ハリー・ポッターと終末の魔法使い   作:サーフ

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これにて秘密の部屋編終了です


ホグワーツ特別功労賞

   しばらく歩くと、ロンとハリーが瓦礫の撤去を終えており、疲労状態で近場の岩に腰かけていた。

 

「ジニー!」

 

 

 ロンは私の抱きかかえているジニーの姿を見て安堵の表情を浮かべる。

 

「衰弱状態ではありますが、命に別状は有りません」

 

「良かったぁ。君達のおかげだよ! ところでコイツ誰?」

 

「トム・リドルさ。コイツのせいでジニーが…」

 

 ハリーが苛立ちの混ざった口調で答えると、トムはワザとらしく一礼する。

 

「コイツ!」

 

「待って!」

 

 ロンが殴り掛かろうとするのを、ハーマイオニーが制止する。

 

「なんだよ! 邪魔するなよ!」

 

「今はこんな事している場合じゃ無いわ。急いで戻りましょう! 後の事はダンブルドア先生に任せましょう!」

 

「まぁ…確かにそうだな。で? どうやって戻る?」

 

 その時、背後で不死鳥が声を上げる。

 

 

「スラスター起動」

 

 私達はスラスターを起動し、その場に浮遊する。

 

「君達だけで帰るのかよ」

 

「いいえ、彼方達全員を上まで運びます。指示に従ってください」

 

「はいはい、分かったよ」

 

「では、ハーマイオニー、私の背へ」

 

「え?」

 

 私は両手でジニーを抱え、ハーマイオニーを背負う。

 

 そして、ウィスプでロックハートを拘束すると、背後で浮遊させる。

 

「ねぇ、重くない?」

 

「問題ありません」

 

「では次は貴方達です。動かないでください」

 

「何するんだよ」

 

 デルフィがホログラムのトムを担ぐと、ハリーとロンの背後に回り込むと、服の襟首を掴み、持ち上げる。

 

「痛いって! もうちょっと丁寧にやれよ!」

 

「暴れないでください」

 

「はぁ…なんかすごい落差を感じるよ…」

 

「準備完了。帰還します」

 

  私達は低速で浮遊し、3秒程で地上へと戻ると、全員を床に降ろす

 

「あっという間だったわね」

 

「怖かった…もうヤダ…」

 

「はぁ…とりあえず、全員医務室へ行こう。ジニーの事もあるからね」

 

「了解」

 

「凄いぞ! まるで魔法みたいだ!」

 

「五月蠅いわね。少し黙っててなさい」

 

 ハーマイオニーは若干イラつきながら、杖を振るうと、ロックハートが気を失い倒れ込む。

 

「いいのかい?」

 

「別に、もうどうでも良いわよ」

 

 ロックハートを置き去りにハーマイオニーは医務室へと歩みを進め、その後をハリー達が追いかけていく。

 

 そんな彼等の後を追う様に、私達も移動を開始する。

 

 

  ハリー達と医務室を訪れると、室内には既にダンブルドアが待機していた。

 

「皆無事なようじゃな」

 

「先生!」

 

 ダンブルドアを見た途端、ハリーの表情が明るくなる。

 

「皆ご苦労じゃった。休むが良いと言いたいところじゃが、重症者以外は校長室へ来てはくれぬか? 少し、話を聞きたいのでな」

 

 ダンブルドアはトムに目線を送りながら、ワザとらしくゆっくりとした口調で話す。

 

「分かりました」

 

 重症のジニーと付き添いのロンを医務室に残し、私達は校長室へと向かった。

 

 途中、スネイプが気を失ったロックハートを回収しているのを目にした。

 

 

 

  重々しい校長室の扉を開くと、椅子に腰かけたダンブルドアが出迎える。

 

「呼び出して悪いのぉ」

 

「僕達は大丈夫です」

 

「さて、お主達が今回の事件を解決した様じゃな。お手柄じゃよ」

 

「ありがとうございます」

 

