普通に説教です(ネタバレ)
「おい千景。お前今度から切り札禁止だ」
「何故に」
「お前が目の前で死に続けるのがこっちの精神衛生上の問題に関わるんだよ!! なんかふざけた表情で食われて死んでいくお前とか親指立てて死んでいくお前とか、見ているだけで笑い事じゃない上に肉片が飛んできて割とトラウマになってんだよ千景ァ!!」
「残機無限になるとほら、ちょっと油断しちゃうでしょ? そういう事よ」
「だからと言って油断しまくって死ぬな馬鹿!!」
戦闘終了後、千景は若葉から思いっきりどやされていた。
そりゃそうだ。だって千景は残機無限だからと前に出まくってとにかく死んだのだから。千景本体が死んだのは一度だけだが、それ以外の千景はそれはそれは結構死んだ。一人頭五回くらいはふざけて死んでいる。
本体に戻ったらその時の記憶は消えて知識やら経験だけが本体に戻るからと言って色々とふざけすぎである。
あとは、単純に油断した。死んでも代わりはいるものと言いながらめっちゃ油断したら死んだ分身も数人いた。もしこれで本体に死んだときの痛みやら何やらがしっかりと記憶させられる仕様だったら、千景は何としても死ななかっただろう。
「けど、死にまくったからこそ分かった事もあるわ。私の切り札は、時間稼ぎに最適よ。私本体に死んだときの恐怖が残らないからこそ、残り六人の私が足止めをし続けても私自身が戦闘不能にはならない」
「そうかもしれないが、お前の切り札はこっちの心臓に悪い。だから許可を出すまで禁止だ」
「解せぬ」
「解せよ」
若葉の言葉に頷く球子と杏。そして、猛烈に頷く高嶋。恐らくこの中で千景の死で一番トラウマを負ったのは高嶋だろう。
戦いが終わってから暫くは目が死んだ状態で千景を抱きしめて離さなかったし。そのせいで千景がすっごい幸せそうな顔で昇天しかけていたし。
ほぼ逝きかけました。
「まぁ、でもなんだ。あの数をほぼ無傷でどうにかできたのは千景、お前のおかげでもある。よくやってくれた」
「あれくらいならいつでも任せなさい。どうとでもしてあげるわ」
結果的に千景は若葉に許されたのだが、しかし、もうあんな心臓に悪い戦い方だけはするなと念入りに釘を刺された。流石に友人が何度も食われるさまはただのトラウマ物であるため致し方ない。
そんなアレコレが帰還直後に起こったのだが、その直後に行われたのは祝勝会でも何でもなく、大社から命じられた勇者全員の検査入院だった。
今回の戦いは勇者達の体感時間では四時間以上にも及ぶ長丁場であり、千景はその内二時間ほどは切り札を使い続けた。千景の切り札は高嶋や杏のような火力強化型ではなく、生存特化型。それ故に、切り札による戦闘時間短縮はあまり意味を成さず、味方の生存力と安全性を取っただけに終わった。
そのため、千景を除く勇者には長時間の戦いによる体への負担などを検査するための入院を。千景には、長時間の切り札行使の後遺症を調べるための検査入院が命じられた。
無茶な命令ならまだしも、それぞれの身を案ずる命令なら従わざるを得ない。五人は結果的にそれに頷き、大人しく入院する羽目になった。
しかし、その翌日。千景は、とても顔色が悪い状態で目を覚ます事となった。
「……なんで、今さらあんな夢」
その理由は、千景が見た悪夢による。
あの村で行われた凄惨な記憶。それを、千景は夢の中で一から体験する羽目となってしまったのだ。まるで神世紀で園子や藤丸と一緒に寝ず、一人で寝た時と同じように。
「園ねぇや藤にぃが居てくれたら……って、何でこんな事言うのよ……! 私は待っているってそう決めたのに……」
いつものクソポジティブな思考回路は鳴りを潜め、元来のネガティブな思考回路が徐々に表に出てきている。しかし、それをどうこうする術を身に着けているわけもなく、千景はベッドの上で額を抑え、そして耳を触った。
神世紀へと向かった日、クラスメイトに切られた場所。痛くて痛くて、泣きたくって。助けてと叫びたくても周りは敵ばかり。そんな中で助けてくれたのは。
