ハリー・ポッターと終末の魔法使い   作:サーフ

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DAは所詮DAです


戦闘訓練

   数日後

 

 談話室の掲示板に不可解な張り紙が張り出されていた。

 

 

 

 そこには、ホグワーツ内での学生によって作られた組織は1度総て解散となるという内容が書かれていた。

 

 

 

 そして、再び組織したい場合は、高等審問官であるアンブリッジに届け出する必要があるようだ。なお、未登録の活動が発覚した場合は退学処分にされるようだ。

 

「どう言う事かしら…」

 

「まさか、早速告げ口した人が出たとか?」

 

「それは無いと信じたいわ」

 

「まぁ…そうだね。所でこれって届けなきゃダメかな?」

 

「どうだろう…バレなきゃいいと思うけど」

 

「でも、違反者は退学処分って書いてあるわよ」

 

「うーん…どうしたもんかな…」

 

「多少のリスクはしょうがないよ。バレないように上手くやる方法を考えなきゃ」

 

 

 

 ハリーは何か決意したように、頷いている。 

 

 会合当日。

 

 

 私達は必要の部屋に集まっていた。

 

 一種の空間拡張魔法や、検知不可能拡大呪文の応用だと思われる。

 

 前回集まったメンバーが全員揃った事を確認したハーマイオニーは必要の部屋の扉に鍵をかけている。

 

 

 

「みんな集まっているわね。とりあえず、この会の名前はダンブルドア軍団。略して『DA』にしようと思うわ」

 

『納得できないな』

 

『ハリーの意見よ。仕方ないわ』

 

『だとしても、ネーミングセンスが無さ過ぎるだろ』

 

『名前の特質上、責任の大半がダンブルドアに向かうかと思われます』

 

『訂正しよう。実に良い名前じゃないか。盛大に暴れて、盛大に問題を起してくれ』

 

『はぁ…貴方って本当にダンブルドア先生が嫌いなのね』

 

『その通りさ』

 

「名前は決まったは良いけど、まずは何をするの?」

 

 ロンが手を上げる。

 

「そうね…どうしましょう?」

 

 ハリーとハーマイオニーはこちらに視線を向ける。

 

「当初の予定通り、個々の戦闘能力を図らせていただきます」

 

 私は死喰い人のホログラム映像を投影する。

 

「え!」

 

「死喰い人!」

 

「なんでこんな所に!」

 

 多くの生徒が立ち上がり、杖を構える。

 

「こちらのホログラムを仮想敵とし、一通りの戦闘を行ってください」

 

「戦闘って言ったって…」

 

「こちらから攻撃する事は有りませんので、ご安心を」

 

「えっと…じゃあ」

 

 ハリーがホログラムに対面すると、杖を構える。

 

「エクスペリアームス!」

 

 呪文と主に、杖の先端から赤い閃光が走り、ホログラムに直撃する。

 

「えっと…どうかな?」

 

「問題ありません」

 

「そのまま、体力の続く限り続けてください」

 

「えっと…わかったよ」

 

 その後、約5分間、ハリーは様々な魔法をホログラムに向け放つ。

 

 しかし、命中精度は6割程度で、無駄な動きも多い。

 

「はぁ…はぁ…もう限界…」

 

「終了でよろしいですか」

 

「うん」

 

「総合評価はDランクです」

 

「D! 嘘だろ!」

 

「命中精度の低さや、不必要な行動、基礎体力の少なさ等から判断しました」

 

「では、次の方どうぞ」

 

 その後、他のメンバーもホログラムを相手取り戦闘を行うが、ハリーと同レベルか、それ以下だった。

 

 そんな中、ハーマイオニーの順番がやって来た。

 

「それでは、どうぞ」

 

「えぇ」

 

 ハーマイオニーは緊張しているのか、心拍数が上昇する。

 

「ふぅ…」

 

 深呼吸すると、ナノマシンの効果もあってか、心拍数は平常値へと下がる。

 

「じゃあ、行くわ」

 

