Re:Game Start   作:ウルト兎

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最終決戦後編ですね……

またお会いする日を待っててくれ。
戻らないかもしれないが


ステージ21/ファイナルバトル……ロストワン

 

 

 

 

この船の心臓部といえる場所でDr.ウェルは立ち尽くしていた……無敵だと思っていたネフィリムがやられたのだ……

 

 

「…そんな、ネフィリムが……僕の力がぁ………」

 

 

だらし無くメガネをずり上げて、落としたウェル博士の元に、二課人外組(弦十郎と緒川)がやってくる。

 

 

「どうやら、お前の手には世界は大きすぎたようだな……緒川」

「はい、ウェル博士、貴方の身柄を拘束させていただきます」

 

 

ウェル博士はその言葉を無視して、手を先に伸ばし端末に触れようとするが、

 

 

「させませんッ‼︎」

『影縫い』

 

 

弾丸を陰に向かって放った……影縫いである。

翼も習った影縫い……それをまともに受けてしまい動けなくなる…

 

 

「あ……きら……めてたまるものかぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ‼︎」

 

 

だが、無理やり身体を動かし端末に触れた。

 

 

 

 

 

 

 

「おい旦那ッ‼︎、それは本当かッ」

「天羽奏………まさかあれ(連戦)か?」

「クロノス…言わずもがなのあれ(ゲームの定番)しかないだろぉう…」

 

 

天羽奏が受けた通信の内容は傍受しなかった……さすがに目に見える距離にあるのにやる必要がないからだ、それに何と無くだが、こういう時のお約束が起こるのではと思った。

 

 

「Dr.ウェルが、ネフィリムの心臓を切り離してッ、それがあともう少しでフロンティアを巻き込んで暴走するだってッ‼︎」

「何だって、それは本当かい?」

「………ゲンム、君から言ったんだろう……そうなると」

「こういう時のお約束さ、クロノス」

 

 

同じXだからなぁ……そう呟きながらガシャットを挿して、コンバットアクションゲーマーに変身するゲンム。

自分はどうやって空を飛ぼうか悩むと、クロノスの脳内に一つの案が浮かんだ。

 

 

 

 

 

 

「………あれが暴食し続けるネフィリム……」

 

 

響の目には先程までの黒いネフィリムとは打って変わって、どこか洗練されたフォルムを持つ赤いネフィリムを見つめていた。

最もその赤は、急速的に高まっていく熱のせいで赤く見えるだけだが……目の端になんかすごいものが見えた気がして、一回、目をこする。

 

 

「………」

 

 

目を凝らしてみたが、どうやら自分の恩人が宙に浮かんだ時計盤の上に立っているのは変わらない事実らしい。

 

 

「あのー…クロノスさん…なんですかーそれ…」

「私は攻撃を受け止めるときに、時計盤のような紋章が宙に浮かぶときがある……それを過剰使用し足場を作っているのだがね……どうやら無理らしいな……」

 

 

そう呟くと、足場の時計盤が消えクロノスは宙を漂い始めた………宇宙の前にはクロノスもただ無力だった……

 

 

『MAGIC THE CRITICAL STRIKE』

「クロノスッ‼︎、タドルクエストのキメワザを使えッ‼︎」

 

 

が、ゲンムが気づいていてカバーした。

魔法の鎖に繋ぎとめられている間に、クロノスは手にしたガシャコンマグナムにタドルクエストを挿すと、必殺技を放つと、

 

 

『TADORU CRITICAL FINISH』

「……こういうものがあるなら先に言えッ‼︎」

「………私は切り札は隠し持っていないと、安心できないのでね………逆に君は不用心すぎるなぁ……?」

 

 

背中から魔法的な光翼を広げた。

これでクロノスの飛行問題が解決された。

そうこうしている内に、調と切歌はネフィリムに攻撃を仕掛け、逆に返り討ちにあった。

 

 

「あの子達がッ‼︎、今い『待ちたまえ、響…』クロノスさん?」

「約束の物を忘れているぞ?」

 

 

そう言ってクロノスはソロモンの杖を響に渡した………そのとき響の頭に名案が浮かんだ

 

 

 

「クリスちゃんッ‼︎、パスッ」

「うぉッ、急に投げつけんな……そういうことかッ‼︎」

 

 

クリスはソロモンの杖掲げ、バビロニアの宝物庫を開いた。エクスドライブのおかげでネフィリムが丸ごと入りそうである。そんな行為を防ぐようにクリスのことを攻撃するネフィリム。

 

 

「ぐわぁッ‼︎」

「私に任せてッ‼︎………セェレェ…ナァァァァアッ‼︎」

 

 

