前回のあらすじ
響は強くなった。天崎は強くなかった。終わりが始まった。
クロノスが人命救助しているところから今回の話は始まる。
(ここはもう大丈夫そうだな)
現在クロノスに変身中の天崎は、瓦礫に埋もれた人を数人だが見つけ…二年前と同じ様に治療し助けた
「さて、君達は動けるかな?」
「はぁ、はい。」
天崎はそのなかの一人の女性に話しかけた…と、同時に巨大な塔がせり上がっていくのが見えた
「あ、あれは何だ‼︎、いつになったらこの悪夢は終わるんだ…」
(…立花響)
四十路ぐらいの男が慌てふためいている中、天崎は奏者達を心配した…先程の言葉が心に響いた結果だった
「ここからだと、緊急避難所までかなり遠いが頑張ってくれ」
「え…あ、貴方は一緒について来てくれないんですか?」
「先約がある…彼らはまだ戦っているのだ」
先ほどの男にそう言って天崎はリディアン音楽院へ向かって走っていった。
player change Kanade
♩君ト云う 音奏デ 尽キルマデ♩
時は塔が地上に露出される前まで遡る、デュランダルに繋がる通路の中
「おらぁぉぁぁぁぁぁッ」
《LAST∞METEOR》
「無駄だ、小娘‼︎」
天羽奏は事の元凶と対峙していた
散々天崎が人類超越者といっていた弦十郎が不意を突かれる形でやられ、その代わりに櫻井 了子…否、終わりの名を持つ巫女フィーネと対峙しているのだ
そんな彼女の心は迷っていた
(なんでだよ、了子さん。あたし達が今まで過ごして来た日々は偽りだったのか)
「…何をそんなに怪訝そうな表情をしている?」
フィーネはその表情の変化を感じ取ったのか、奏でに対しそう問いかけた
「…了子さん、旦那やあたしらと過ごした日々は偽りじゃないんだろ…」
「何?」
「不意をつく時に使った旦那に見せたあの顔、あれは本心じゃないのか?」
「ッ‼︎」
「…図星だな、了子さん今なら引き返せる。あたしも頑張って罪が軽くなるように頼むから…もうこんな事は辞めてくれ」
さて此処で閑話休題だ、天羽奏は心理的には立花響と然程変わらない奏者である、ある一点。ノイズに対する強い憎しみ以外は…その理由はノイズが自身の家族を殺した事に起因する。
ある聖遺物を捜索していた天羽一家は、その場所を突き止め、聖遺物とは目と鼻の先まで、来たところでノイズが出現したのだ
天羽奏はそこで自分を守って、ノイズに飲まれる両親。自身が守るべきだった妹がノイズに炭化していくところを目撃してし、ノイズに対する復讐心が生まれた
では、何故ノイズが出現したのだろうか?
「笑わせるな…」
「了子さん…?」
「いい機会だから教えてやろうッ‼︎あの時、皆神山でノイズが出現したのは‼︎
私が呼びだしたからだ‼︎」
(…え?)
その言葉に奏の思考が真っ白になった…その隙をフィーネが見逃すはずがなく、ネフシュタンの鎧の鞭で弦十郎と同じく腹を貫かれた
腹を貫かれ、倒れた奏は血を吐きながら問い返す
「嘘だよな…了子さん…そんな事ってあるわけないよな…」
「あの聖遺物は私の計画に必要な物の一つだ…それを奪う為ならこれくらいのことはする。」
「嘘だッ‼︎……嘘だといってくれよ了子さんッ‼︎」
「…お前の家族を殺したのは紛れもなく私だ」
そういってフィーネはデュランダルが保管されている場所に歩んでいった。
取り残された奏は
(なんだよ…何なんだよッそれは、じゃああれか、わたしがいままでずっとノイズを殺し続けたのは全部、全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部あいつの困惑通りだったのかよ‼︎……………許さねぇ…許さねぇぞッ‼︎)
「フィィィィィィィ・ネェェェェェェェェッ‼︎」
自身の口から血を撒き散らすのを気にせず怨嗟の咆哮を上げた
player change Khronos
時は現在に戻り、事態は常に進行している
天崎はリディアン音楽院に向かっている中、塔から光が放たれ月の一部分が砕ける瞬間を目にし、その足をさらにはやめつく頃には塔が破壊されたあとだった
「ハァ、ハァ、どうなっているのだ」
(空間転移は今は使えないから走っているが、ここまでかかるとは…)
天崎は周囲の壊れた建物、そこが学校だったと思えない光景に足をすくませると近くで女の叫ぶ声が聞こえた
(そっちか‼︎)
天崎が声のする方向に向かって走りだすと、先程自身を救ってくれた少女が嬲り痛めつけられるのを見た
何かが切れる音がした
「…取り敢えず死ねッ‼︎」
《CRITICAL SACRIFICE》