 一息置いた後、ハーマイオニーが模擬戦を開始する。

 ナノマシンの補助により、魔法の命中精度や、基礎体力などが強化されている為、ハーマイオニーの評価は他のメンバーよりも高い結果となった。

 

「総合評価B」

 

「まずまずと言ったところでしょうか」

 

「ふぅ…疲れたわ…」

 

 ハーマイオニーは杖を仕舞うと、他のメンバーの元へと移動する。

 

「個々の戦闘能力を精査した結果、今後の強化方針を提案します」

 

「第1目標として基礎体力の強化。第2目標として、連携力の強化をお勧めします」

 

「体力強化と連携? なんで?」

 

 ハリーが疑問の声を上げる。

 

「基礎体力を強化する事により、戦闘継続能力の向上にも繋がり、生存確率を高める事にも繋がります」

 

「その他にも、体力に余裕があれば、思考能力にもゆとりが生まれます」

 

「ちなみに、それってどうやって強化するの?」

 

「基本的には、ランニング等の有酸素運動が有効かと思われます」

 

「そんなのが必要なのか? もっと強力な魔法を覚えたりする方が重要だと思うけど」

 

「どれほど強力な魔法であっても、使用者の体力が続かなくては意味が有りません」

 

「1発放っただけで戦闘不能に陥るなど以ての外です」

 

「うぅ…確かにそうだな。でも連携ってなに?」

 

「恐らく敵対する勢力はこちらより練度が上だと想定されます」

 

「まぁそうだね」

 

「その為、1対1での戦闘は極力避け常に人数的有利を取れるのが理想です。最低でも2人1組で行動する事が必要かと」

 

「力の差を数でカバーするって事?」

 

「その通りです」

 

「なるほど。確かにそうだね」

 

「そうね。とりあえず…どうする?」

 

「うーん…ランニングでもする?」

 

 ロンとハリーは互いに溜息を吐く。

 

「ちなみに、覚えておいた方が良い魔法とかってある?」

 

 ロンが疑問を口にすると、他の生徒も興味深そうにこちらに顔を向ける。

 

「敵性体との戦闘に陥った場合、相手を無力化する事がこちらの生存率を高める点において重要になります」

 

「つまり、相手を気絶させればいいの?」

 

「気絶魔法は反対呪文等で無力化される恐れがあります」

 

「まぁ、そうだね」

 

「そこで、死の呪文の習得を提案します」

 

「なっ!」

 

 デルフィの提案にその場の全員が息を呑む。

 

「何を言っているのか分かっているのか!」

 

「相手を無力化させる点においては、反対呪文等が存在しない死の呪文が最も効果的です」

 

 デルフィは淡々と答える。

 

「でも、それを使ったらアズカバン行きだぞ!」

 

「身を守る為に必要な行為ならば仕方ありません」

 

「でも! 死の呪文を使う何て…死喰い人じゃないんだから…」

 

「何か問題でもあるのでしょうか?」

 

「え?」

 

「敵はこちらに殺意を持って殺すつもりで行動します。敵を気絶など不殺による無力化をさせる事が出来るのは、こちらの戦闘能力が相手よりも数段上の場合のみです」

 

「でも…」

 

 ハリーは俯き黙り込む。

 

 その瞬間、チャイムが鳴り響き休み時間が終了する。

 

「終了時間です」

 

「あぁ、でも僕も、皆も死の呪文は使わないと思うよ」

 

「了解です。ですが、身の安全の為今一度ご検討を」

 

 ハーマイオニーが部屋の鍵を開け、全員に次の会合の日時を教え、今回の会合は終了した。

 

  翌日、大広間で朝食を取っていると、マクゴナガルが接近してくる。

 

「ミス・イーグリット。よろしいですか?」

 

「御用でしょうか?」

 

「校長先生がお呼びです」

 

「了解」

 

「向かいます」

 

 私達は、マクゴナガルの後を付いて行き、校長室へと侵入する。

 

「良く来たの。取り敢えず座るが良い」

 

 私達はソファーに腰かけ、校長席に座るダンブルドアに見下ろされる体制になる。

 