 ハリーはその場で頭を下げ、ハーマイオニーは軽く頭を下げる。

 

「さて、お主が今回の犯人とは思いもしなかったぞ、会いたかったぞトムよ」

 

「久しぶりですね。生憎と僕は会いたくはなかったですね。ダンブルドア校長」

 

 睨み付けるダンブルドアに対して、後ろ手に縛られたトムは不敵な笑みを浮かべる。

 

「積もる話もあるが、生憎と時間が無くてのぉ。では、説明して貰おうかの」

 

「説明? 一体何の?」

 

「とぼけるでない。今回の事件、主犯はお主だろう。そして50年前のスリザリンの継承者もお主じゃろ?」

 

「今回の事件については、そうかもしれないが、少なくとも、50年前の事件の犯人は既に捕まったんじゃなかったかな?」

 

「ハグリッドの事か! お前がハグリッドを陥れたんだろう! それに自分で言っていたじゃないか!」

 

「よすのじゃ、ハリー」

 

 背後でハリーが怒声を上げるが、ダンブルドアはそれを制する。

 

「確かにハグリッドが事件の容疑者となった。しかし、ハリーの話しではお主が50年前スリザリンの後継者となったと自白しているのじゃろ?」

 

「彼の言う通り、僕は自白したよ。50年前の事件についてね。でもそれがどうしたと言うんだ?」

 

「なんじゃと?」

 

「既に容疑者は捕まり、罰を受けている筈だ。それに僕は犯人を捕まえた事でホグワーツ特別功労賞を貰っている筈だ」

 

「そうじゃ…」

 

「つまりは、ホグワーツは誤認逮捕をした上、犯人に特別功労賞を授与したという事になる。これがどういう事か聡明な貴方なら分かるはずだ。ねぇダンブルドア校長」

 

「むぅ…」

 

「え? 先生! どういう事です!」

 

「簡単な話さ。もしこの事が公になれば魔法省は黙っていない。しかも、特別功労賞を受け取った相手が後の闇の帝王だ。これは大スキャンダルさ」

 

「もう良い。黙るのじゃ。トムよ」

 

「まぁいい。さて、僕は何時までここにいればいい? そろそろ帰りたいんだが」

 

 トムはワザとらしく、縛られた手を頭上へと上げる。

 

「そうはいかん。お主には他にも聞きたいことが山の様にある」

 

「残念だけど、僕はこれ以上話すつもりなんて無いね」

 

 縄で縛られたトムはそう言うと、その場で反転し、逃走を図る。

 

『じゃあ頼んだよ』

 

『了解』

 

 打合せ通りに本を手に取りエネルギーを過剰供給すると、燃え上がる。

 

「グエーッ」

 

 トムの体に炎のエフェクトが発生し、ワザとらしい断末魔を上げると、ホログラムが消える。

 

「何じゃと!」

 

 ダンブルドアとハリーは唖然としている。

 

 そして、私が手にしていた本は、灰となった。

 

『ふぅ…こんな感じでよかったかな? まぁ、演技には自信があったんだ?』

 

『総合評価E』

 

『やる気が無いのですか?』

 

『それとも、絶望的にセンスが無いのですか?』

 

「フッ!」

 

 私達の評価を聞き、ハーマイオニーが突如として噴き出す。

 

「ハーマイオニー、どうかした?」

 

「なんでも無いの。うん。なんでもないのよ」

 

『グエーッ』

 

「ブフッ!」

 

 トムが再びやる気のない断末魔を上げると、ハーマイオニーが再び噴き出す。

 

「ハーマイオニー! どうかしたの?」

 

「大丈夫よ…大丈夫」

 

『通信を一時的に停止します』

 

「ふぅ…」

 

「大丈夫?」

 

「えぇ、もう大丈夫よ」

 

 数回深呼吸をし、ハーマイオニーは落ち着きを取り戻したようだ。

 

「何という事を…するんじゃ…」

 

 対するダンブルドアは私達を睨み付ける。

 

「どうかされましたか?」

 