「……うん、大丈夫。今さらそんなの、平気だから」
今でも覚えている。
姉代わりの悲しそうな、しかし静かな怒りに包まれた表情を。その後に久しぶりに感じた、人の背中の暖かさと大きさ。そして、大丈夫だよ、安心を告げる柔らかな声色。ふと、視界の端にある紫の槍と鏡を見れば、悪夢によって感じていた気味の悪さと恐怖はすぐに成りを潜めた。
今さら悪夢の一つが何だと言うのだ。こちとら勇者だ。もう一回あんな事をしてこようものなら逆に鎌で倍返しの刑だ。今さらあんな事を思い出しても、怖くなんてない。
「全く。精神攻撃をくらったわけでもあるまいし……」
千景はその後、すぐに二度寝に入ったが、そこでもまた苛めをリフレインする事となった。
しかし、今度は夢だと分かり切っているので思いっきりやり返した。あの時できなかった事を思いっきり夢の中でやってやった。痛かったけど、スッキリしたので特に問題はなかった。
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検査入院の期間は、そこそこ長い。
故に暇であるのだが、千景には水都に頼んで持ち込んでもらったゲーム機があった。勿論、対価として交渉材料にとひなたから貰っておいた歌野の写真を献上した。
でへへへ、と笑う巫女からゲーム機を受け取り病室でこっそりと遊ぶ千景だったが、トイレに行くために病室の外に出ると、不可思議な存在を見つけた。
「ひなたぁ……どこだひなたぁ……ひなた~……」
人の名前を呟きながら廊下を涙目であっちこっちに歩き回る野武士だった。
めちゃくちゃ無視したかったが、しかし身内が廊下で情けない声と顔を晒しながら涙目であっちこっちによろよろと歩いているのは流石に放っておけない。トイレにも行きたいが無視できないので、とりあえず声をかけることにしてみた。
「……何してるのよ、乃木さん」
「ひなた!? ……なんだ、千景か。はぁ…………」
「人の顔見て溜め息とはいい度胸ね野武士ィ?」
そして顔を見てから溜め息を吐いてきた野武士の頬を思いっきり手で挟みこむ。この攻撃には野武士も参ったようで、しゅまん、と素直に謝ってきた。
流石に廊下で立ちっぱなしで話すわけにもいかないので、近くにあったベンチに並んで座り、若葉から何があったのかを聞くことに……しようと思ったのだが、その直前にとある事と思いだした。
「そういえば、上里さんと藤森さんは大社に呼び出されて数日居ないんだったわね……もしかして、それが原因?」
そう、それは今現在のひなたと水都の、巫女ンビの状況にある。
ひなたと水都は、巫女の中でも特別立場が違う事から、勇者のお付きとして勇者と共に在る事を認められている貴重な存在だ。しかし、巫女としての立場と仕事を蔑ろにすることは許されておらず、大社に呼び出されることがそこそこある。
今回、神樹様からの神託をその身に受けやすいひなたと、それの土地神様バージョンとも言える水都は二柱の神から何かを受け取るため、大社にて数日調整を行うらしい。
そのせいで水都と、若葉を依存させていると言っても過言ではないひなたが大社の方で泊まり込むため、居ないのだ。もしかしたら、それが原因なのではないかと思って若葉に聞いたのだが……
「ひなたぁ……なんで私を置いて……」
「当たりね……」
聞いたが答えは帰ってこず、しかし呟いた言葉によって自分の考えが合っていることを理解した。
若葉は最早ひなたが居ないと生きていけないと言っても過言ではないほどの体になってしまっている。一度レ〇プ未遂をされたのにも関わらず、すぐに許してベッタベタしていた時点でそれは明白である。
そんな、ひなたが居ないと生きていけない体に改造されてしまった若葉が数日間もひなたと離れればどうなるか。そんなのは分かり切っている事だ。
こうなる。
「なぁ、千景ぁ……ひなたはどうして私を……」
「あーもう黙りなさい」