「さて、お主達を呼んだのは他でも無い。不死鳥の騎士団員としての任務を与える」

 

「任務ですか」

 

「あぁそうじゃよ」

 

 ダンブルドア腕を組み直すと、こちらを見据える。

 

「現在。ハリー達はアンブリッジの授業に不満を持っている様じゃな」

 

「その通りです」

 

「ご存知ですかならば、なぜ対策をしないのですか?」

 

「まぁ、子供には分からぬ様々な事情があるのじゃよ」

 

「そうですか」

 

「ワシの見立てでは、お主達は会合の様な物を開いているのではないかの?」

 

「その通りです」

 

「やはりのぉ。確か申し出の無い活動は禁止だったはずじゃがな」

 

「非公式とは言え、自衛力の強化は必須かと思われます」

 

「なぁに、ワシも別段咎めるつもりは無い。ただアンブリッジに見つからぬようになと」

 

「忠告のおつもりですか?」

 

「老婆心からじゃよ。して、お主達の見立てではどうじゃ」

 

「戦力、自衛力共に最低ランクです」

 

「今後、本格的な強化を行うつもりです」

 

「なるほど…のぉ」

 

 ダンブルドアは数回顎髭を撫でる。

 

「分かった。ハリー達を頼んだぞ」

 

「了解」

 

「この作戦は、不死鳥の騎士団員としての任務と捉えてよろしいですか」

 

「あぁ、そうじゃよ」

 

 ダンブルドアは数回頷く。

 

「了解です。発生した経費に関しては、後日詳細を送らせていただきます」

 

「守銭奴じゃのぉ…」

 

「それでは」

 

「失礼します」

 

 私達は、こちらを睨み付けるダンブルドアを尻目に、校長室を後にする。

 

 

 数日後、再び会合を行うため、必要の部屋にメンバーが集合する。

 

「この前の話しだけど…」

 

 ハリーが神妙な面持ちで口を開く。

 

「やっぱり、僕達は死の呪文は使えないよ」

 

「そうですか」

 

「うん、その分他の呪文を勉強するよ」

 

「そうですか。では今回は2対2で模擬戦を行ってください」

 

「わかったよ。ロン、僕と――」

 

「組むのはランダムの方が良いかと思われます」

 

「ん? なんで?」

 

「そうだよ。相方は固定の方が良いだろ?」

 

 ハリーとロンは同時に頷いている。

 

「確かにその方が連携が取れるとは思いますが、戦場では常に決まったメンバーで行動するとは限りません。またパートナーが既に戦死、もしくは戦闘不能に陥っているという事態も想定されます」

 

「そ…それは…」

 

 死と言う言葉を聞いて、その場の全員に緊張が走る。

 

「その為、誰と組んでも連携が取れる様に訓練しておくことが重要です」

 

「わかったよ」

 

「では、訓練開始です」

 

 その後、メンバーはランダムでチームを組み、2対2の模擬戦を行う。

 

 ある程度観察し、魔法使い特有の問題点を発見する。

 

「どう思う?」

 

 タオルで汗を拭いながらハーマイオニーが隣に座り込む。

 

 先程まで、ルーナと組み訓練を行っていた様だ。

 

「戦力的にはあまり期待できないでしょう」

 

「はっきり言うわね」

 

「訓練を開始してまだ間もないので仕方ないかと思います」

 

「まぁ、そうよね」

 

「そして、いくつか問題点を発見しました」

 

「そうなの?」

 

「はい、後ほど全員の前で提案させていただきます」

 

「そうね」

 

 十数分後。

 

 訓練もひと段落し、メンバー全員がその場に座り込み、肩で息をしている。

 

「ねぇ、僕達どんな感じだった?」

 

 ハリーが組んでいたロンと共に私達の前にやってくる。

 

「やはり、訓練を始めたばかりという事もあり、D評価です」

 

「はぁ…Dか…まぁ、Tじゃないだけいいか」

 

「Tってなんだよ?」

 

「トロールのTさ。グラップとゴイルはいつもT判定らしい」

 

「ふ、アイツ等らしい」

 

