IS~宇宙《ソラ》を見るもの   作:umiusi

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おひさです。さすがに三作同時進行はきつい……

今回からside方式を取り入れていきたいと思います。まだ不慣れではありますが……


おめでとう一夏、代表だって!

「というわけで、一組の代表は織斑君に決まりました!あ、一繋がりで縁起がいいですね!」

 

 あの後、色々あって結局一夏が代表になった。おめでとう、一夏。

 

「待ってください」

 

「はい。なんでしょう、織斑君」

 

「あの勝負には俺は負けたのに、どうして俺が代表になってるんですか?」

 

「えっと、それは……」

 

「わたくし達が辞退したからですわ!」

 

 おおう、いきなりだね。まあ僕は辞退するよう頼まれてたから知ってるけど。……元からそのつもりだったけどね。

 

「えっと、どうして?」

 

「それはですね、確かに『一夏さん』は負けましたが、才能は十分にあると感じました。ですが、経験が足りていません。ですから、より経験を積ませるため代表の座を譲ったというわけですわ」

 

「まあ、それなら……じゃあ、誠一は?」

 

 ……こいつ人の話を忘れたの?

 

「だから、オルトスは戦闘機じゃないって言ったじゃん」

 

「あ……ごめん、忘れてた」

 

 はぁ……やっぱり……

 

「ところで一夏さん、今日の放課後は何をしますの?もし何もなければ、その、特別に訓練をして差し上げてもよろしいですわ」

 

「待て、一夏の訓練相手は私と誠一だと決まっている。新参者は黙っていろ」

 

「あら、あなたは適正ランクCの篠ノ之さん。その程度の方が他人を教えようと?」

 

「そんなものは関係ない!」

 

 うわ、修羅場や。父さんこれ、修羅場やで。

 

「静かにしろ。いいか、貴様らのランクなんぞゴミクズ以下だ。よく覚えておけ」

 

 だいぶきついこと言うなぁ。確かに起動さえできたら後は操縦者次第だけど。

 

「ところで築波、一ついいか?お前のISのことだが、あの後気になってな。資料を読み返してみたのだが、世代だけ記入がなかった。何故だ?」

 

 ああ、そのことですか。

 

「分からないからです。そもそもが、こっちのISと設計思想が違いますし、用途も本来は全く違うので」

 

 とりあえず第一世代ではないし、拡張領域もあるから第二世代の条件もクリアしてる。第三世代は……ビットがあるからいいか。四世代は展開装甲がないから違う。でも稼働エネルギーだけとはいえ、単体でエネルギー生成が可能だしなぁ。

 

「そうか。ならば第三世代、と言いたいがあの動力炉があるからな。……困ったものだ」

 

「あの、織斑先生」

 

「どうした、山田先生」

 

「ISは本来、宇宙開発を目的として造られたんですよね?だったら、築波君のオルトスは完成型と言えるのでは……」

 

 世界が……止まった?これは!ああ、時が見えるよ……なんだ、そうだったのか。答えが、こうも簡単だったなんて。

 

「ほら、シールドエネルギーが無くなったとしても行動が可能にして生存性が高められて、仮にその状態で攻撃を受けたとしてもそれを防ぐ装甲がありますし「ありがとうございます山田先生!」え?は、はい!」

 

「おかげで答えが見つかりました!あ、でも……そうだ、織斑先生。ただし、完成型というのは僕たちにとって身に余るので第五世代ということにしておいてください」

 

「ああ、分かった。すまない、時間をかけた。では、授業の準備をしておくように」

 

 そういえば僕、学科はなんなんだろう。整備だっけ?まあいいか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ではこれより、ISの飛行訓練を実践してもらう。織斑、築波、オルコット、飛んでみろ」

 

「了解」

 

 それじゃ、いつものように展開っと……んー、0,2、ねぇ。まあ普通かな?

 

「織斑、築波を見習え。今のようにとは言わんがそうできるよう目指せ」

 

 一夏の方を見ると、ガントレットから光は出ているものの、まだ展開していない。それにしても、なんで一夏の白式って待機形態が防具なんだろう?僕はネックレスなのに……あ、やっと展開した。

 

「よし、飛べ」

 

「了解。二人とも、お先に」

 

「私も行きますわ。では一夏さん、お先に失礼します」

 

「あ、ちょっと待ってくれ!」

 

 僕、セシリア、一夏の順番で飛ぶ。一夏はまだふらついてるね、仕方ないけどさ。

 

「何をしている。スペック上では白式が二番目に出力があるんだぞ」

 

 セシリアと僕はスピードを落とし、一夏に合わせる。

 

「大丈夫?」

 

「ああ、なんとか。なあ、頭上に角錐をイメージするって言われたけど、いまいち分からないんだ。どうすればいい?」

 

「一夏さん、所詮はイメージ。自分が分かりものを想像すればよろしくってよ」

 

「そうは言われてもなぁ……空を飛ぶ感覚ってのがよく分からないんだよ。誠一はどうしてる?」

 

「そうだね、僕は……MS、かな」

 

「「MS?」」

 

 あ、これ確かまだ秘密事項だっけ。でもそろそろ発表するとか言ってたからいいか。

 

「モビルスーツ、通称MS。うちで開発された全長5メートルの空間作業用の人型マシンだよ。そろそろ発表されると思う」

 

 最近乗ってないなー。今度帰ったら久々に乗ろう、整備も兼ねて。

 

「へえー『一夏!いつまでそこにいるつもりだ!早く降りて来い!』あ、箒」

 

 ああ……セシリアと長いこといるから嫉妬したのかな。でも、後ろを見てごらん。鬼がいるかrヒッ!?こ、こっち見た?まさか、考えていることがばれた?