咄嗟にソロモンの杖をマリアは掴み、自分の妹の名を叫び、完全にネフィリムより大きいバビロニアの宝物庫の入り口が出来た。

このままだと自分がただ一人で終わるとでも判断したのか、はたまた命令主の底意地の悪さが出たのか……ネフィリムはソロモンの杖を握ったマリアを掴み、バビロニアの宝物庫に沈んでいく。

 

 

「「マリアッ‼︎」」

「マリアさんッ⁉︎」

 

 

そして、その様子を見て追いかけていく装者達………

 

 

「ゲンム……」

「…はー、宜しい、この神の恵みを君に授けてあげようぅ……」

 

 

とっとと行こう……その言葉を返さずにクロノス達もバビロニアの宝物庫の中へと入っていった。

 

 

 

 

 

バビロニアの宝物庫の内部はさすがと言った感じで、死神(ノイズ)が満面なく散らばっていた。

 

 

「……そういえば…ゲンム?、君はノイズは平気なのかね?」

「とうの昔に対策は取れてる、Dr.ウェルは対策が取れていないと勝手に思い込んだようだがな?……まぁ、そう思わせたのたが……」

 

 

クロノスは向かってくるノイズに光弾を撃ちながら、他の装者達の様子をみる。

 

響は相変わらず、拳?のアームドギアでノイズを倒していた…あれ槍の穂先か?

 

翼は、足の剣大きくなりすぎじゃないか?

 

クリスは……まぁ、SFかロボアニメの趣味があったんだろう。

 

奏は何か、見てて安心する戦い方だ…基本に忠実なんだな、あの四人の中で一番まともに見えてしまう。

 

あのピンクと緑の子供は、マリアに絡みついた触手の切断作業に取り掛かっている。ピンクの子の丸鋸で切断している………

 

 

「……宜しいか?ゲンム」

「君の考えはわかってるさ、では………助けに行こうかァァァアッ‼︎」

 

 

ゲンムはそう叫びをあげながら、マリアの周りにいるノイズを機関砲で撃ち抜いていく。

そうやって開けた空間にクロノスが通過していった。

 

 

「くっ、全然斬れない……『お困りかな?』ックロノス⁉︎」

「私が斬ってみせよう……『キメワザ…』

 

 

クロノスは手にしたバグヴァイザーIIを手に取り付けて、ボタンを押した。

チェーンソーの部分に緑の光が集まったところでもう一度ボタンを押した。

 

 

『CRITICAL SACRIFICE』

「ッ‼︎、斬れた‼︎……ありがとう」

「いや、礼はいらない……ゲンムが迷惑をかけたからな…」

「…?……ゲンムはいい人だと思うけど?」

「「それはない」、確かに優しいかもしれないが、それを帳消しして余りある汚点がある」

 

 

クロノスとマリアがハモり、クロノスが理由を説明するが、いまいち調は納得がいかない様子だった。

そんな中、切歌が叫んだ‼︎

 

 

「何しでいるんデスか‼︎、出口が出来たんデスからとっとと脱出するんデスッ‼︎」

「その通りだ…クロノス、君はもうすぐ消滅する、ここに住みたいのか?」

「……行きましょう、調」

「……本当に申し訳ない、マリア・カテンツヴァナ・イヴ…」

 

 

いつの間にか、紳士口調に戻っているゲンムの処に三人は向かった。

すると、マリアが脱出した報せを聞いた二課の装者達も、その場所に集まる。

 

 

「クロノスさん、マリアさん、後は此処から出るだけですッ……ッ⁉︎」

 

 

響の声に反応したのか、装者たちが一点に集まったのに反応したのか、バビロニアの宝物庫の出口の前にネフィリムが立ち塞がる。

 

 

「…どうやら彼は状況をよく理解していないらしいな?……響」

「はいッ、そうですねクロノスさんッ!、マリアさんッ‼︎」

「……‼︎、一点突破ねッ、了解したわ」

 

 

マリアは長剣を取り出しそれを宙に放り投げる、響は空に手を掲げじっとした。

そこに、シンフォギアのパーツが集まって金と銀の腕を作り上げ、手を握り繋いだ。

装者たちも腕を繋ぐ中、仮面ライダー達は手を握らなかった。

 

 

「クロノスさん?」

「…私は君と手を繋ぐ資格はない……だが」

「あのネフィリムを止める資格はある」

 

 

そうゲンムが呟くと、ネフィリムの四肢に鎖が纏わり付いた。

 

 

「動きを封じている今がチャンス……安心しろ後をついていくッ」

「……はいッ」

 

 

すこし影を落としながら響はそう返した。

そして………

 

 

「「「「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ」」」」

 

 

繋ぎあった両手が、ネフィリムを貫いた。

 

 

 

 

 

 

気がつくと、砂浜に装者達は倒れていた…

 

だが依然として、バビロニアの宝物庫が空に浮かんでいた……

 

 

「………誰かが閉じないとッ…」

 

 