 2人は他愛もない話に花を咲かせる。

 

「ところで、改善点とかあるかな?」

 

「いくつか提案があります」

 

 他のメンバーも周囲に集まり、耳を傾ける。

 

「根本的な問題ですが、魔法使いの主兵装は杖1本だけです」

 

「まぁ、そうだね」

 

「予備の杖を用意する人も居るけど」

 

「でも、常に持ち歩くのは1本だけだと思うわ。皆もそう?」

 

 他のメンバーもハーマイオニーの意見に賛同している。

 

「魔法使い同士での戦いでは、武装解除呪文などで杖を奪い取った時点で勝敗が決します」

 

「そうだね」

 

「その為、戦力的不利を招くことになります」

 

「杖を奪われたら何もできなくなるね」

 

「じゃあどうするの? 予備の杖を持ち歩く?」

 

 ロンは自身の杖を指先で遊ばせながら首を傾げる。

 

「いえ、杖以外の武器を装備する事をお勧めします」

 

「え?」

 

「杖以外の武器?」

 

「はい、こちらで用意し、後日支給します」

 

「ん?」

 

 その場の全員は理解が及んでいないのか、首を傾げる。

 

 それから少し間を置き、チャイムが鳴り解散する。

 

  数日後、再び会合が開かれた。

 

 メンバー全員の集合を確認する。

 

「今回は、全員に杖に変わる武器を支給します」

 

 私がそう言うと、デルフィがテーブルの上に数種類のハンドガンを人数分並べる。

 

 数日前、いくらか金を積み、車を調達したように、複数の銃と、弾丸を入手した。

 

「なにこれ?」

 

 ネビルが近寄り、銃に手を掛ける。

 

「僕知ってるよ。確か鉄砲って言ったかな? マグルが使う鉄の棒でパパが持ち込み禁止品にしてるって言ってた」

 

 ロンもネビル同様に銃を手に取り玩具の様に扱っている。

 

「ねぇ…これって…」

 

「銃弾は抜いてあります」

 

「そうだったとしても…」

 

 ハーマイオニーを始めとしたマグル出身者は皆一様に顔を歪ませている。

 

「ねぇ、これってどうやって使うの?」

 

 ネビルは手にした銃をこちらに手渡す。

 

「銃弾を装填し、スライドさせ、照準を定め、引き金を引きます」

 

 一通りの動作の後、私は安全な場所に向け1発銃弾を発砲する。

 

「うぉ!」

 

「凄い音だ!」

 

 マグル出身者ではないメンバーは音に驚きつつも、テンションが上がっており、対するマグル出身者は恐慌状態に陥っている。

 

「ハーマイオニー? 何をそんなに怖がってるの? ちょっと音の出る花火みたいなもんでしょ?」

 

「花火? そんなんじゃ無いわよ!」

 

 憤怒したハーマイオニーに驚いたのかロンは肩をビクつかせた。

 

「ど、どうしてそんなに怒ってるのさ?」

 

「これはね、玩具なんかじゃないの。人を傷つける道具で、最悪殺す事だってできるわ」

 

「そうなの? 大きな音で鉄の弾を飛ばすだけでしょ?」

 

「そうだけど、危険なのよ」

 

「そんなの、魔法で防げるよ」

 

「はぁ…もう良いわ」

 

 ハーマイオニーは呆れた様に首を左右に振る。

 

「先程ハーマイオニーが仰ったように、これは玩具ではなく、殺傷能力を持った武器です」

 

「これをどうするのさ?」

 

 ハリーはテーブルの上の銃を慎重に手に取る。

 

「杖を失った際のサブウェポンとしての使用を提案します」

 

「また、魔法攻撃に織り交ぜ、相手の意表を付く事も有効かと」

 

「なるほど…でも、死喰い人に銃が効くかな?」

 

「銃弾を防ぐにしても生身の人間ならば防御呪文を使用するはずです。その際一瞬とは言え隙が生じるはずです。その隙に攻撃や撤退行動をする事で、生存率を高められるかと思われます」

 