「なぜ、その本を燃やしたのじゃ…」

 

「対象の逃走を防ぐためです」

 

「それはどういう意味じゃ?」

 

「対象は先程の本からエネルギーを供給されていました。供給元を断つことで、逃走を防ぎました」

 

「その為だけに本を燃やしたと言うのか…その結果本は燃え尽き、トムが…貴重な情報源が消え去ったぞ!」

 

「逃走されていた場合、不特定多数の被害者が出る事が予想されます。これ以上後手に回る事を阻止する為にも必要な措置かと」

 

「なんと…愚かな事を…」

 

 ダンブルドアは首を数回振り、小声で呟く。

 

「先生…あの、質問があるのですが…」

 

「ん? どうしたのじゃ? ハリーよ」

 

 浮かない表情のハリーは重い口を開く。

 

 

「先生…僕がグリフィンドールに入ったのは、正しい選択だったのでしょうか…」

 

 ダンブルドアは少し目を細めた後、ゆっくりと語りだした。

 

「君がなぜそのような事を聞くのか、大方想像は付く…じゃがの、組み分け帽子は君をスリザリンではなく、グリフィンドールに選んだ。それに間違いはない」

 

「でも…帽子だって間違える事はあるんじゃないですか?」

 

「そうかもしれぬ。じゃが君がグリフィンドールに入ったのは間違いない事じゃ。君はワシが送った帽子から剣を手にしている筈じゃ」

 

「剣?」

 

「そうじゃ。君はその剣を使い、バシリスクに打ち勝ったはずじゃ」

 

「えっと…何の話ですか?」

 

「バシリスクはお主が倒したのではないのか?」

 

「いえ…先生…ハリーはバジリスクを倒してはいません」 

 

「なんじゃと…………フォークス!」

 

 ダンブルドアの声に従い、地下に置いて来た不死鳥が現れ、その腕に止まると、目線を合わせる。

 

「何てことじゃ…」

 

 しばらくすると、ダンブルドアは顔を歪める。

 

「とりあえず…状況は分かった…じゃがなハリー」

 

「はい…」

 

「君がグリフィンドールに入った事は決して間違いではない。それだけはこのワシが保証しよう」

 

「そう…ですか」

 

「さようじゃ、もう下がるが良い」

 

「失礼いたしました」

 

 ハリーは何処か納得いかないと言った表情のまま、俯くと校長室を後にした。

 

 その後を追う様に私達も校長室を後にする。

 

  その時、黒いローブを身に纏った一人の男性とすれ違う。

 

『あれは、ルシウス・マルフォイだね』

 

 通信を勝手にONにしたトムか呟く。

 

「マルフォイって事はアイツの父親ね」

 

 ハーマイオニーは小声で呟く。

 

『そうさ、そして、僕の元所有者さ』

 

「え? そうだったの?」

 

『正確には、マルフォイ家に管理されていたってところかな。今の僕、ヴォルデモートが保管するように頼んだんだよ。まぁ、それがどういう訳か、ジニーだっけ? 彼女の持ち物にこっそり入れていたんだ』

 

「そうだったのね」

 

 ハーマイオニーはタブレットを覗き込むと数回頷いている。

 

「では、談話室へと戻りましょう」

 

「そうね」

 

 私達は、人気の無い廊下を進む。

 

「ねぇ」

 

「どうかしましたか?」

 

 ハーマイオニーは立ちどまると、不満の声を上げる。

 

「思ったんだけど、どうして貴女達だけタブレットに居るトムと直接話が出来るの? 私が話す場合は声を出さなきゃいけないのに」

 

「耳小骨を振動させ、音声データを取得しています」

 

「……わけわからないわ…ねぇ、それって私も出来る?」

 

「ナノマシンを投与するば可能です」

 

「ナノ…マシン?」

 

「体内にナノマシンを投与する事により、思った言葉を音声データの波形に変化させ、通話が可能です」

 

 デルフィの説明を聞くも、ハーマイオニーは首を傾げる。

 