原因が分かってしまえば何とも馬鹿らしい事か。千景は若葉の手を引っ張ってそのまま病室の中へと押し込むと、改めてトイレに行くために足早に移動を開始したのだが、いつ敵襲があってもいいようにと常に持ち歩きを許可されている携帯が震えた。
一体誰だと思えば歌野から。なんだか嫌な予感がする、と思いながらも、トイレに行くのはもう一度キャンセルし、自分の病室に戻って電話に出る。
「もしもし」
『ハロー千景さん。みーちゃんどこにいるか知らない?』
「今大社よ。数日会えないのは分かってるでしょ?」
『そう……そうよねぇ……これから数日ノーみーちゃんデー……みーちゃんとイチャイチャしたい……』
まぁこうなるよなぁ、と思いながらも額を抑え、とりあえずこの若草色を正気に戻すために一言だけ告げ、電話を切る事にした。
「じゃあ私から白鳥さんが藤森さんと尿瓶プレイしたいって言っていたって教えておくから、帰ってくるのを楽しみにしていなさい」
『は? え、ちょ、それは洒落になってな――』
歌野の言葉を聞く前に千景は通話を切り、水都に歌野が二人で色んなマニアックなプレイをしたいと言っていた、とでたらめを吹き込んでトイレに行った。
それから数時間後、めちゃくちゃ歌野から通話がかかってきて、それが無くなったかと思ったら歌野から殺の一文字が大量に送られてきたが、まぁ前もあった事である。きっと水都が人間としての限界を超えて歌野の元へと走っていったのだろう、と考えながら、千景はゲームに励んだ。
そして翌日、貞操は守り切ったらしい歌野から思いっきり殴られた。それはそれはもう、見事に助走が付いたグーパンで。
解せぬ。
****
ひなたと水都は結構早いうちに寮へと戻ってきた。その際に若葉がひなたに抱き着いて離れないという珍事件があったものの、しかし嬉しい知らせがあった。
「うたのん。これ、うたのんの新しい鞭。大社と、神樹様に土地神様が頑張って作り直してくれたんだって。土地神様も、これで思う存分戦ってくれって」
「そう、みんな、わたしのために……えぇ、生き残った勇者としての使命、頑張ってくれたみんなの分まで、しっかりと果たしてみせるわ。諏訪のみんなのためにも」
歌野の戦線復帰。それが、水都から告げられた嬉しい知らせだった。
歌野の新しい鞭は、今までと変わらない。あくまでも既存の鞭を新しく作り直したというだけの代物だが、しかし歌野が戦うには十分。勇者システムも歌野に鞭が届けられると同時に完成し、歌野もこれにて勇者として再び戦えるようになった。
これによって歌野も四国勇者と同じく切り札の使用も可能になった。なったが、本当に危なくなった時しか使うな、という通達も勿論送られたので、歌野が切り札を使うのは暫く後になるだろう。
「なんにせよ、これにてわたしもリバイブ! みんなと一緒にバーテックスと戦うわ!」
「頼もしい限りだ、歌野。私達は四国の民のため。歌野は諏訪の民のため、手を取り合おう」
「もちろんよ。バーテックスを倒しきるその日まで改めてよろしく、若葉さん」
バーテックスの襲撃数が劇的に増えた現状だが、しかし歌野という頼もしい戦力が。未来の武器を持つ、千景とほぼ同等の戦力となれると言っても過言ではない歌野が参戦するというのは勇者達にとって間違いなく追い風になる。
しかし、同時に悪い知らせがひなたから伝えられる事となった。
二人が戻ってくるのが少しだけ遅れた原因とも言える、神託。ひなたに告げられたソレは今までの神託の比ではないほどの負担となり、同時に危険な物だった。
「喜んでいる所、申し訳ないのですが、次の襲撃に関しての神託が来ました」
そう、次の襲撃の神託。
基本的に襲撃はその時にならなければ分からないが、しかし今回ばかりは違った。神樹様が改めて通告しなければならないほどに次の襲撃は過酷なものとなると言わんばかりの通告。
それが、ひなたの口から告げられる。
「次の襲撃は、今までの比ではありません。総攻撃と呼ぶことが相応しい程の数が、ここ、四国へと攻めてきます」
「諏訪に来た総攻撃よりも、その数は増えているみたいです。多分、敵の数は千や二千じゃ足りないほどだと思います」
