Re:Game Start   作:ウルト兎

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みなさんにクイズです‼︎

G編の間でドガミは三つのガシャットをアガッチャさせるのですが、それが何か当ててみてください‼︎

当てた方には先着三名で…………神の言葉で喜ぶ権利を与えます‼︎



………まぁ、誰もやらないか。


ステージ3/『やせいのカミがあらわれた』

とある廃病院の中で、ライブ会場の事件の首謀者達は体の汚れを落とす為にも、シャワーを浴びていた。

 

「彼奴なんだったんだデスかねぇ?」

 

シャワールームから出てきた、バッテンの髪飾りを付けた特徴的な喋り方をする少女、暁 切歌はぼやいた

 

つい先日のマリアのライブに行われていた作戦で、突如乱入してきたゲンムについて話をしているようだ。

 

「キリちゃん、何でもいいよ…彼奴が何かしてくれるわけでもないし」

 

ぼやきに返答を返した少女は月読 調。ツインテールが特徴的な女の子だ。

 

彼女はゲンムがやってきた理由は、ただの便乗。立花響に対する毒を盛るために参加したと考えていた。

 

「二人共、今はその話をしている場合じゃないわ…マムとコンタクトを取った人物に会わないといけないわ。」

 

早く着替えましょ。1番遅くにシャワールームから出てきたマリアはそう言って着替えに向かった。

 

 

 

そうして着替えた後に、3人はマムのいるモニタールームに向かうと

 

 

「私達の新たな協力者となったゲンムです。」

「マリアさん。キリカ君。シラベ君。これからよろしくお願いするよ。」

 

「「「…………………」」」

 

 

3人は放心してしまった‼︎

 

 

 

 

場所は変わって、新リディアン音楽院。使われなくなった校舎を再利用した校舎である…以前までの奇抜な形をした校舎ではなくなった為、正直こっちの方がいいとは思うが、その校舎の教室の中で立花響は表情を曇らせていた。

 

 

(…私のやっていることは偽善なのかな。)

 

 

ライブ会場で調に言われた偽善者という言葉が頭の中から離れないようだ。

どうやら心配事はそれだけではないようで…

 

 

(それにしても、謎の病原菌ってなんなんだろう?)

 

 

時は振り返る…ライブ会場の事件後まで

 

 

新生された二課本部の潜水艦にて、リンカーの後遺症による影響を確認している奏、今日はそれに加えてゲンムから謎のガスを食らわされた響も検査を受けていた。

 

 

「………………」

「おーい響ぃー、大丈夫かー?」

「大丈夫ですッ!私は大丈夫です!大丈夫ダイジョーブ‼︎」

「ありきたりだなおい‼︎」

 

 

こういう検査に慣れていないのかガチガチの状態になっている響のリアクションに、ツッコミをいれる奏。

 

そんなやりとりをしていると、医務室のドアが開いて緒方 慎二が出てきた。

 

「お、緒川さん。検査終わったのか?」

「奏さん、響さん。少し部屋の中に入ってくれませんか?」

「えぇッ‼︎ま、まさか悪い結果がでたんですか?」

「いえ、悪い結果がでるよりまずい結果かもしれません…」

 

?が二人の頭の中にうずまきながら、医務室に入って結果を聞かされた。

 

奏はこの事件を終わった後、リンカーを暫く使用禁止が言い渡された、奏自身が思っている以上にリンカーが身体を蝕んでいるようだ…

 

そして響は…

 

 

 

 

(病原菌…一体どんなものなんだろう…お医者さんも今迄こんなもの見たことがないと断言されているし…私生きていけるのかなぁ…)

 

自身の生存と、偽善だと言われた自分の善意…二つの悩みを抱え響は思考の海に落ちていくのであった

 

そして授業中に寝てしまい、先生の堪忍袋の尾を切ってしまう結果になる

 

 

 

 

 

 