「えーっと…つまり?」

 

「口に出さずとも、会話が可能になります」

 

「本当に?」

 

「えぇ、通話内容は、盗聴される心配は有りません」

 

「凄いじゃない! ねぇ、その、ナノマシンっての、貰えないかしら?」

 

「では、腕を出してください」

 

「腕?」

 

 ハーマイオニーが腕を出すと、デルフィが人差し指でそっと静脈に振れる。

 

「少し、痛みますよ」

 

「え? ちょっと何する――イタッ」

 

 デルフィの人差し指の先端には、微量だがハーマイオニーの血液が付着していた。

 

「分析開始」

 

「ねぇ、何しているの?」

 

「アレルギーテストです。ナノマシンに対する拒否反応は見受けられませんでした」

 

「えっと…つまり、大丈夫って事?」

 

「その通りです」

 

 検査結果を確認した私は、ベクタートラップから、ナノマシンが入ったペン型の注射器を取り出す。

 

「どうぞ、首筋の静脈に注射してください」

 

「注射って、これを?」

 

 注射器を目の当たりにし、ハーマイオニーのメンタルコンデションレベルが分かり易く低下する。

 

「痛みの少ない注射を使用しています。注射はお嫌いですか?」

 

「まぁ…好きな人なんていないわよね。うちに来る患者さんとか見てるけど…注射痛そうだったわ。歯茎に直接だし」

 

 何処か懐かしむ表情でハーマイオニーは注射器を手に取る。

 

「ふぅ…大丈夫なのよね」

 

「はい。押し付ければ後は自動的に注入されます」

 

 数回深呼吸し、覚悟を決めたのか、ハーマイオニーは勢い良く、首筋に注射器を押し付ける。

 

「イっ」

 

 若干の声を上げたが、無事にナノマシンの投与を追える。

 

「ふぅ…思ったより痛く無かったわ」

 

「ご苦労様です」

 

 使用済みの注射器を受け取ると、そのままベクタートラップ内で圧縮処理を施す。

 

「ねぇ、効果ってどれくらいで出るの?」

 

「個人差はありますが、1~2日かと」

 

「そう。これで口を開かないでお話が出来るのね」

 

「えぇ、それ以外にも、血中のブドウ糖のコントロールなど、生活面のサポートも行われます」

 

「えっと…それってつまり」

 

「ナノマシンを投与する事により、勉学により一層取り組みやすい体調になります。その他健康状態もモニターできますので、病気の予防などが可能です」

 

「やったわ!」

 

 メンタルコンデションレベルが回復したハーマイオニーはぎこちないスキップで談話室へと進んで行った。

 

 

  数日後、学年末パーティーが行われ、各寮の得点が発表された。

 

 去年同様ダンブルドアにより、滑り込みという事で、ロンとハーマイオニーとハリーには50点ずつ。私達には100点ずつの加点措置が行われた。

 

 その圧倒的な点差により、他の寮は呆れながら、ブーイングを行っていた。

 

 ここまで、露骨な点操作では不満が出るのも無理も無いだろう。

 

 今回の事件により、学期末テストは中止となった。

 

 大半の生徒が大喜びしている中、ハーマイオニーは絶望した表情をしていた。

 

 そして、後日。私達全員にホグワーツ特別功労賞が授与された。

 

 そのトロフィーは皮肉にもトムの隣に置かれる事になった。

 

 トムのトロフィーが置かれているという事は、ダンブルドアはトムが50年前の犯人であることを公にはしないつもりだろう。

 

 記憶を失ったロックハートだが、過去に行った偽証が公になった。

 

 しかし、記憶を失い廃人のようになった当人に責任能力が無いと判断さて、措置入院が行われた。

 

「まぁ、自業自得よね。私達の事を馬鹿にして…」

 

 駅のホームで怒りの籠った声で新聞を読んでいたハーマイオニーは呟き、ゆっくりと新聞を引き裂いていた。

 ナノマシンのによる、感情の制御が効いていないのだろうか?