巨大な丸鋸を投げつけてその身体を裂くも、瞬時に切られた肉同士が繋がり元どおりなっていた。
「わたしの邪魔をするな‼︎、クロノスッ!」
「そう言えば止まるとでも?…残念ながら私は怒りの絶頂にいる…よって、不可能な話だ」
その言葉を聞くと天崎の目の前の女性は顔を歪め、肩に取り付けられた鞭を響に向かって繰り出した
(不味い‼︎)
天崎は女性の、フィーネの考えに気づき響の前まで走り、その攻撃を防ぐ
「…お前が一連の事件の犯人でいいんだな?」
「何だ?わかっていなかったのか?そうだ、この私…フィーネである私の企みだよ」
「…なら、その企みは失敗したのだな、でなければ嬲る理由がない」
天崎は響達、奏者がこのアパズレの企みを阻止した事を知り内心ほくそ笑んだ
「立花響ィ‼︎、何倒れている‼︎」
「クロ…ノスさん?…」
「私を動かした君はそんな人間じゃないだろう‼︎しつこくうるさく絡んできて、かかる迷惑は全く気にしない‼︎、だが、人助けの信念の元に行動しているからなんだかんだで許される、そういう人だろ君は‼︎」
天崎は倒れている響に檄を打って立たせようとしている
「…でも、私が助けたかった皆んなはもう…」
「何故いないと言い切れる‼︎、君はその目で確認したのか?見てないだろう⁉︎」
「何をごちゃごちゃ言って「アバズレは黙りたまえッ‼︎」ア、アバズレだと…」
響に檄をいれている中、アバズレと言われたフィーネはその言葉に怒り、クロノスへの攻撃を開始した
「…町の人を助けていて、分かった‼︎、助けられる人は一生懸命に助かりたくて動いているってことが、それと同じだ‼︎」
《CRITICAL CREWSーAID》
飛んでくるフィーネの鞭に対し、クロノスは回転蹴りで対抗する
「彼女らはそこまで脆い人間か‼︎、君が今まで助けて来た人たちは、そんなに弱い人間か?、違うだろ!違うだろ‼︎…立花響キィィィィィィィッ‼︎」
そうやって感情のおも行くままに叫んだ
…暫くすると校歌がうたわれはじめた。
「何故だ、何故、歌声が響いているのだ」
「どうやら、君が助けたい人はまだ生きているようだな⁈」
その歌声に反応するかのように響もその身を動かす
「だったら、その命も摘んでくれる…「そうさせると思うかね?」ックロノス、…いや、まてそもそもなんで立ち上がれる…私が作ったものはそういうのじゃない。」
響の足に力が宿り、強く地面を踏みしめる
「お前の纏うそれは何なのだ…何なのだ」
「知らないのかね?なら聞くといい」
響は完全に立ち上がり、その名を叫んだ
「シ・ン・フォ・ギィィッーーヴウゥワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」
その言葉とともにギアの形が通常とは異なる形を見せ空へと舞い上がり、倒れていた3人も響はへ目掛けて飛んだ
「バカな…シンフォギアに…奏者にそんな力がある訳が」
「立花響の力だ」
完全に困惑の真っ只中にいるフィーネに対し、そう告げた
「立花響の力は誰かと手を繋ぐ力…他者の歌声を自分達の力に変える事は簡単なことではないのかね?」
「クロノスッ‼︎」
「そうそう、私の持つこの力の名前だがね?」
「仮面ライダー、と言う力だ」
クロノスは静かにそう言った
player change Hibiki
「仮面ライダー…何だその名前はっ‼︎」
「さぁな、そこまでは知らんよ?」
(クロノスさんありがとう…お陰でまた皆んなと歌える)
響は、空を飛んでいる事を深く考えずに地面にいるクロノスを見つめそう思った
「奏?険しい顔してるぞ」
「翼…さっきから驚きの展開が連続したから顔が引きつっちゃってさ、あんま気にすんなって」
「フィーネ、あんたの負けだッ‼︎」
翼は奏での心配をする中、クリスはフィーネにそう宣言した
「…私の負けだと…いや、まだだ‼︎」
その言葉に合わせてにしたソロモンの杖から大量のノイズを町中に召喚した
「いい加減諦めたまえ‼︎、往生際が悪いぞアバズレ‼︎」
「貴様もノイズの相手をするがいい‼︎」
地面を砕き地下通路を露出させ、そこにもノイズを召喚させるフィーネ
「ッ‼︎、立花響、私は避難所にいる人間を守る君は「はいっ‼︎了子さんを止めてみせます」返事が早い、だがよし‼︎」
クロノスがそう響に確認を取り地下通路へ降りていった。
(クロノスさんがみんなを守っているその間に私達が了子さんを止めてみせます‼︎)
かくして、終焉と奏者の最終決戦の火蓋は切って落とされた。
次回エンディング…
みなさん笑ってください。