Re:Game Start   作:ウルト兎

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………若干ユニークアクセス量が増えすぎて怖くなってきた。


ステージ7/禁断の 『 ¿ 』(クエスチョン)

 

 

 

 

仮面の男(メダマ)の歌は、不思議な歌だった。

聴く人によっては解釈も感じ方も別れる、そういう歌だった。

仮面の男からどういう曲か理解しようとした人間もいたが、表情が見えないせいでか、泣いている。笑っている。と様々意見があった。

 

 

そしてその歌は歌い終えると、仮面の男は一礼をし、壇上から去っていた…吾輩は諸事情でこれで離れますので後はよろしくお願いします、と言って。

 

 

『…あ、メダマさんありがとうございました‼︎、さぁさぁ審査員の皆様この曲に採点をお願いします‼︎』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天崎(メダマ)は歌い終わった後、男子トイレにいた。薄緑色のシャツを脱ぎ、代わりにここに来た時の英語がプリントされた黒地のシャツを着なおした。

 

 

(思っていた以上に得るものは無かったが…ただ、僕はこういうのは嫌いではないということは良い収穫だったと思う……ただ、人前では歌いたくないのは人の歌を聴く方が好きだったからかもしれない。)

 

 

先程歌った歌の感想を内心で纏めた後、トイレからでた。後は、どうせ待っているだろう…奏に対してどんなことを話すかだが…

 

 

(???、何故来ない?奏の性格を考えると、この後ニヤリとしながら来るはず…何かあったのか?)

 

 

まぁいい、と切り替えて校門から帰ろうと歩いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『そうデス、決闘デースッ』

 

 

色とりどりのクジラの出し物が前から来たところを見ていると、奥からそんな声が聞こえてきた。

決闘とはまた変なことを言うなと思いながらそっちを見ると

 

奏者達が二人の少女と対峙していた

 

 

(え、何が起こってるの?)

 

 

 

 

 

 

 

 

会場に残った。響の親友四人集が先ほどの歌について話しあってる。

 

 

「うぅ…悔しいけどフルに歌っていたとしても…完敗だわ」

「それにしても、不思議な曲でしたわね?」

「不思議?、私は悲しい曲だと思ったんだけど……ねぇ、ヒナはどう思う?」

「………え、私?ぇえーッと……」

「ヒナ、大丈夫?」

「ううんッ、大丈夫だよ‼︎、ちょっと響達が不安だからみてくるね‼︎」

「待ってヒナッ‼︎……行っちゃった」

 

 

小日向が響を探しに、ダッシュしてどっかに行ってしまうところを見た三人は

 

 

「やっぱり、小日向最近変だよね?」

「あの感じは、響さんと喧嘩したときみたいですわ」

「だったら、私達は私達で出来ることでビッキーやヒナを助けようッ‼︎」

 

 

この三人娘は相変わらず、いい親友だった。その一方、ある事実を知る小日向は

 

 

(…もしこれ以上、響が傷つくことがあったら……無理矢理でもこの事件に関わるのをやめさせよう)

 

 

病んだ思いを抱えながら、陸上部の現役時代より速いスピードで走って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(………あの子供達は本当に武装組織なのか…?)

 

 

恐らく武装組織フィーネのメンバーの二人の会話を盗み聞きしてしまった、天崎は只々そんな事しか思いつかなかった。

 

 

(……いや、待てよ決闘する場所を言っていない。つまりこれはこの場を凌ぎきる為のフェイク‼︎、きっと僕が風鳴(サキモリ)にやっているような騙し逃げに違いないッ‼︎……そうであってくれ。)

『ん、あれは…天崎さん?』

 

 

一人で悶々とそんなはずがないと悩んでいると、響に気づかれてしまった。

響はこっちに向かって走ってきて

 

 

「文化祭に来てたんですかッ‼︎」

「…文化祭に騙されて行かされたんだ、マネジャーに」

「そうなんですかー、いやー、最近の子って凄いですよねー」

「凄いとは?…いったいどういうことで?」

「だって、歌の上手さで決闘を申し込むぐらいですから」

 

 

天崎は驚いた。響は嘘とか誤魔化すのが下手だと思っていたのに、この場を誤魔化すための嘘をついてきたのだ。

人というのは成長するもんなんだなー、と天崎は思いつつ返答した

 

 

「…あー、あの決闘ってそういうものなのか……確かに最近の子は凄いね」

「ですよねー、本当、スゴイですよねー、あはははははは…」

 

 

…多少無理な誤魔化し方だと理解しているのか、棒読みで笑って誤魔化す響。

天崎は、不信感は持たれて当たり前なので、もう充分なくらいに誤魔化せていると思った。

 

 

そして奏がきて、案の定揶揄われて今回の文化祭は幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

「ねぇ、ゲンム一つ答えてちょうだい」

「いいですが、どうかしましたかマリアさん?」

「貴方は自分は生きていいと思えてる?」

 

 

ナスターシャ教授は輸送機の確認、Dr.ウェルはリンカーやソロモンの杖の力の確認と、いろいろな作業をしているなかでもゲンムは料理を作っていた…マリアの分だ。

マリアから注文された料理を一通り作ると唐突に妙な質問された。

 

 

「それは…自分が生きている理由は何かとかそういう話ですか?」

「…えぇ、まぁ、そうね」

「それなら生きたくて生きることは当たり前なので…あまり答えることはできなくてすまない」

「……ッ、なら代わりに私の話を聞いてくれないかしら」

 

