映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険~絆の戦士、最後の戦い~ 作:憲彦
さぁさぁ3話目。張り切っていきましょう。全く投稿してなかった笑
のび太が巨大氷山からリングを発見したその日の夜。次の日から始まる冒険のため、各々が各々の準備を始めた。中でもドラえもんが1番の量の情報を集めている。様々な位置からの計算、氷の出所、流れた距離、海流の速さと流れ。それら全てを計算して何かを作る。そしてのび太はと言うと、
「( ̄q ̄)zzz」
当然のんきに寝ている。氷山で取ってきたリングを枕元に置いてだ。そのせいか、その夜は妙な夢を見ていた。
『ノビタ!』
『う?』
『ノビタ!ノビタ!』
『誰?ウッ!冷た!!?あ、待って!あぁ!?』
夢の中では氷に囲まれたトンネルの中に居た。そして見た覚えもない少女に起こされる。起きるのを確認されると、逃げるようにその場から背中を向けて立ち去っていく。眼鏡をかけてすぐに追いかけようとしたが立ち上がった瞬間に立っていた部分の氷がスッポリと無くなってしまい海の中に落ちてしまう。
『ん?ッ!?ドラえもん!?』
氷難の相が出てるって!ラッキーアイテムは星!兎に角氷には気を付けて!誰かの落とし物かしら?落とし物なら交番に届けないと……。
出てきたのは氷付けのドラえもん。それを見た瞬間にドラミから受けた忠告が頭の中を駆け巡った。
「ドラえもん!!?……夢か。ハッ!?…ふぅ」
ドラえもんの名前を叫びながら飛び起きる。夢である事を認識したら今度は何故か布団の中を覗き、何も起きてない事を確かめると安心して息を溢す。(確認した理由は、のび太の夢幻三剣士の序盤をご参照下さい)
その後は支度を済ませていつもの空き地に集合。そこで最初にスネ夫が自分なりに調べた事を5人に話していた。どうやらアトランティス文明の遺物説を唱えているようだ。
「従兄弟に聞いたんだけど、南極の氷の下には幻の古代文明が眠っているって言う伝説があって、それが実はアトランティスなんじゃないかって言われてるんだ。もしアトランティスなら、そのリングも作れたんじゃないかって」
「成る程。で?どこにあるんだ?そのカマワンデスは」
「アトランティス!それが分かったら幻じゃないでしょ」
ジャイアンが興味がある様に聞くが、見事にアトランティスと言えていない。スネ夫がそれに訂正をしながらツッコミを入れる。
「本当なの?」
「んー、アトランティスかどうかは分からないけど、南極の氷の下に何か埋まってる可能性はある。この地図を見てほしい!」
そう言ってドラえもんが南極の地図に指示棒をさす。昨日の氷山の場所を指し示し、海流の流れを地図に写し出す。そして海流の流れに逆らって進んでいき、氷山の出所を見せる。
「ちょうどここに行着く」
「じゃあここに!」
「タマワンデスが!?」
「いや。リングが凍ったのはこの場所じゃないんだ」
「どう言うこと?氷山はここから流れてきたんでしょ?」
「いや。南極に氷が作られたのは約4000万年前。降った雪が氷になって、氷は徐々に膨れ上がっていく。そして氷晶って言うのになってから巨大な氷河になるんだ。そして氷は重みで水飴みたいに高いところから低いところに移動するんだよ」
出来杉が疑問を持ったのび太に説明すると、それに合わせるようにドラえもんも地図上に立体映像を写し出す。そして氷の中にいるモデルはミニドラだが、それが凍って海に出るまでの様子を見せた。ほとんど出来杉の説明と同じ様に氷が動いて海まで進んでいる。
「そして海に出ると、波の動きで更に伸ばされて千切れる。これが氷山」
ドラえもんと出来杉の説明に全員が感心している。そして氷山の出所も粗方計算していたドラえもんは、地図にルートを示しながら説明を加える。
「このルートに沿って」
「氷を探せば!」
「でも、氷が水飴見たいに動くなんて、想像が付かないな~」
「ま兎に角、この地図に沿って、あの氷山が生れたて場所までいってみたいと思うんだけど」
「もっちろ~ん」
「行ってみましょう!」
「南極のハマランデスを見付けて世紀の大発見!」
「リングの持ち主を見付けよう!」
「それじゃあ、よっと!皆、覚悟はいい!?」
