Re:Game Start   作:ウルト兎

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そろそろ前書きに書くこともなくなってきた…、


ステージ12/剣戟の先に

剣戟が届く…そう思った瞬間に

 

 

「ところが、ギッチョンデースッ!」

「私達がいる…」

「ッ‼︎、『フィーネ』ッ」

 

空から、二つの斬撃武器の装者達が降りてきて、その剣戟を防いだ。

調が回転鋸でその剣戟を弾こうとし、そんな調を後ろから支えているのが切歌。

今の所は拮抗していたが…

 

 

「二人でのコンビネーションで」

「私と調に勝てる奴は何処にも…いないデースゥゥゥゥゥゥゥッ‼︎」

 

 

切歌の叫びと共に、その剣戟の方向性を完全に別方向へと飛ばした。

行先をズラされた翼とクリスはミサイルのブースターによって遠い場所へ飛ばされた。

 

 

「ゲンム‼︎、大丈夫?」

「…(ハート)がブレイクした以外は大丈夫だ、調君、切歌君」

「えぇッ‼︎、彼奴らに酷いことを言われたんデスか‼︎」

「……友を友だと思いきれなかった自分が、自分をブレイクしたので…関係はないですよ」

「「???」」

 

 

ゲンムは何故落ち込んでいるのかが分からない二人、一方でゲンムは自分自身の心に向き合って静かに自問自答し始める

 

 

ところで、何故この二人がこの場所に来れたかというと…

 

 

『調ッ、ゲンムの戦闘機モドキがウェル博士加えてキタデスッ…ドラネコデースッ』

『切ちゃん、その表現の仕方は危ない』

『デ、デース?』

『うん、そうだね…ゲンムが帰って来ない』

『センモドッ‼︎、私達をゲンムのところに連れていくデースッ‼︎』

『…お願い』

 

 

という訳である。ウェル博士の発言が一言もないのは、コンバットゲーマーが遊んで『恐怖の錐揉み大回転〜命の実感〜』を行ったため、失神しているからである。

二人運ぶのは重量オーバーだが、ただ滑空するだけなら問題なしと判断し、運んできたコンバットゲーマーは何処か誇らしげである。

 

 

「ッゲンム‼︎待ちやがれッ」

「……勝負は君たちの勝ちだ、一つ教えておこう……後少しで立花響は完治する」

「…ッ‼︎、どういうことだ‼︎…」

「…あのウイルスは彼女にとっては薬だったということだ」

 

 

ゲンムはそういうと、手に取り付けていたバグヴァイサーで地面を打ち砕き、土煙を上げた。

煙が完全に消える頃には、切歌と調も合わせてこの場から消え去っていた。

 

 

「だーッ‼︎、くっそ…おっさんすまねぇッ‼︎、逃した」

『いや、クリス君が無事なら良かった…それにしてもゲンムが言ったことは本当なのか?』

「…本当だと思われます、叔父様」

『何⁉︎』

「この間のクロノスとの果し合いで…彼が去るとき、立花の容態は安心していいと…そう言ったのです、私は…その言葉は聞き間違いかと思い、報告してませんでした…すみません」

『…そう思ってもしょうがない、今でも死にかけている事には変わりのない響君が、大丈夫な訳がないからな』

「ッて、事は何だ?…あのバカ助かるのかッ‼︎」

『分からん…完全に未知の異端技術だからな…思わぬ落とし穴が有っても可笑しくはない…取り敢えず二人とも本部に帰還してくれ』

「「了解ッ‼︎」」

 

 

かくして、この戦いはゲンムの宣言によって、二課装者達の勝利で終わった。

…ゲンムが敗北を認めた理由がイマイチ不明だが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わって、フィーネのアジトでは。

 

 

「ゲンムッ‼︎、何なんだあれは‼︎、僕を殺す気かッ⁉︎」

「それは私ではなくてコンバットゲーマーの遊び心がそうしたのだろう…良かったじゃないか、度胸がついて」

「急にエンジンが止まって海にめがけて垂直に落ちていったとき、走馬灯が見えたからなッ⁉︎」

 

 

矢鱈ハイテンションなウェル博士が終始苦言を申し立てていた。

その様子をジト目で見るザババ神の聖遺物のシンフォギアを持つ二人は、このトンデモまだ言っている…といったような事を思ってた。

 

 

