改行の仕方、表現、あらすじ、会話全てにおいて鍛える必要があると感じております。
改善すべき部分や、良い部分等々を感想にて教えて下さるとありがたいです。
では、本編どうぞ!
気がつくと先ほどとほぼ同じ風景だった。違うのは隣で渡辺が寝ていることと、部屋が暗くなっていたことだった。戦いで消耗して元の世界に戻るなり寝てしまったのだろう。しかし、何故こいつも隣で寝ているんだろうか。時計はもう7時を指していた。昼も夜も食べていないのでお腹がすいた。食べ物がないかと周りを見渡すとタオルや絆創膏、傷薬が置かれていることから看病してくれたのだと分かる。恐らくここに僕が来たことでさっきの怪物が来た可能性が高いので申し訳なく思う。
「ふぁぁあ〜、、、あっ!ご、ごめんね…寝ちゃってたみたい。」
「こちらこそゴメン。僕のせいでこんなことに巻き込んでしまって…それと、手当てもありがとう…」
凄く申し訳なく思う。ただ、女性と話すのはやはり疲れる。そして難しい。自然とボソボソとした声になってしまう。
「私は怪我もないし大丈夫だよ。それに2回も助けてくれたんだからお礼をしないとなのはこっちの方だよ。ただ、事情を教えて欲しいかな…」
かなり面倒な事を頼んできたなぁと思う。
「これ以上あなたを巻き込むのは危ないから言えない。」
上手く逃れられるか…いや、厳しいかなぁ
「私は大丈夫だから!あと、私の名前教えたよね?名前で呼んでよ!」
また面倒な事を頼んできたよ。僕は今まで女性の名前を読んだことがないんだよ…呼ぶ時はおーいとかだし、相手のことはあなたって言ってたし。そんな僕に要求する内容ではないはずだ。
「いやぁ…その…」
「2年生だよね?私3年生だよ。先輩の言うことは絶対だからね。」
!!?先輩だったのかよ!!まずいまずい。今まですごい失礼な事しまくってた。
「ごめんなさい!ずっと、タメ口で。分からなくて…」
顔色をうかがおうとするがしっかりと見ることが出来ない。きっと、僕は女性の顔を見るとセクハラになると無意識のうちに考えているのだろう。そうに違いない。決して恥ずかしいとかではないはず…
「そんなのはいいの!タメ口でも全然OKだから!名前で呼んでよ!それと、さっきのはなんなの?私にも知る権利はあるよ!」
知る権利かぁ…新しい人権の1つだなぁ…まずい。違うことを考えてた…
「渡辺さんは本当に聞いていいのですか?僕の話を」
「私は大丈夫だってば!あと、敬語は使わないで…それに、名前であります!苗字じゃなくて!」
ああ、注文が多い…そういえば、僕の好きな宮沢賢治の作品にも注文が多い料理店ってあったなぁ…あれが最初に読んだ作品だったなぁ…また、違う事を考えていた…
「よ…よ、、うはそれでいいなら、、、話すけど…長くなるかも…よ」
急に緊張してしまう…渡辺がこっちを見てニヤニヤしてるのが分かるがやはりそちらを向けない。
「ヨーソロー!よくできました!長くなっても構わないけど、ちゃんとこっち見て話してほしいな」
また、無理な注文を。宮沢賢治もびっくりだよ…そういえば、、宮沢賢治の作品はイーハトーブっていう理想郷がよく出て来てたなぁ…それがまた面白いというかなんというか…また、違うことを考えてた…
渡辺の方を見る。
ん!?
雑誌とかに載ってるモデルよりも遥かに整った綺麗な顔…アッシュグレー?のショートボブ?みたいな感じの髪で目は綺麗な青。なんというか、可愛い…とにかく可愛い…まずい、これは…こんなふうに見ているとセクハラで捕まってしまう…はず…
「顔見て話してとは言ったけどそんなにジロジロ見られると恥ずかしいよ…」
顔が赤くなっているその顔もまた可愛らしくて良い。ただ、女性を見つめてしまうという罪悪感から僕は顔を背けた。
「じゃあ、話始めるね…そしてこの事は誰にも言わないでほしい」
そして、僕はこの女性に全てを話す事を決めた。何も渡辺が可愛いから話すとかではない。と思う…実際は分からないが、、、
「分かった…」
「あれは1年と少し前の事かな…」
元々病気がちだった母親が亡くなった。雪の降る日だった。少し前から宣言されていたので悲しくはそこまでなかった。そんな時にこれを国から貰った。どうやら、元々は殺し合いの道具だったみたいだが、今は鏡の世界からくる謎の怪物の討伐に活用されてるらしい。それは、国から説明があった。どうやら自分にこのバックルの適性があったようだ。そして、僕の配属場所も決められていた。しかし、僕には進路がある。第一志望の高校への進学を決めていた。普通なら断るのだが…しかし、それよりも普通の人にとって魅力的な話があった。怪物を倒せばどんな望みも叶えられるということだった。それで、母を生き返らせることが出来ると国の人は言った。別に僕はそんなに魅力的には感じなかった。さらに、国は僕にこう提案した。配属先での高校を選んで良いと、、僕は行くはずだった高校へは行かずに配属先の近いレベルの高校への進学を決めた。一人暮らしになる事も別にどうでもよかった。地元が嫌いというわけでもなかった。ただ、少し、仮面ライダーと呼ばれるものに興味があっただけだ。
「、、、ざっとこんな感じかな。勿論、望みは1つ決まってるよ…」
いつもの癖で勢いで話してしまった。実際はこんな口調ではないけど、こんな感じの事を話していたと思う。そして、言わなくていいまで内容を言ってしまったと感じた。
「そうなんだ…大変だったんだね」
別に大変ではなかった。ただ、望みを叶える事なんてどうでもいいと感じていた僕を少し嫌いになっただけだ。それほど、母親の事を愛していなかったのだろうか。そんな訳では無い。ただ、悲しさや懐かしさで涙を流すということもない。なんだか、悲しいと思わない。また、会いたいとは思うけど、そこまで強くは感じない。そんな事を考えると僕に人の心が無いみたいで悲しくなる。この想いは人に知られてはいけない。知られたら軽蔑されると感じていた。
「まぁ、ね。それよりも少しお腹がすいたかな…じゃあ、帰るね…」
「待って。今日は泊まっていきなよ。もう遅いし…」
何を言ってるんだろうか。この人は。ただ、確かに今夜は1人で家にいたい気分ではない。
「いや、、、あなたの親にも迷惑かけたくないし…」
やばい、、、あなたって言っちゃった…面倒くさいことになるなぁ…
「だからぁ、曜って呼んでよ。」
なんでそんなにこだわるんだろう。ただ、謝っておく。
「ごめん…」
「うちの親今日からこの土日にかけて居ないから問題ないし、大丈夫だよ。」
ここで面倒をかけるのは悪い。けど、1人でいると自己嫌悪感に苛まれてしまう気がする。
「………」
「助けてもらったお礼もしたいし、私秀介君の事もっと知りたい…さっきの話まだ何か隠してる事あるでしょ?」隠している事はいないが、、、隠してる想いはある。
「とりあえず、パジャマとかもパバのがあるから、泊まっていきなよ。夕飯作ってくるね。」何だろうか、この気持ち…