 

そう言うとマリアは自分の幼い頃のトラウマを話しはじめた。自分より聖遺物との適合率が高かった妹…セレナの話を。

 

 

人工的に作ったフォニックゲインで、完全聖遺物ネフィリムの起動実験が過去にあり、起動した結果制御できずに暴走。

 

 

当時の研究所は火の海とかしていた…このままでは研究所の職員の命達も危ないというところで、アガートラムのシンフォギア奏者でありマリアの妹『セレナ・カデンツァナ・イヴ』の絶唱によってネフィリムの起動する前の状態に戻せた。

 

 

だが、研究所のメンバーは感謝するどころか、無駄死に、タダでは無い、など心にない言葉を言うなかで、セレナは落下物で死んだ…と、なった。

 

 

「私はあのときのセレナの顔が忘れなれないのよ…私の方を見て、生きてて良かった、と言ったセレナの顔が…」

「…すいません、苦しいと感じているかもしれませんが、こちらからも一つ質問を…貴女のセレナに対する思いは後悔ですか、それとも恐怖ですか?」

「それはッ………どっちもかもしれないわね……」

 

 

ゲンムの言った指摘に戸惑いながらしっかり答えるマリア、続けさまに言葉をはなった。

 

 

「私はセレナのように誰かのために生きて死んだ、たとえその力が望んだものじゃなかったとしても、妹はみんなを守って死んだの……私はそこまで強くはない駄目な姉なのよ…」

「……君の話を聞いて一つ疑問がある。」

「…なに…これ以上聞きたいことなんて…」

「君の妹は本当にみんなを助けようとしたのか?」

 

 

ゲンムがマリアの怒りの動線(堪忍袋)に火をつけた。間も無く、その怒りの炎は解き放たれる‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(…ゲンムと連絡が取れないのは良いことだな……あの決闘騒ぎは歌の勝負、若しくは、騙して逃げる為だという僕の予想は当たってそうだ)

 

 

文化祭が終わり自室に帰った後、天崎はリラックスしながらパソコンを見ていた…相変わらずゲンムからの連絡はない。このことが自分の推測の裏付けをしている。

 

 

「どーやら、このままで大丈夫そうだから……抹茶プリンでも食べてから寝るか」

 

 

そういって自分の好物である、あまいものを食べにいくこの作品の主人公であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「貴女達はなにをやってるのですかッ‼︎」

 

 

そういったナスターシャは二人のことをぶった。

 

 

「マム…だって聖遺物がないと」

「ネフィリムを覚醒できないデスよ」

「…聖遺物を全て食べ尽くしても、まだ起動できないのは此方の想定外の出来事でしたが…だからといってこんな無謀な勝負を申し込むのはダメなこ『いいじゃないですか、しましょうよその決闘ッ』…Dr.ウェルどうしたのですか。」

 

 

聖遺物を全て食べ尽くしても覚醒しないネフィリム、その事に危機感を抱いてあの二人がした愚行をナスターシャは怒ったが、それと反対にDr.ウェルは微笑を浮かべながら現れた。

 

 

「ふふ、それは後のお楽しみです…それとその決闘は私がソロモンの杖を持って戦いを申し込みます、調と切歌は貴女が責任を持って引っ込めさせてください、こんなところで英雄の足を止めさせるのは勿体無いことですからね。」

「……一度フィーネの確認を取らせてください。」

 

 

これはマリアに止めさせないと、そんな事を思いながらナスターシャはマリアのいるパーティー会場へと向かうと、扉の前にゲンムと名乗る男が立っていた。

 

 

「ゲンム、なぜ貴方が此処に?」

「…どうやら、マリア・カテンツァヴナ・イヴの逆鱗に触れたようでね…追い出されてしまったよ…今は誰の話も聞けない状態だ」

「…マリアに何を言ったんですか?」

「何、ただの今まで生きてきた経験からのアドバイスを……それよりナスターシャ、この私との契約(・・)は遵守してくれよ」

「……えぇ、わかってますとも。」

 

 

ナスターシャは今までとは全く違う態度、違う声色のゲンムに戸惑わずそのまま会話を続けた。

 

 

「しかし困りましたね…このままでは。」

「私で良ければ相談に乗ってやろう、大方あの愚か者が何か駄々をこねたんだろうがな?……『例えば、ネフィリムに二課奏者のシンフォギアを食べさせろ。僕が英雄となる世界にシンフォギアは不要ッ‼︎』とかな。」

「ッ‼︎、ネフィリムを用いての……駄目ですッ‼︎、それでは」

「欲望のままに振るう暴力は只のテロリストと同じ…と言いたいんだろうが、理想だけでやっていけるほどこの世は甘くはない……私がいなかったらな」

 

 

ゲンムは不敵に笑ったあと、続けて

 

 

「その戦闘に私も出よう…シンフォギアは何人か使い物にならなくなるかもしれないが、死者は出さない事を約束しよう」

「…重ね重ねありがとうございます、ゲンム」

「礼などいらないさ、私にも他の目的があって君達の企みに参加させてもらっているからね」

 

 

そう言ってゲンムは、先程とは違う……爽やかに笑った…この状況の爽やかさは逆に不気味なのだが…

 

 

ここで話は一旦切られる。




明日も投稿します。


因みに作者が好きなレベル3ゲーマーはギリギリチャンバラです。
弓と鎌のあのデザインがいい………
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