把な言葉だけど。でも、それを実行できるような意志を感じる。

 

「友達が諏訪で困ってるけど、自分は動けない。だから行ってくれないかって、そうやって私に頼みなさい!!」

「だ、だが! 勇者が四国からいなくなるのは!」

「だからあなたが全ての責任を取るか、私が居ない事を隠蔽しなさい」

 

 千景の行動を、全て若葉の命令として処理するか、千景が居ない状況を、若葉が完璧に隠蔽して歌野を助けるまでの間、若葉が隠し通すか。

 その二つをしろと。そう簡単に頷けない事を千景はしろと言ってくる。

 状況の隠蔽は無理だ。だが、行動の責任を取るのなら? この四国は、今、勇者一人を解雇なんて真似はできないほど緊迫した状況下だ。そこで、若葉が千景に命を出し、勝手に諏訪に行かせたら? お説教こそされど、勇者の任を解かれることは無いだろう。

 

「私は怒られるのは嫌よ。面倒だし。だから、あなたが私を動かしたことにするか、隠し通しなさい」

「……千景は、それで大丈夫なのか? 生きて、帰ってこれるんだな?」

「成せば大抵何とかなる、よ。行動をした、戦った、ならば後は大抵何とかなる物よ。それに、生きるのを諦めやしないわ。全部都合のいい方向に終わる可能性を、私はなるべく諦めない。だから、あなたもなるべく諦めないで足掻きなさい。あなたの手が届かない部分は、仲間である私が代わりに手を伸ばすから」

 

 恐らく、四国を離れられるのは、一人だけだ。

 二人、三人は流石に隠蔽する事ができない。だから、この中では一番応用力が利くであろう千景が行くのが一番だ。

 そして、若葉はそれを全力で隠蔽する。もしくは、若葉が全力でその責任を持つ。若葉がそれだけの覚悟をしてくれれば、千景は動く。諏訪を、友達の友達を助けるために。

 遠地で戦う勇者を殺させないために。

 

「ようするに、千景が居ない間、千景が居ない事を隠せばいいんだろ? だったらタマに任せタマえ! なんとかしてしんぜよう!!」

「タマっち先輩と若葉さんだけじゃ不安だから、わたしも協力しますよ」

「それならわたしも協力します。若葉ちゃんのためですもの」

「えっと……わたしは正直に言うと不安だけど……でも、ぐんちゃんは止めても行くだろうし、なら全力で協力するよ!! ちなみに、わたしも一緒に行くとかは……」

「そればっかりは高嶋さんの提案でも受け入れられないわ。もしかしたら、私が居ない間にバーテックスが来る可能性もあるから。だから、その時は乃木さんと、それから高嶋さんに人一倍頑張ってもらわないといけないの。私が居ない間、四国をお願い、高嶋さん。私からの頼み、受け入れてくれる?」

「も、もちろんだよ! 任せて、ぐんちゃん!!」

 

 友達が困っているんだから、見捨てるなんてできない。

 それが、勇者だ。だからこそ、こんな、見つかればちょっと怖い所で済まないような事にも協力をする。まさか全員が協力してくれるだなんて思わなかったので、若葉はちょっと感動しながら四人へと声をかける。

 

「お前達……万が一の時は私と一緒に怒られてくれるんだな!」

『その時はその時で見捨てるので』

「貴様等ァ!!」

 

 しかし、友情とは時に呆気ない物である。

 いくら勇者&巫女とは言え、ド叱られるのは怖い。なので、その時は全力で見捨てる所存である。

 だが、見捨てられない為には千景の事をしっかりと隠せばいい。若葉は取り乱した空気を一度咳払いで纏め、改めて千景の方を見る。

 

「……頼む、千景。私の友人を、歌野を助けてやってくれ」

「任せなさい。勇者部の一人として、その依頼、果たして見せるわ」

 

 そう、勇者部の一人として。

 そして、乃木若葉の友人の一人として、絶対に歌野を助け、帰ってくる。それを胸に刻み、壁に立てかけてある槍と鎌を手に取り、右腕にアタッチメントを取り付けて鏡を呼び寄せ、アタッチメントに接続する。

 そのついでに食料と水を可能な限り詰め込み、キャンプの際に使ったランタンやガスバーナー、コッヘル等を一緒に詰め込んで歌野以外の誰かを連れてくる事もできるように荷造りをし、それに加えて歌野が怪我していた時に備えて救急キットを詰め込み、それを背負った。

 そうやってフル装備になったのをしっかりと確認してから、今度はスマホを取り出して一つのアプリを。

 勇者システムを、起動する。

 彼岸花の花びらに包まれた千景の衣装は一瞬にして変化し、部屋着から勇者装束へと。神樹様の力を蓄えた、人を越えた力を手にするための装束を身に纏った。

 

「それじゃあ、行ってくるわ。後の事は任せたわよ。高嶋さんも、私が留守の間、四国をお願い」

「絶対にみんなには傷一つ付けないから安心して、ぐんちゃん!」

「あぁ、後の事はこっちに任せろ。お前は、歌野を」

「任せなさい。物事って言うのは成せば大抵何とかなる物よ。それに」

 

 窓を開けて枠に足をかけ、いつでも飛び立てるように準備した所で、最後に千景はもう一度だけ、若葉の方を見た。

 

「勇者部六箇条一つ。無理せず自分も幸せであること。死んじゃったら六箇条を破る事になっちゃうもの。絶対に生きて帰ってくるわ」

 

 そう言い、千景は窓から超常の力によって飛び立った。

 それを若葉と勇者達は見送った。あとは、帰ってきた千景が笑顔を見せてくれるのを、ただ待つだけだ。

 

「勇者の皆さん。先ほど、郡千景様の反応が四国の外へと消えていったのですが、何か知りませんか?」

『これがそうやって命令してました』

「え? これマジ? 流石に見捨てるまでが早過ぎない? もっとこう、庇ってくれてもよくないか? 我勇者のリーダーぞ? 我リーダーぞ? なぁ、我リーダーぞ?」

 

 そして、若葉は怒られるだけだ。

 隠蔽する間もなく千景が四国の外へと出ていったのを悟られてしまった若葉は、無事勇者&巫女から見捨てられ、お説教のため、どうやって千景を呼び戻すかを考えるためにドナドナされていくのであった。

 しかし、ドナドナされながらも若葉は笑顔だったのは、言うまでもない。




前から伏線を張っておいた通り、諏訪にはちーちゃんが一人、フル装備状態で救援に向かいます。

原作では諏訪壊滅の報告は大社内で纏められて、勇者達にそれが知らされている報告はありませんでしたが、今回は若葉と他の勇者達の距離が近いという事で、真っ先に若葉は勇者達に報告に来ました。

その結果、ちーちゃんが兼ねてから言っていた通り一人で諏訪へと救援へ向かう事に。大丈夫だ、勇者部の魂を受け継いだちーちゃんなら一人でだって都合のいい未来をつかみ取れる!

という事で今回から数話に渡りしうゆ編となります!
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