「どういうことなのッ、マム‼︎」

「そーデスよッ!こんな意味わからないやつをメンバーに加えるなんて」

「……説明してマム、彼が私達の計画に必要な理由について」

「マリアさん、私が代わりに答えます。」

 

 

マリアはいつもマムと慕っているナスターシャ博士に説明を求めたが、それを遮るようにゲンムが前に出て説明の代理を申し上げた

 

ゲンムをきつく睨みながら納得したのか近くの椅子に座るマリア、その様子につられて近くの椅子に座る切歌と調

 

その様子に満足したのか、楽しげな顔でゲンムは説明し始めた…

 

 

 

「先ず、初戦のとき判明したのは人数差による均衡状態の破壊」

「人数の埋め合わせするから入れろって言ってるデスか?」

「話は始まったばかりだ。まぁ、正しいが。それを補うための手段の一つとしてソロモンの杖を奪ったのだろう?」

「…えぇ、そうね。致命的にまで人数差があるのは否定できないから」

「二つ目にあげるのは米国からの追っ手、それに伴う他のF.I.S.メンバーの安全の確保」

「………貴方にどうにかできるの」

「そんなにジーっと見つめているから答えよう。既にやった。」

「本当?」

「証拠にこれが今の米国のF.I.Sに関するデータベースです…念の為に他国、国連にも見つからないようにしています。」

 

ゲンムがそういうと、パソコンを持ってきて調に見せる。

 

「…真っ白」

「嘘ッ‼︎」

「嘘ではない…ナスターシャ教授や…ウェル………博士にも見てもらって確証を貰ったよ。」

(いま名前忘れていたデス)

「まぁ、名前を忘れてしまったのは申し訳ないと思ってるよ」

「デスッ‼︎な、なんで心読めるんデスかッ⁉︎」

「それが三つ目の理由だ」

 

 

ゲンムがそういうと爽やかな笑みを見せると

 

 

「私はよく遊び相手に騙されてね…次会ったときに騙されない為にも相手の表情、仕草だけで心を読めるように訓練したんだ。それ以外にも、私は計画をよく立案していてね…途中でつまづくこともあるが、つまづいたときの為の立ち上がり方もよく考えている。そこでどうだ

 

 

 

私は君達の計画を徹底的にサポートすることができる」

 

「……それふたつ目と同じ」

「そうデスよ、それともふたつ目はサポートの内に入らないって言うつもりデスか?」

「そうだね。今のはジョークも兼ねて言ったんだ。」

 

 

悩み事のタネがもう一つ増えたと呆れたように頭を抑えるマリアを他所に…ゲンムが自分に出来ることの話は止まらなかった

 

 

 

 

夕日が差し込む中、リンカーの使用を控えるように言われた天羽 奏は

 

「『奏さん!これ何処』その材木は右側の看板部分『かなでー、ここにあった黒いペンキ何処に行ったー』たしかー、隣の教室が使うからって持って行ったぞ『奏!試作品出来たから食べてみて‼︎』あいよッ‼︎」

 

文化祭の準備のまとめ役をやっていた、

元々奏は姐御肌の人間性持つ、だからか周囲に困っている人がいたら、取り敢えず助けてきた…その結果周りから自然とまとめ役を任されることになった

 

そんな忙しい仕事をこなしている中で、昨日、司令から言われたことを思い返しているあたり、彼女自身の有能さが伺えるものである

 

 

 

 

響が体内に謎の病原菌が感染していることが伝えられて出ていった後、奏は何故か残された

先程から痛みを堪えるように目を瞑りつづける風鳴司令に嫌な予感を覚えながら奏は待っていた

 

「なぁ旦那?、さっきから何でずっと黙ってんだ。あたしに装者を辞めろって言っても無理だってことは分かってんだろ…」

「それは前から承知している…今もう一人呼んでいるんだ」

「もう一人?翼か?」

「いいや、翼ではない。」

 

 