「復帰一発目がそれって……バーテックスも中々鬼畜な事してくれるわね……」
「それには同情するが、総攻撃か……切り札の使用も、念頭に置かなければならないかもな」
かつての諏訪の総攻撃は、歌野が包囲されていたが守るべきものを気にしなくてもいい状況下にあった事。そして、千景が歌野に集中しているバーテックスの殲滅に成功した事、千景と歌野の武器が進化体バーテックスを軽く屠れる武器だった事。そして何より、その数は星屑だけなら千や二千程度な上に、その内数割は進化体と巨大バーテックスに変貌していた事が勝因となっている。
個々の戦力を増やすために合体し、全体的な数を減らすのであれば千景や歌野の武器でどうにかなる。だが、単純な数の暴力は、もしかしたら押し切られる可能性はある。
バーテックスは恐らくそれを学び、かつてない数の戦力を揃えてきている。
「まぁ、別に使ってもいいんじゃないかしら? 私が多分一番長く切り札を使ったけど、特に異常は見当たらないし」
「うーん……確かにお前が何か変わったようには見えないが……」
「確かに千景さんって切り札を使った割には、ですよね……本当に何も異常はなかったんですか?」
「強いて言うなら、夢見が悪い事くらいかしら? でも大丈夫よ。今さら夢見が悪かったと言って寝れないほど神経質じゃないし、別にどうって事無い夢よ。毎晩ぐっすり快眠には変わりないわ」
夢見が悪い。もしかしたらそれが切り札の後遺症なのかもしれないが、だとしたら力の大小の割には地味にも程がある。
かといって杏自身もあまり目立ったアレコレはない上に、高嶋の方を向いても首を傾げるだけ。夢見が悪いなんて症状はない。もしかしたら後遺症なんてないんじゃないか、とも思えるが、しかし確実に後遺症は存在する。
暫くは千景の様子や、自分で切り札を長時間使ってみて観察をする必要があるかもしれない。高嶋の方も見なければならないとは思うが、しかし彼女はいつも元気でニコニコだ。例え後遺症が内面から来る物だったとしたらすぐに分かる。
「切り札の方は置いておくとしまして、暫くは総攻撃の方に集中しましょうか」
「そうですね。これを乗り切れば神樹様も暫くは大きい襲撃はないと言ってますし」
さぁ、ここからが正念場だ。
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「勝手にやったのを先に謝るけど、一応先んじて様子を見てきたわ」
時は変わり神世紀。
つい先ほど、数分程度の短いタイムトラベルを終えた夏凜が、芽吹を家に帰した後に勇者部員の前でその事を知らせた。
牛鬼っぽいのと鳥っぽいのが唯一見える夏凜が首根っこ掴んで無理言って繋げてもらった過去との道だが、その出口は四国ではなく、諏訪だった。それを芽吹と共に報告すると、二人は風に軽く怒られたが、しかし同時に今すぐ過去に飛べるという重要な情報となった。
「そう、二千十六年……ねぇ、乃木、ハゲ丸。あんたらが行ったのって二千十五年だったわよね?」
一応現在のまとめ役である風が園子とハゲ丸の方を見るが。
「ゆーゆわっしー離して! ちーちゃんを迎えに行けない!!」
「落ち着いて園ちゃん! 目が半分くらいラリってるよ!? なんか怪しいお薬キメたみたいになってるよ!!?」
「そうよそのっち! 今のそのっちは完全にやべーやつよ!!?」
「うるさいクソレズのやべーやつ!!」
「は? キレそう」
「離せ銀!! いいから離せ銀!!」
「あーもう落ち着けよズラ。おい樹、鎮静剤頼むわ」
「ハゲは静かにしましょうね~」
「ごふぁ!!?」
なんかもう色々と酷かった。
園子は友奈と美森に拘束されているが、完全にイっちゃった目をしており、今にも過去に突貫しようとしているし、ハゲはハゲで銀に完全に羽交い絞めされた状態で暴れている上に樹からの
確かに可愛い可愛い妹分が一人地獄に居ると思えばこうもなろう。
