魔法少女 なつほ☆マギカ    作:たまご21

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いつもどおりの日がくる・・・・

そう思ってたのにぃぃぃぃぃぃぃ!!!


第一話「契約成立」

ー朝

 

 

いつもと同じように5時には、起きる。

 

自分とお父さんの弁当を作る。

 

顔を洗い、父さんを起こす。

 

母さんの具合を見る。

 

おかんかっ!ってつっこまれそうな私、氷崎(ひょうさき)なつほ中学2年の朝は大体こんなもん。

 

まぁ、それは置いておく、病気で寝ている母さんの代わりに、家事は全て私がこなす。

 

だから、学校に行くまでの間、やれるだけのことはやっておかなくては、帰ってきたとき大変だ。

 

「んじゃ、行ってきまーす。」

 

「いってらっしゃーいっ。」

 

父さんが仕事に行った後は、私も支度をする。

 

準備をすれば、すぐ出ていく。

 

「いってきまーす。」

 

「いってらー。」

 

眠そうでだるそうな母さんの声がひびく。

 

今日も、坂野道中学に行く。

 

 

 

ー学校

 

 

「あっ、氷咲さんっ!おはよーっ!」

 

「おはようございます・・・」

 

クラスの中で、人気のある田中さんが声をかけてくる。

 

彼女だけだろう、こんな私に挨拶をする人は。

 

中学一年ぐらいから、私は母さんの看病をしている。

 

学校が終わったら、すぐ帰るので遊ぶような友達だっていない。

 

ゆえに、クラスの中で地味な存在となってしまっている。

 

授業中おもわず寝てしまっても、教師にスルーされるぐらいの地味っぷり。

 

まぁ、そっちのほうが、いいかな・・・

 

 

ー昼

 

 

授業が終われば、昼休みいつものように屋上に行き、一人悲しく弁当を食べる。

 

いままで、いつもこんな感じだった

 

 

が、

 

 

今日は違っていた・・・

 

 

私の特等席ともいえるであろう、ベンチに、

 

 

 

なんか変なの座ってるんですけど・・・

 

ウサギなのか猫なのか、分からない。

 

もしかしたら、二匹のハーフなのかもしれない。

 

それにしても耳から耳が生えるって・・

 

その生物が自身の赤い目をこちらに向けた。

 

・・・・・・

 

「やぁ」

 

 

 

・・はい?

 

こっこここここ、こいつしゃべりおった・・・

 

思わず鶏化してしまうほど、驚いてしまった。

 

だが、これはしょうがないだろう。

 

図鑑でも、のっていないであろう生き物がしゃべった・・・なんて。

 

「?なんだか驚いているようだけど?」

 

当たり前です。

 

むしろ、驚かない人はいるんでしょうか?

 

「そうだ、君に話があるんだっ!」

 

いやな予感しかしない・・

 

こういう「きゃるんっ」とか、「もきゅっ」とかいいそうな生物は大体テレビによくでそうなやつだ。

 

しかも、ジャンルが・・

 

「僕と契約して、

 

 

魔法少女になってよっ!」

 

 

 

 

ほれみたことか。

 

こういうのは、そういう魔法少女とか、そういうジャンルに出てくる生物なんだ。

 

それをなにか。

 

あんなヒラヒラな服を着て、、

 

ハートとか、ついてるステッキふって、

 

「シャイニングスター☆」

 

とでも、言えってのか。

 

アホか。

 

「悪いことでは、ないと思うよ?君の望むことを何でもひとつ叶えてあげよう」

 

・・・・おぉ・・

 

なんだ、世界を救ってーって、一方的なやつではないのか・・

 

そりゃあ、そうだよな。

 

そんな一方的で、間違えたら命を落とすであろう依頼を無条件でやるなんて、

 

よっぽど、正義感の強いやつでないと、やらないだろう。

 

うーん・・・でもやっぱ・・

 

「お断りします(`・ω・´)」

 

「えっ?どうしてだい?」

 

「そりゃあ、いいかもしれないけど、そのかわり何かありそうだし・・」

 

「そうだね、魔女と戦うことになるよ?」

 

ほらーーーーね?

 

「それって、命に危険は・・」

 

「あるよ?」

 

「あなた、そんなこと、よくスッと言えるわね・・」

 

「でも、大丈夫だよっ!君は素質があるし、契約の内容によっては、戦いやすくなるかもしれない。」

 

「そんなこと、言われてもなー・・解約は?」

 

「できないよ」

 

こっ、こいつ・・

 

あきらかに悪質な詐欺だろ・・・

 

「でも、なんでもひとつ願い事がかなうんだよ?」

 

確かに、それはうまい話だ。

 

母さんの病気だって、治せるのだろう。

 

でも、けっして、治らない病気ではない。

 

何度か手術をすればいい。

 

ただ、お金が足りないから、ちょっと長引いているだけだ。

 

・・・・

 

どう考えても言い訳しかでてこない・・

 

自分が契約して、命がけで魔女退治するのが嫌ってなわけで・・・

 

「まぁ、考えていておくれよ。そのうちまたここに来るからさ。」

 

・・・・・・・・・・・

 

 

ー五日後

 

 

その言葉の通りあいつは毎日ここにやってきていた。

 

こんな一文どこかの恋愛小説にでてきそうだが、全力で否定する。マジで。

 

三日目ぐらいには、授業を見物したり、家に来たりもした。

 

見つかるかどうか冷や汗だらだらだったが、どうやら普通の人には、見えないらしい。

 

じゃなきゃ、とっくにどこかの施設に収容されてるかww

 

そして、この日もあいつは家に来た。

 

「母さん、ただいまー」

 

・・・・?

 

返事がない・・・

 

「っ・・?母さんっ!?」

 

一番最悪なケースを思いうかべる・・

 

急いで、行くとそこには、熱をだして苦しそうな母さんの姿があった・・

 

「かっ、母さん!!!」

 

いそいで、薬と冷たいものと・・・っ!!

 

「やれやれ、大変そうだね。」

 

薬はここにある。急いでそれを飲ませる。

 

「そうだ契約でも」

 

「うるさいなぁっ!!暇なら冷たいもの用意してっ!!」

 

「それが君の望みだね?」

 

「そうなのっ!」

 

「分かった、これで契約成立だ。」

 

こいつは、こんな非常時に何を・・・・!!

 

何を・・・・!!

 

・・・・・・

 

”何”を・・・・・?

 

 

 

はい・・・?

 

「うっ・・・」

 

急に胸らへんが苦しくなると同時になっ、なんかでてきた。

 

「それはソウルジェムだ。大切にするといい。」

 

と、同時にどさっと氷が1kgぐらいでてきて・・・・

 

 

 

うっ、嘘だろ・・・・

 

 




あんなことで、契約成立なんて・・・・

夢だと思いたい・・


第二話「じゃあ、魔女を探しますか」
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