奏は自分を説得するためのメンバーを呼ぶ為に親友である翼を呼んだと思ったが弦十郎はそれを否定すると、ドアが開かれた

 

 

「…あのー、大事な話って…」

「小日向ッ⁉︎、旦那何考えてんだよ?」

「………奏、小日向君」

「「???」」

「……響君の命が危ないかもしれない」

 

 

弦十郎から言い渡された話はこうだ。

曰く、体内に埋め込まれたシンフォギアの破片が響君の身体を深く蝕んでいると

曰く、肝心の病原菌を最新鋭の医療機器で観測しようとすると機器の方が何故か壊れてしまうと

曰く、このままシンフォギアを纏い続けると確実に命が危ないと

 

 

「うそ、だって、響はいつもあんなに元気に…」

「…その元気もシンフォギアの破片と融合した副作用だということだ…くそッ俺は何で気付けなかったんだッ‼︎」

「………旦那、小日向、話がある。」

「「?」」

「…響は人助けが好きだ…でも、だからと言ってそれが原因で死なせるわけにはいかねぇ、……だから響にはこの事を隠し通して、この事件が終わったら二課の奏者としては辞めさせよう」

「奏さんッ⁉︎、この事件終わってからだなんて言わないでくださいッ‼︎、響の命はどうでもいいって言っているんですかッ!」

「(…奏の身体も危ない……あとで恨まれたとしても…)……あぁッ、俺も同じ事を考えていたんだ」

「弦十郎さんまでッ⁉︎」

「小日向、今回の相手は態々世界的なライブになる予定だったクイーン・オブ・ミュージックで事を始めたんだ……奴らの狙いが何らかの理由で達成できなくなったら、彼奴らが持っているかもしれないソロモンの杖で無差別攻撃をする可能性だってあるんだ…そんな状況になってみろ。響は終わらない人助けをしているうちに身体に限界がきてしまうかもしれないんだぞ」

「ッ‼︎」

「それなら、危険だとしても目に届く範囲でいつでも治療ができるようにしていたほうがいい…向こう側から仕掛けてくる可能性もゼロじゃない」

「その通りだ奏君…だが、響君は動いてから考える節がある、小日向君酷な事を言っているのは理解している…響君に身勝手な行動をさせない為にも、響君の枷となってほしい(………了子君が言っていた神様に見られたら罰なんてものでは許されないかもな……響君を奏のストッパーとして扱うなんて)」

「私が?」

「響君にとっての安息の場所は君なんだ…だから君なら止められるはずだ」

「………分かりました、私やりますッ!それで響が守れるなら‼︎」

 

 

 

 

「奏さーん?奏さーんッ⁉︎」

「うぉっとッ‼︎」

「ごめん、そこの白のペンキ取ってくれない?」

「あぁ、いいぜ。悪りぃなー、ボーっとしちまって」

「ううん、いーよー」

 

どうやら考えている内に話しかけられたようだ。話しかけていた相手に詫びを入れた後、顔を叩いて意識を切り替えた。

 

(どのみち、やる事は変わらねぇッ。彼奴らをとっとと捕まえてこの事件を終わらせるッ‼︎)

 

そうして奏はまた決意を固くした

 

 

 

 

 

 

 

「次は第87のお得なポイントです。」

「…スー…スー…スー」

「ぐろっきーデース………」

「もういい、もう分かったからッ、貴方が何を何としても私達の味方になりたいことが分かったから、それ以上説明しないでッ⁉︎………頭が変になりそう。」

 

ゲンムのセールス話が長くて、ナスターシャは先に部屋から退出し、そもそもこの場にいないウェル博士、寝てしまった調、目がぐるぐると回している切歌、いい加減この話を辞めさせたいマリアだけがゲンムの話を聞いていた

 

 

武装組織フィーネの先行きは光が一つもささない暗闇のようだ………

 

 

廃病院の外から、響く鳥の鳴き声が虚しく感じられる一日となった




まぁ、セールスもそつなくこなせるよね…
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