「まぁ、そういう使いからなら…しょうがないわね」

 

 ハーマイオニーはテーブルの上から1丁手に取る。

 

 それに倣い、他のメンバーも銃を手に取る。

 

「今回は、銃の使い方と射撃訓練を行います。実弾なので取り扱いには十分に気を付けてください。それでは支給します」

 

 私達は、銃の使い方を説明した後、マガジンを配布する。

 

「的はいつも通り、ホログラムを用意します。それでは訓練開始です」

 

 開始と同時に、複数の銃声が鳴り響く。

 

「すっごい音!」

 

「爆竹みたいだ!」

 

「衝撃凄いけど…面白いじゃないか!」

 

 銃に慣れ親しんでいないのか、マグル出身者ではないメンバーは玩具の様に扱っている。

 

「これで合ってる?」

 

 銃を構えたハーマイオニーが声を上げる。

 

「問題ありません。反動が有るのでお気を付けて」

 

「わかったわ」

 

『照準の補正と弾道計算は僕がナノマシンを通して行おう』

 

『助かるわ』

 

 ハーマイオニーが引き金を引くと、銃声が響き渡り、ホログラムの脳天に命中する。

 

「お見事です」

 

『ありゃ即死だね』

 

『集中して狙っていたから仕方ないでしょ』

 

「足や腕を狙う事で殺傷せずに相手の機動力や攻撃力を奪う事が可能です」

 

「ありがとうエイダ。参考にするわ」

 

「うぉ! すげぇ!」

 

『まるで野蛮人だな』

 

『ロンね。まったく玩具か何かと勘違いしているのかしら』

 

「ちょっと! 危ないから振り回すなよ」

 

「いいだろ! ネビルこっち見ろよ」

 

 ロンは悪戯に銃口をネビルに向けようとしている。

 

「危険です」

 

 デルフィはそう言うと、ウアスロッドでロンの手を軽く叩き銃を取り上げる。

 

「いってぇ! なにするんだよ!」

 

「危険ですので味方に銃口を向けないでください」

 

「撃ってないからいいだろ!」

 

「暴発の恐れもあります」

 

「だからって、叩く事は無いだろ」

 

「貴方が彼を殺そうとしたのを阻止したまでです」

 

「そ…それは…」

 

「先程も申し上げた通り、銃は武器では有って玩具では有りません。理解していただけましたか」

 

「あぁ、わかったよ」

 

 ロンは手を擦りながら銃を拾い上げる。

 

「今回は実弾を使用している為、当たりどころによっては死亡する可能性があります。お気を付けください」

 

「はいはい」

 

 手を擦りながらロンは訓練を再開した。

 

『ありゃ酷いね』

 

『やっぱり、銃の怖さを知らないのかしら』

 

『まぁ、僕もこの体になるまでは銃なんてマグルの無駄な抵抗だとばかり思って居たさ』

 

『そうなの?』

 

『あぁ、まぁこうして戦闘に組み込めば絶大な威力になるってのは思いつかなかったけどね』

 

『でも魔法の方が良いわ。相手を殺さずに済むもの』

 

『それは間違いさ。銃であれ、魔法であれ殺すのは人の意思さ』

 

『人の…意思…』

 

『そうさ、その点だけは自覚しておいた方が良い。元人間からのアドバイスさ』

 

『わかったわ』

 

 ハーマイオニーは少し心拍数を上昇させながらも、射撃開始に没頭していった。

 

 

 数時間が経ち、全員が銃に慣れた事、チャイムが鳴る。

 

「それでは、銃を回収します」

 

「え? どうして?」

 

「校内での使用を避ける為です」

 

「ちぇ…マルフォイの奴を撃ってやろうと思ったのに」

 

 ロンは小言を言いながらも銃を返却する。

 

 全員の銃を回収後、ハーマイオニーが再び次回の会合の案内を行い、今回の会合は終了した。

 




ハーマイオニーは既に不死鳥の騎士団員よりも数段強いレベルです。

銃火器を利用する事で魔法使いの戦闘はかなり有利になると思うんですよね
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