どこでもドアを取り出して南極に繋げる。そしてドアを開けると、ドアの向う側は夜になっており星を見ることができた。南極は南半球。つまり北半球にある日本とは時間が逆になっているのだ。そしてその時の南極は極夜と言う状況で、何ヵ月も太陽が上がることはない。最南端では半年も極夜や白夜が続いたりする。
ドアの隙間からは南極の冷気が流れ込み、のび太達が立っている場所を冷やした。
「こっちの気温は今までの30度くらいだけど、向こうの気温はなんとマイナス40度」
「そんなの無理だよ!?入った途端に凍っちゃう!!」
「うぅぅぅぅッ!大丈夫!はい!みんなこれを着て」
ポケットから小さい塊を取り出して、それを1人1つずつ手渡していく。手の平サイズの物だが、伸びている紐の部分を引っ張ると、すぐに膨張して分厚いコートになった。
「極地探検スーツだよ。氷の上でも滑らずに歩けるし、南極でも快適に過ごせる」
全員がスーツを着て、忘れ物が無いことを確認すると、全員でドアを潜って南極へと移動した。気温が低くて空気が澄んでるお陰か、かなりの範囲を見渡すことができて、星も綺麗に輝いていた。
「建物があるわ!」
「あれは南極昭和基地だよ。南極の観測をしてるんだ」
「ねぇ、やっぱり氷が動いてるようには見えないけど……」
「そりゃあ、1日数センチ程度だからね。僕らが目で見ても分からないよ」
ずっと疑問に思っていた事をのび太が呟くと、すかさず出木杉がその答えを教えてくれた。1日数センチ。そう考えると、のび太が見付けたリングが入っていた氷は途轍もない年月をかけて海に出たと言うことになる。
「氷の下をどうやって調べるの?」
氷の上を走る為の道具を準備しているドラえもんに、静香が聞いてみる。するとドラえもんはポケットの中からワイヤーの塊を取り出して、のび太の肩に引っ掻けた。
「ここほれワイヤー!!」
「なにこれ?」
「足元に埋まってる物を見付ける事ができるんだ。後ろ向いて目を閉じてて」
のび太に後ろを向かせて自分達を見ることができなくすると、スネ夫に近寄って埋めるものを貰う。レモン味のキャンディーを渡されると、そこそこ離れた場所に氷細工コテを使ってそこに埋める。
「じゃあワイヤーを擦ってみて~!」
「こう?」
撫でるようにワイヤーを擦ると、先端が勝手に伸びていきドラえもんの足元で矢印を作り埋まっていることを示した。
「擦れば擦るほど、より深く広い場所を探すことができる。これを擦りながら探せば、氷の中に埋まっている建物を探すことができるよ」
掘り返したキャンディーをのび太に渡しなから説明した。探しかたの説明が終わった所で、ジャイアンとスネ夫がドラえもんの出したソリに乗り込んだ。
「よ~し!早速出発しようぜ!これどうやって動かすんだ?」
「はいこれ。ピーヒョロロープと極地探検用楽譜だよ。まずは呼び出しの曲」
ドラえもんが笛を吹くと、篭の中に入っていたロープが出てきて、犬の形になってソリと繋がれた。完成されたのを確認すると、曲を変えて犬を走らせた。
「今のが進めの曲!曲によっては最高200キロは出せるよ!!」
その説明に感嘆の声を上げると、ドラえもんとのび太と静香、ジャイアンとスネ夫と出木杉の3人に別れてそれぞれのソリに乗って走っていく。走っている間ものび太はワイヤーを擦り続ける。
「もう遅いよ~」
「なにを~?!」
ジャイアン達が若干遅れていたが、スネ夫が煽るように言うと曲調を速くしてスピードを上げた。それにドラえもんも対抗して曲調を速くし、競争の様になっていたが、ジャイアンが吹きかたを失敗したせいで紐が絡まってしまった。
その後も目的地を目指して進んでいき、急な斜面を登ったり、クレバスに落ちてしまったりなどしたが、協力して進んでいった。途中休憩を挟み全員でオーロラを眺めて神秘に触れあったりしていた。
ここまでは順調だったが、突然の吹雪が全員の足を遅くした。最初は多少の吹雪で強行して進んでいたが、時機にそれは前にすすることが困難な程に強くなり、ドラえもんはリバークすることを決定。テントを取り出して設置しようとしたが、強風にテントが持っていかれてしまった。
全員で固まっていたが、のび太が自分のポケットの中から氷細工コテを取り出して穴を作った。そこに全員が飛び込んで、休息することのできる空間を手に入れた。間一髪だった様で、全員が入った直後に吹雪は更に勢いを増していった。