こうもなろうが、なんかもう。これには思わず美森も真顔で園子の腹に一発叩き込んだ。そして園子が思いっきり美森の顔面を殴り返した。
「ごはっ!? ちょっ、そのっち!? 私達美少女よ!? 顔はダメでしょう!!?」
「わっしーなんてヨゴレ役の美少女(笑)じゃん! だったら顔面セーフ!」
「は? キレそう」
そして勃発そのみも合戦。互いにもう顔面だろうが腹だろうが殴りたい放題である。友奈はそれを見て青春だね~とか言っているし。
駄目だこりゃ。
「……確か二千十五年だったわね!!」
「おい元部長。あっち見ろよ」
「見たかねぇわよ!!」
そう思うのも当然である。
「で、そうなるとあっちとこっちでは時間の流れが違うって事よね? 私達、元の時間に戻ってこれるの……?」
「そこら辺は問題ないわ。私達が本格的にあっちへと向かったと同時に時間の流れが完全に同じになるらしいから」
「へぇ、結構便利なのね。というか、なんでそんな事知ってんのよ夏凜」
「勇者の勘よ」
「ンな訳あるか。でもまぁ、深くは聞かないであげるわ。聞くとなんだか自分の地雷を掘り起こしそうで……」
実際、深く聞けば最後、どこかの並行世界から記憶が飛んできた勇者部メンバーにボコられる光景を思い出してしまうので深く聞きたくないのも当然である。
しかし、時間の流れが最終的には同一になるのなら都合がいい。過去に飛んでも夜にはこっちに戻ってこればいつも通りの日常を送る事ができる。それに、こちらはもうゴールデンウィークだ。暫くは西暦に滞在する事だってできるだろう。
「園子が日本全国なら確実につなげる事ができる通信機を大赦から全員分かっぱらって来たし、万が一どこか違う土地に出ちゃっても何とかなるわ。後は千景を探すだけね」
「それならとっとと西暦に行くわよ!! 善は急げ、あっちが今何年か分からない以上、ととっと行って千景を探すわよ!」
『ダイナミックエントリー!!』
「あっ、シスコン共が行きやがった!! 待てテメェ等!!」
「待ちなさいそのっち!! もう一発顔面にぶち込んでやる!!」
風が過去行を決行しようとした瞬間、園子とハゲ丸が西暦へと突撃し、銀と美森が即座にその後を追った。
すぐにその後を追って風と樹が。そして、そんなメンバーたちに苦笑しながら友奈と夏凜が過去へと向かった。
神世紀勇者の参戦は、近い。
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「三好さん、一応雀達を連れてきたけど……あら?」
「メブ、誰も居ないけど?」
「あらら。これじゃあ無駄足ですわね」
「楠……どうするの、これ」
「……まぁ、勇者から連絡が来るまで待ちましょうか。はい解散」
「ちょっ、メブ!? わたし、結構高い交通費払ってきたんだけど!? どうすりゃいいのこの時間!!?」
「知らないわよ」
「理不尽!!」
「……ウチ来る? 国土も、みんなが来たら喜ぶ」
「よし藤丸ん家行くわよ!!」
「だーもうこのリーダー我欲が強すぎるぅ!!」
ちーちゃん「みんなで英気を養うために焼き肉に来たのだけど、なんで高嶋さん達はお肉食べないの? 美味しいわよ?」
たかしー「いや、無理だよ……」
タマっち「肉を見るだけであの惨状が……」
あんずん「精神テロ野郎め……」
若ちゃん「おっ、フライドポテトが来たな。うん、やっぱフライドポテトはケチャップだ」
タマっち「若葉は肉もケチャップも気にしてないのか……」
たかしー「け、ケチャップ……ご、ごめん、ちょっとお手洗い……」
ちーちゃん「行っトイレ〜。あ、タン美味しい」
タマっち「気分屋サイコパス野郎……」
ひなたん&うたのん&みーちゃん「?」
そして案の定ひなたが居なくなるとポンコツ化&幼児退行を決め込む若ちゃんとみーちゃんが精神安定剤なうたのん。うたのんは尿瓶プレイ回避できてよかったね()
そして次回の総攻撃からうたのんが戦線復帰します。よかったねと言いたいけど、この後の戦闘は結構相手側のインフレが激しいという。まぁ、初手スコーピオン戦じゃないだけ多少はね?