そう口にするも、誰もが立ち上がれないこの中、ソロモンの杖に全力疾走していく影があった。

 

 

「大丈夫ですよ……マリアさん、私達にはまだ心強い仲間がいる…ッ」

 

 

小日向未来だった、二課の潜水艦はドックのみを切り離して、海上に降りていたのだ。

尚、心理的なトラウマを抱えている調と切歌はこの時点で気を失った。

 

 

小日向未来が、砂浜に落ちていたソロモンの杖を拾うと、何かに気づきながら思いっきり投げた‼︎

 

 

槍投げの要領で投げられたソロモンの杖は…遥か彼方へのバビロニアの宝物庫に………届かなかった

 

 

そのまま砂浜に再び刺さろうとしたそれを、先程まで一緒にいたクロノスがキャッチした。

 

 

「任しました…クロノスさん」

「任された…受け取れッ、ゲンム‼︎」

 

 

未来が、自身の恋敵でもあるクロノスにそう頼むと、クロノスは杖を再びバビロニアの宝物庫に向かって投げ、空を飛んでいたゲンムがそれ掴み、上昇して行った。

 

 

「取ったぁッ‼︎……何ッ⁉︎」

 

 

バビロニアの宝物庫の目の前に来た所で、餌に気づいたのかネフィリムがゲンムを触手で絡めた。気持ち悪いのに気持ち悪いのが絡みつく地獄絵図がそこにあった。

 

 

「ゲンムッ‼︎、今助け『必要ないッ‼︎』何故ッ‼︎」

 

 

ゲンムを助けるために、バグヴァイザーIIの銃口をネフィリムに向けたがそれを要らないとゲンムは否定した。

 

 

「……クロノスも含めて覚えていくといい………私は永遠に不滅だぁぁぁぁぁぁぁぁッ‼︎」

 

 

その掛け声と供に、バビロニアの宝物庫が閉ざされ、数秒後に空間が揺れた。

 

ネフィリムが臨界点に達し、爆発したのだ。

 

 

「………」

 

 

誰もが何を言ったらいいのか、分からない中、クロノスは一人でに粒子の波に乗って消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マリアは黄昏の中で装者達と話し合った後、国連に連行されて行った。

未だ気を失っている、調と切歌を膝に乗せながら……だがその中で思ったことがある。

 

 

(……ゲンム……ありがとう)

 

 

結局、最後まで馬が合わなくて言えなかった感謝を心の中で述べた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♪Believer♪

 

 

一連の事件がフロンティア事件と名付けられ、テレビで報道されるようになった頃。

 

天崎は、今日もケーキを二つ買って帰っていた。

 

 

そのケーキはビターチョコレートケーキと………ドガミの好物であった雨漏苺のショートケーキだった。

 

 

(………なんだかんだ言っておきながら、いざ居なくなると此処まで悲しくなるのか……ドガミどうしてくれる)

 

 

最近悲しい曲ばかり思い浮かぶ天崎は……ドガミが居なくなってからずっとケーキを買い続けてる。

自身の不滅を謳った、ドガミ(邪神)の帰りを待って。

 

 

今日もマンションの階段を登って、自室のドアの鍵を開ける

 

 

 

『遅かったなソウシィッ‼︎』

 

 

そうすると、居なくなってから聞こえる幻聴が耳に響いた。

そろそろ医者に行くことも考えないといけない。

 

 

ケーキをテーブルの上に置くと、飲み物を取りに冷蔵庫のドアを開ける。

 

 

『ん、ゲンム……それケーキか、』

『……パラド……やらんぞ』

『ケチだなー……そんなんだから嫌われんだぞ』

『余計なお世話だ』

 

 

今日の幻聴は特にひどいらしい…何処かで聞き覚えのある声まで幻聴として響いてくる。

 

 

『じゃあ、こっちのケーキ貰うか』

『……まぁ、君も一応客だから見逃すが……叱られても庇わんぞ…』

 

 

入れていたアイスコーヒーのペットボトルと牛乳パックを取り出すと、その二つを混ぜてカフェオレを作る天崎。

 

 

『…苦ッ(にっがッ)‼︎』

『ふははははぁッ‼︎、引っかかたなッ、ソウシが食べるケーキは特別苦い‼︎……彼は甘いカフェオレが好きだからなぁ…』

『ゲンムゥッ‼︎』

 

 

作ったカフェオレにガムシロップを二個注いだ天崎は…マグカップを持って、テーブルに向かった。

 

 

「………」

 

 

ケーキはなかった。

その目を咀嚼音がする方へと向けた。

 

 

「…あ、悪い……お邪魔しているぜ…」

「ゔぇははははッ‼︎、只今戻ったぞソウシィ‼︎」

 

 

思いっきり手にしたマグカップを邪神に目掛けて投げた‼︎







G編も見てくれてありがとな……読者

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