とりあえず、春編は長めにみてるので気長にお願いします。
あと、感想どしどし待ってます。
拙い文章でストーリーもめちゃくちゃご都合主義ですが、お気に入りに登録してくれている方もいるので頑張りたいと思います。
その後、渡辺と夕食をとる。とても美味しいハンバーグとサラダをいただいた。その時に僕の想いを話した。今まで誰にも話してなかった想いだ。けど、何となく心が落ち着く。気がする。食卓を照らす明かりのせいだろうかやんわりとした空気が流れる。
「それは、秀介君がおかしいわけじゃないと思うよ。自分の心なんてよくわからないのがみんな当たり前なんだから、悲しく感じてるのかどうかもよくわかんないだけなんじゃないかな。」肯定してくれている。それだけで涙が出てくる。そして話していくうちになんだか自分の心がわかってきた気がする。
「今話してるうちにわかったんだけど、僕は母の死と向き合えてないのかなって。なんとなくだけど、どこかで生きてて、どこかで会える気がして。そんな感じなのかなぁって。だから、望みを叶える必要も無いし悲しむ必要も無いのかなって。」頬を液体が流れる。何でだろう。渡辺の前でこんなみっともない姿見せたくない。けど、止まらない。収まらない。そんな時、渡辺が僕を抱きしめた。
「大丈夫だよ。大丈夫。」何が大丈夫なのかは分からない。ただ、落ち着く。頭を撫でられる。普通の女性にやられれば嫌なだけなのだが、、、そのまま、僕は渡辺に抱きしめられながら泣いた。泣き続けた。泣きつかれた僕を渡辺はそっとベットまで連れていってくれた。
「ここで今日は寝てね」
「ごめん。迷惑ばっかりかけて。しかも、ベットなんて悪いって…」
「大丈夫だよ。今日は先に寝ちゃいなよ。私も片付けしたらすぐ寝るしさ。」何もかも頼りっぱなしで申し訳なく思う。けど、頼りたいと感じてしまう。
「、、じゃあ、お言葉に甘えて…」
「全然大丈夫だよ。おやすみなさい。」僕がベットに入ると渡辺はこちらに手を振って部屋から出ていく。なんだか、寂しい気持ちに覆われてしまう。暗くなった辺りを見渡すとここは渡辺の部屋だと分かる。じゃあ、渡辺はどこで寝るのだろう。そして、ここが女性のベットの上だと考えるとなかなか落ち着くことが出来ない。凄くいい香りがする。なんだろうか、この匂いが心を落ち着けてくれている気がする。僕はそのまま目を閉じた。
真っ暗闇の中僕はもがいていた。何も見えない。聞こえない。叫んだ。走った。何も変わらなかった。そんな時突然光がさした。それめがけて走った。段々光が近づく。光の正体が分かる。手が届く。掴める。掴む…
僕は目を開いた。そして驚いた。掴もうとしていた光が目の前にいたからだ。
「おはヨーソロー…起きた…?」というよりなんでここで寝ているのか。そして、何故こっちを見つめていたのか、何故渡辺の顔が赤くなっていってるのかなどなどの疑問が頭をめぐる。あと、おはヨーソローってなんだよ…!
「おはようございます」朝は弱い方なので頭が働かない。とりあえず、放置でいいかな…
「じゃあ、朝ご飯作ってくるね…」なんで、あいつはあんなに顔を赤くしていたのだろう。なんでもいいや…寝よう。眠い…
「秀介君!秀介君!起きて!もう8時だよ!」うるさいなぁ…朝は寝かせてほしいんだよ…
「あぁ…うぅ。」
「もう!朝ご飯できたよ!まだ、私も食べてないんだから。」先食べればいいのに…眠たい…眠たい…
「おぉん…ギャァア!」渡辺が馬乗りになってきた。困る。やっと頭が働いてきた。これはまずい。
「起きろ〜」とりあえず、返事しよう…
「はぁい!起きます起きまぁす!」間抜けな返事になったけど大丈夫なはず。渡辺がどいてくれたのでやっとの思いで起き上がる。渡辺が下の階のリビングへと向かったのでついて行く。
朝ご飯は味噌汁と白米に漬物そして玉子焼であった。僕はパンと牛乳を摂取しないようにしているので助かったが、朝からこの量を食べるのはきつい気がする。朝はお腹も空かないし頭も働かない。何も良いことがない時間なのだ。渡辺はそれに比べて朝から元気そうだ。昨日も俺より遅くに寝て、随分と早く起きて朝食を作っていたことがうかがえるため、ショートスリーパーなのだろう。僕のように頭の中でいらないことまで考えたり、すぐ心配に感じてしまう性格を持っていると睡眠時間は長くなってしまう。アインシュタインなんかもそうだったらしい。そういえば、特殊相対性理論が過去の高校入試で出たことがあるということを思い出した。何も、理解していないと解けないというわけではなかったのだが、、、さっきから渡辺が話していることを全く聞いていなかった。泊めて貰ってまでいるのに無視するのは耐え難い。ちなみに、無視するはneglectだと思い出す。