「ねぇ、本当にこのコースで合ってるの?ボクちゃん疲れちゃったよ~」
「本当にあるのかよ。カマワンデスは」
「う~ん……今日はここまでにして、ブリザードが止んだら帰ろう……」
全員が一旦帰ろうムードになっている中、のび太だけは折角ここまで来たからと帰ることをためらった。ワイヤーは今も擦り続けている。
「え?……それ」
出木杉がワイヤーが何かに反応している事に気付き、全員外に飛び出していった。ワイヤーは何か巨大な棟のような物が形作られていた。そして、のび太が氷の上に出た直後、更に反応が強くなり、勢いよくワイヤーが伸びていく。のび太を体ごと持ち上げる勢いだった。
「街1つぶんくらいの反応だぞ……これは!!」
「スッゴい……」
「それなら!!」
ポケットに勢いよく腕を突っ込むと、一番下にあったであろう巨大な物を取り出す。地面に置くと揺れたのか、全員が尻餅をついてしまう。
「スゲェェェエ!!!」
「もう気を付けてよ……」
「ごめんごめん。これは氷底探検車と言って、氷の下数千メートルまで掘り進む事ができるんだ」
まだワイヤーに引っ張られているのび太を回収し、全員ヘルメットを被ると、氷底探検車に乗り込んでシートに座りベルトを嵌める。それを確認すると、ドラえもんはレーダーを起動させて、角度を垂直にして発進させた。
氷の中に入ると、探検車のライトに氷の中に閉じ込められた空気の隙間が光を反射させて、星の様にキラキラと輝いていたいた。
「南極の氷って、こんなに分厚いのか?!」
「確か1番厚い所で4000メートル!!」
「スゲェェエ!!富士山よりあるじゃねぇか!!」
順調に進んでいたが、突然の警報音が鳴り響いた。
「あれ?まだそんなに深いところには来ていない筈だけど……?」
そんな疑問が浮かんだ直後、ドリルが空回りする音がして氷から抜けてしまった。目の前には空洞が広がっている。
「ここは?」
「南極の氷の下筈だけど……」
そう言った瞬間、探検車が氷をぶち破って落下していく。すぐにエンジンで噴射して体制を保とうとするが、巨大な氷柱に車体をぶつけてしまい、先端から墜落していった。
「なんだあれ?」
「「うおぉぉぉぉ……!!!」」
「っ!?どうした?!」
一足先に降りたジャイアンとスネ夫が目に入った物に向かって走っていくと驚きの声を上げて、それに反応した残りのメンバーが走って後に続いた。
「なにあれ……?」
「行ってみよう!」
そこにはワイヤーが形作った棟と似たような物が立っていた。氷の上を走り反れに近付き観察すると、ある模様が目に入った。それに気付いたドラえもんがのび太に伝えると、リングを取り出して彫られていた模様と見比べてみた。
「同じだ……」
「リングが作られたのはここで間違いないみたいだね!」
「うん!」
棟に近付くと、一通り見終わったジャイアン達が入口は何処だと言っていた。出ている部分にはそれらしいものが無かったようだ。
「ちょっと待っ──アッ!?」
のび太も走って近付こうとしたのだが、滑らずに歩ける筈のスーツを身に付けているにも関わらず、滑って転んでしまった。その様子にドラえもんは呆れ、心配した出木杉がのび太に近寄る。
「大丈夫かい?……どうしたの?」
「いや……あれ……」
「ッ!?…嘘だろ……」
氷の中を見続けるのび太を見て不思議に思った出木杉は、あれと言うのび太と同じ方向に目を向ける。それに反応し、全員が集まり氷の中を一斉に覗く。そこには凍り付いた街が広がり、棟の入口らしき物があった。
お久し振りですね。中途半端ですが本日はここまでになります。小説を書きたくもなければ読みたくもない。寧ろ活字から離れたい。そう言う心理状態が長いこと続いておりまして、書くことを諦めていました。感想が来ないからモチベーションが上がらないと言うのも原因の1つなんですけどねw
そんな訳で、更新してほしいと言うリクエストのあった物から優先的に更新していこうと思っています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=261055&uid=180457
こちらで募集してますので、皆さん気軽に書き込んで下さい。それではまた次回お会いしましょう~。