 

「さて、行きましょうか」

 

 切り裂いた新聞を丸めてダストボックスへと投げ込むと、少し落ち着きを取り戻したハーマイオニーは電車へと乗り込み、その後をロンとハリーが互いに顔を見合わせながら付いて行った。

 

 どうやら、ナノマシンの制御は効いている様だ。

 

 こうして、今年も無事に終わりを告げた。

 

 

 

  生徒達が帰り、静かさを取り戻した校内だが、未だ無人と言う訳ではない。

 全ての生徒がホグワーツ特急に乗り込んだのを見送った後、ワシは秘かな楽しみと化した、冷やりとする校内の徘徊に勤しんでいる。

 

 今年は、ワシ以外にも多くの業者の魔法使いが出入りしている。

 

 先日の事だが、緊急措置とはいえ、イーグリット姉妹がホグワーツの城壁を破壊してしまった為、その補修作業の真っ最中だ。

 

 修繕作業で発生した費用だが、どうやら、当人達が負担するという事なので、先程請求書を送った。

 

 かなりの額になった為、支払いが無理そうならばホグワーツ側から魔法省へ援助の要請を出すとしよう。

 

「ふぅ…」

 

 一通り散策を終えた後、ワシは一人自室にて一息入れる。

 

 そして、また今年起こった事柄に関して考えを巡らせる。

 

 ホグワーツの城壁は強固な素材で作られており、その上、強固な守りが施されていた筈なのだが…

 

 彼女達はまるで薄氷を割るかの如く、簡単にやり遂げてしまった。

 

 その上、あの不自然な形に空いた大穴に違和感を覚えた。

 

 セブルスに頼み、調査を進めさせた結果、外壁を破壊した際、近くにいたハーマイオニーに被害が及ばないように配慮して破壊されていた様だ。

 

 外壁を破壊するだけでも、並の魔法使い…いや、普通の杖では手練れの魔法使いでも難しいだろう。

 

 それを簡単に行った上に、外壁の向こう側の被害状況まで計算に入れて破壊したという事になる。

 

 その上、彼女達はスリザリンの残した恐怖。バシリスクを簡単に打倒した。

 

 フォークス越しに見たが、あの光景は凄まじい物だった。

 

 デルフィが自らの腕をバシリスクに噛ませたかと思うと、次の瞬間にはバシリスクが爆発四散していた。

 

 あの時の、トムの表情は良い物だった。

 

 

 そして、逃走を図ったトムじゃったがエイダによって捕縛され、久方振りにワシの前に姿を現した。

 

 

 しかし、往生際の悪いトムはワシの目の前で逃亡を図った。

 

 だが、そんな時、エイダが手にした黒い本を燃やし始めた。

 

 黒い本が燃えると同時にトムの体も燃え、跡形もなく姿を消した。

 

 後に残った灰を調べたが、強力な魔力の残渣を感じ取った。

 

 更に詳しい分析が必要だが、ワシは分霊箱だと見ている。

 

 もし仮に、分霊箱だったとすれば、厄介なことになる…

 

 それは、彼女は分霊箱を破壊するだけの力を持っているという事にも繋がる。

 

 分霊箱の破壊方法は未だ判明していないが、彼女はそれを簡単にやってのけたのだ。

 

「あぁ…あ…」

 

 最早、嘆きにも似た吐息が漏れる。

 

 そして、ふとワシの中である考えが浮かぶ。

 もし、強大な力を持つ彼女達が仮に、道を踏み外し闇に魅入られたと考えると、騎士団メンバー全員を再結成させても対抗できるかどうかわからない。

 

「はぁ…」

 

 不安を押し殺す様に溜息を吐き、心落ち着かせた後、ワシは目を閉じ、深い思考の海へと身を投じた。

 




ハーマイオニー強化回でした。

次回はアズカバン編でお会いしましょう。


トムのワザとらしい断末魔は縛られて火で焼かれる事に定評のあるお獅子をイメージしました。
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