「、、、それでね、みんなでこっちの高校に来ることになったんだよ。善子ちゃんとか大丈夫かなぁ。不登校になっちゃったことがあってね、、」なるほど、統廃合になった経緯か、聞いてないように見えて軽く聞いていた僕はその経緯が大体理解出来た。女性の話は大抵要約するとそんなに多くの内容を話していない。スクールアイドルなるものをやっていたのか…それよりも不登校ってロシアが手に入れようと必死になっていた凍らない港の事かな…そんな訳ないのは分かっているがどうしても頭に浮かぶ。にしても、スクールアイドルか…自分の顔が全国に出るなんて僕は嫌だね。僕は基本自分の容姿以外には割と自信がある。偏差値は中学の頃から72から75ほどあったし、県内トップ校のうちの理数科学科でも真ん中より前を維持している。まぁ、天才なんだよなぁ…それでもって仮面ライダーシザース。世界は僕がまわしている。そうも思えてくる。が、人の心がないとよく言われる。そして、心が弱い。これはよく分かっている。昨日のように自分勝手に涙を流して人に迷惑をかけてしまう。そして、自分の容姿には全くの自信が持てない。だからこそ、アイドルなるものが苦手だった。自分の容姿に自信のあるナルシストの集まりだと思ってた。けど、彼女の話を聞くとどうやら僕の思い違いであることが何となく分かった。自分だけの輝きを求める。その姿勢は何となく僕の学習姿勢に近いものを感じた。そうやって人は何か光る能力とか輝く面とか輝く時を求めて努力している。その輝きの分野がただ、アイドルだっただけなんだと考えられた。そして、その一人一人の輝きを守るためにライダーやってると考えるとなんだか報われた気になる。おっと、また話を無視していた。
「、、じゃあ、今日買い物行こうよ!」おっと、これはまずい。女の子と外で遊ぶ。=デート…いつぶりだろう。女子と2人でデート僕はそんな経験ない。ただ、何となく断りずらい。そして、不思議と渡辺には普段感じる、女性に対する嫌な感じを受けなかった。これは、昨日の一件から渡辺に対する感情が変わったからだろうか。感情は因みにemotionでこれの形容詞のemotionalが有名なエモいの語源だったと思う。
「別にいいよ。」
軽く返事をしてしまった。ただ、なんだか渡辺と一緒にいるのは悪くない。
「ただ、服とか取りに家帰っていい?」
「了解!お家どこら辺にあるの?」
「ここらへんだよ。すぐ近く。自転車で5分もかかんないかな、、、」大体渡辺の家の位置は分かる。倒れたところの近くだろう。となると、耕太の家の近くだと思い出す。だと、大体5分ほどで家に着く。
「じゃあ、10時に私の家まで戻ってきてよ。」
今、9時なので充分な時間がある。
「了解」
僕は急いで家に帰り支度をする。
急いでシャワーに入る。
服とかは良いのがないので適当なものを選ぶ。
ピンクのシャツに黒のズボン紺色のジャケットに着替える。
単語帳を持つ。
イヤホンも持つ。
歯を磨く。
髪を整える。
テレビを見る。
時が経つ。
時間があまりないことに気がつく。
走って家を出る。
ギリギリ間に合う。
ざっとこんな感じの朝だった。これはいつも学校に行く時もそうなので、特に焦ったりはしなかった。ただ、今日は渡辺を待たせてしまったという罪悪感がある。
「ごめん。待った?」
まぁ、時間には間に合ったのだからそんなに待ってないだろう。
「30分くらい待ったかなぁ…」
僕に衝撃が走る。30って支度早すぎだろ…女性の苦手なところ第1位全てに時間がかかるを満たさない人がいるとは…自分の中で渡辺に対する印象が良くなるのを感じる。
「ごめん、、で、どこに行くの?」そう、僕はこの重要なことを聞くのを忘れていた。というより、朝話していたことはすぐに忘れてしまうので忘れてしまっただけだろう。
「近くの大型ショッピングモールに買い物に行くって言ったよね…」うん、、、聞いていなかった…まぁ、今把握出来たし問題はないだろう。ということで、徒歩にてショッピングモールへと向かう。