「というか…治したのかナスターシャ教授を」

「治したさッ‼︎、なんたって英雄だからねッ」

「それは理由になるんデース?」

「……ならないね切ちゃん」

 

 

マリアの命令がちゃんと通ってるのか確認したゲンムは…もう一つ気になっていたことを口にした。

 

 

「なら、ナスターシャ博士達は何処に?」

「…チッ、世界を救う手段の顕現の為の準備をしにいきましたよ」

 

 

その言葉を聞いたゲンムは内心落ち込んでいた心がほくそ笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜その頃奏と響は〜

 

リディアン音楽院で席に座って黄昏をじっと眺めている天羽奏……外から何やらバタバタと走る音が聞こえてきた…

 

 

「奏さーんッ、奏さーんッ⁉︎」

「ん、響か…?」

「私と未来とでデートすんですけど、奏さんも翼さんと一緒にデートしません?」

「ダブルデートの誘い?」

「もちのロンです‼︎」

「いいぜ、場所と日時は?」

「次の休みの日、スカイタワーで‼︎」

 

 

突如登場した響と突拍子のない言動はいつものことなので、奏は慣れた。

 

そして響からの提案に翼と微妙に離れてしまった距離を埋められるかもな…と思い、その誘いに乗った

 

着々と次の休日の予定を決めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深夜、とある海上の上にて…

フィーネは其処に居た。いつもの輸送機の中から機械を操作して、ステルス機能の大元でもある…神獣鏡を使用し、ある巨大聖遺物を起動させようとしていた。

 

 

「聖遺物由来のエネルギーを中和する神獣鏡の力を以ってして、フロンティアに施された封印を解除します(…恐らく駄目なのでしょうが……)」

「あぁ、やっと…やっとその姿をこの目で見れるぅ…(その時こそがッ、僕が英雄になる第一歩ッ‼︎)」

「(……もし無理なら、その時こそが私のリカバリーを見せるときだ)その偉業、私にも見せてくれてありがとう、ナスターシャ教授?」

 

 

三者三様の思惑、発言をしているナスターシャ教授、ウェル博士、そしてゲンム。

そして、海中に奥深くに封印されているフロンティアに目掛けて、神獣鏡の魔を払う光が放たれた。

瞬間、海上から気泡が溢れだす。

 

 

「これで封印が解けるぅ……解けるぅ………解け…………?……解、けない?……解け、解けない…」

「やはり、解けませんでしたか…」

 

 

だが、それも短い間…気泡はすぐに収まった。

 

 

「どういうことだッ‼︎、何故解けないッ‼︎」

「…出力不足か?」

「……ゲンムの言うとおりです、機械的に増幅された力ではフロンティアの封印を解くまでには至らないと言うことでしょう…」

「…なんだってッ」

 

 

そこでナスターシャ教授が語った言葉にウェル博士は反応した。

 

 

「そんな事…予備調査に来ていた貴女は、聖遺物の権威である貴方は知っていたはずだッ‼︎、貴方は最初からこの実験で我々に世界を救う力をないことを知らしめるためだけにやったってのかッ‼︎」

「(…もうこれ以上、マリアに負担をかけないほうがいいはず……すみませんマリア)…それだけではありません、米国に本腰を入れさせて動かさせるためです……私達がこれだけの騒動を起こせば米国政府もきっと動いてくれるでしょう『無いな』…ッゲンム、貴方は何を言ってるのですッ」

 

 

ナスターシャ教授が自身の真意を話している最中に、待ったをかけるようにゲンムが声を上げた。

 

 

「……ゲンム?、マムの話はまだ終わってないデスけど…」

「よろしい説明しよう、時間を省くために略すぞ、君たちのマムは自分一人を犠牲にして世界を救おうとしていただけだ。」

「ッ…ゲンム、分からないから教えて」

「駄目だ、だが一つ事実だけ、このままだとマムも君達も犬死だ」

「そんなの嫌よッ、何も残せないまま死ぬなんて…」

 

 

ウェル博士はゲンムの解答に…少し笑いながらじっと見ている…

 

 

「なら、私から提案がある」

「聞かせてくださいッ‼︎、ゲンム…君自身の英雄的発想をッ‼︎」

「神獣鏡の奏者を作る…それが最適解だ」

 

 

そして、あっさりとその答えがでた。




……、次回をお楽しみに
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