 

「では一夏さん、誠一さん、先の降りてますわね」

 

「うん。じゃ、次は一夏が行って」

 

「分かった」

 

 まず、セシリアが降りた。次に、一夏が降りて行ったけど、あれは多分……

 

(白式の地表到達時間の計算開始)

 

(了解……到達まで10秒。減速する兆候、ありません)

 

 やっぱり。だったら、一応助けておこう。

 

「アンカー射出」パシュッ

 

 

 

 

 

 

side一夏

 

「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!?お、落ちるぅぅぅぅぅ!」

 

 え?何叫んでるかって?ははは、決まってるじゃないか。落っこちてるんだよ。あー、なんか見えてきた。走馬灯?え、俺死んじゃう?

 

『アンカー射出』

 

――――ガカンッ――――グンッ

 

「おわ!?」

 

 なんだ?よく分からないけど、どうにか助かったみたいだ。

 

「大丈夫?一夏」ウィィィィィィン

 

「ああ、誠一が助けてくれたのか。ありがとうな」

 

「気にしなくていいよ。でも、腕の装甲に穴開けちゃったんだよね……」

 

 腕?ああ、確かに。だけど、そこまで深くないからよかった。それにしても、なんだこれ?誠一の両腰から伸びてるけど。

 と思ったら、答えてくれた。俺が見ていたのに気付いたみたいだ。

 

「これはアンカー、主に自分を固定するための物だよ。これがないと宇宙で作業するときに安定しないから付けた。仕様は、まあ見た通り爪で挟むようにして物をつかむんだ」

 

「へえ~」

 

 そんな物があるのか。本当に俺の白式や他のISと違うんだな。

 

「とりあえず、降りようか?」

 

 ……そうだな。

 

 

 

 

side誠一

 

 はい、着地っと。

 

「全員降りたな。では次は、武装を展開しろ。あー、築波は適当なものを展開しろ」

 

「「「はい」」」

 

 どうしようか。とりあえずあれでいいかな?

 

「ほう、オルコットと築波は中々だな。だがオルコット、どこを撃つつもりだ?」

 

「いえ、これはわたくしのイメージを固めるために必要なものd「直せ」はい……」

 

 織斑先生の言うとおりそれはなおした方がいい。だって、いきなりこっちに銃を向けられるなんてたまったものじゃない。

 

「で、築波のそれはなんだ?」

 

「ああ、これですか?これはLRC-43Cレーザーカッター。鉄板などを切るときに使うものです」

 

「そうか。……そろそろ時間か。では、ここで終わるとしよう」

 

『はい』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時は放課後。授業も終わり、個人がそれぞれの活動を始める。

 

「~♪っよし!梱包完了!あとは送るだけっと。……あ、もしもし、誠一です。米軍から頼まれてた物そっちに送るので頼みます。……えっと、それは……あー、だったらいいですよ?……はい、じゃあこれで」

 

 これでアナハイムの仕事も一旦終わり。で、と。この後は確か、一夏のクラス代表就任パーティーだっけ。時間も近いしそろそろ行こうかな。

 

「おーい、誠一入るぞー」

 

「どうぞー、一夏」

 

「おじゃまします。おお……!なんかよく分からないけどすごいな」

 

「そう?これでも少ない方だけど」

 

 だって家に帰ったらこれの倍以上あるし。

 

「ん?これなんだ」

 

「え?あ、それ……」

 

 一夏さん?なんで自然な流れで触ろうとしていらっしゃるので?

 

 ポチッ

 

「え?」

 

「あ。……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 ブゥゥゥゥン

 

 ちょ、どうして迷わずスイッチを!?ああ、もうとりあえずパソコンの電源消さないと!

 

〔EMP system on-line〕

 

 ボウゥゥゥゥゥゥン!

 

「え?え?な、何か不味かったか?」

 

「思いっきり悪いよ!よりによってジャミングの装置だよ!」

 

 これがさっき言ってた仕事で、アメリカから頼まれてたものなんだよね。

 あーあ、どうなる事やら。

 

「築波!これは一体……それか?」

 

 あ、鬼神だ。

 

「犯人はコイツです。止める暇もありませんでした」

 

「ほう……織斑、貴様か」

 

「え、いや、千冬姉……これは「だまれ」はい!」

 

 そして捕まって引きずられていく一夏。

 

「はは、まあ当然の結果だよ。いっくん?」

 

「!?」

 

「どうしました?織斑先生。あ、それとこの学校のサーバーはバックアップを取ってあるので大丈夫です。許可もとっています」

 

「いや、なんでもない。……そうか、なら頼む」(一瞬、築波が束に見えたが、気のせいか?)

 

 なんだろう?もしかして気付かれたかな。




織斑先生、気のせいではありません。

この世界の図式(JSST視点)

日本政府→資金?こっちに回してる?全然来ないよ?
アナハイム→なら俺たちで資金稼ごうぜ!
フォン・ブラウン(月)→現本拠地
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